今、京都で評判の京友禅アロハシャツ・カットソーの「Pagong パゴン」。
その亀田富染工場をミモロは、見学させてもらうことに。
「じゃミモロちゃん、さっそく工場へ行きましょう」と、お友達の亀田富弘さんに連れられて工場へ。
(キャーステキな亀田さんが案内してくれるんだー、うれしいな!と、ちょっとドキドキしてるミモロです)
まずは、染料を調合する場所へ。
「へーここで染料を調合するの?」秤と分銅などが置かれた部屋を興味津々で覗きます。
染める素材によっても、その調合は異なるそう。
配色表に沿って、染めるのに必要な色の染料を調合。それは専門の職人さんのお仕事です。
わー素敵な女性の職人さん…「あ、見学ですか?あまりバケツに近づくと染まっちゃうから、気を付けてね」
「ハーイ、触らないようにします」と、染まると取れないミモロです。
工場の床や棚には、たくさんのバケツやボトルが。気を付けて歩いてね…
染めでは、色素が生地に定着するように、染料を糊を一緒に配合します。
「キャー、トロっとしてる。これが糊?」
一見みんな同じ色のように見える染料…でも職人さんには、色の違いは一目瞭然。
「じゃ、次は、型の倉庫を案内します」と亀田さん。階段から、工場の建物の上へと進みます。そこには、先が見えないほど、長い棚に積まれた型が並んでいます。
「わースゴイー!一体いくつあるんだろう?」「はっきり数えたことはないけど…かなり…」
アルミのフレームには、薄い布が張られ、そこに文様が浮かんでいます。
分業化されている染めの仕事。染める図案と色が決まると、それに従って型屋さんが、染めに必要な色の数だけ、型を起こします。色は多いもので20色以上。そうなると型の20枚作られます。そして染めも20回繰り返されることに。色が多いほど、手間がかかっているんですね。
「スゴイねぇー」とミモロは、ただ感心するばかりです。
ここに所蔵されて図案は、昔の着物図案などで、創業100年の「亀田富染工場」が大切に守り続けた図案です。
「では、次に、染めの現場を案内します」と。
「わー長ーい台!」遠くで作業する職人さんが小さく見えるほど、長くて、大きな台がミモロの前に。
作業をしていない台を見つけたミモロ。
斜めに傾斜した台を前に「広々した滑り台みたい…ちょっと遊んじゃおう」とミモロは、ちょっと乗ってみることに。「エーイ!」と勢いよく滑るつもりのミモロですが…
「あれ、滑らない…」
ミモロの体は、台にピタリとくっついたまま。「ワーン動けなくなっちゃったー」
この台は、布がキレイに張れ、歪まないように、表面に密着性が高い加工がされていたんです。
さて、染めの作業は、まさに職人技。生地にそって、型をピタリと移動させ、調合した染料を、手際よく伸ばし、染めて行きます。少しでも型がずれたら、色がずれてしまう、まさに熟練の技。
色は、まず輪郭のラインを染め、模様の中の薄い色から、濃い色の順で…次々に染められます。
これは、地色の薄紫色や葉などの部分が染め終わったもの。これからもっと色が加えられる途中の布です。
「これ何の型だと思う?」と亀田さん。
「えーわかんないー」「ちょっと横を見て…」「あ、鶴の模様の布の黒い地色を染める型だ!」「正解」
「この鶴の模様もいろいろな色が使われているから、それ色の数だけ、染めの作業が行われたんだースゴイねぇ」と。改めて感動するミモロです。「見せてもらって、よかったー」と、工場見学を終えて帰ろうとしたところに…。
「おやミモロちゃん…もう工場見学終わったの?」と、現在この「株式会社 亀田富染工場」の代表取締役の亀田和明さんが。
「ハイ、いろいろ見学させてもらいました。どうもありがとうございまーす」
そう、お友達の富弘さんは、息子さん。う、さすが親子よく似てる…二人ともすごくオシャレでカッコイイ!と、ひそかに思うミモロです。
現在社長を務める亀田和明さんは、さまざまな新しい素材や製品を開発中。これから、どんな素晴らしい品が登場するか楽しみです。京都のものづくり…その技術力の高さに、驚くばかりです。
*「Pagong パゴン」の商品やお店などの情報は、ホームページで。事前に予約すると工場見学も可能です。ぜひ一度、京都のものづくりの現場を見てみては?
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その亀田富染工場をミモロは、見学させてもらうことに。
「じゃミモロちゃん、さっそく工場へ行きましょう」と、お友達の亀田富弘さんに連れられて工場へ。
(キャーステキな亀田さんが案内してくれるんだー、うれしいな!と、ちょっとドキドキしてるミモロです)
まずは、染料を調合する場所へ。
「へーここで染料を調合するの?」秤と分銅などが置かれた部屋を興味津々で覗きます。
染める素材によっても、その調合は異なるそう。
配色表に沿って、染めるのに必要な色の染料を調合。それは専門の職人さんのお仕事です。
わー素敵な女性の職人さん…「あ、見学ですか?あまりバケツに近づくと染まっちゃうから、気を付けてね」
「ハーイ、触らないようにします」と、染まると取れないミモロです。
工場の床や棚には、たくさんのバケツやボトルが。気を付けて歩いてね…
染めでは、色素が生地に定着するように、染料を糊を一緒に配合します。
「キャー、トロっとしてる。これが糊?」
一見みんな同じ色のように見える染料…でも職人さんには、色の違いは一目瞭然。
「じゃ、次は、型の倉庫を案内します」と亀田さん。階段から、工場の建物の上へと進みます。そこには、先が見えないほど、長い棚に積まれた型が並んでいます。
「わースゴイー!一体いくつあるんだろう?」「はっきり数えたことはないけど…かなり…」
アルミのフレームには、薄い布が張られ、そこに文様が浮かんでいます。
分業化されている染めの仕事。染める図案と色が決まると、それに従って型屋さんが、染めに必要な色の数だけ、型を起こします。色は多いもので20色以上。そうなると型の20枚作られます。そして染めも20回繰り返されることに。色が多いほど、手間がかかっているんですね。
「スゴイねぇー」とミモロは、ただ感心するばかりです。
ここに所蔵されて図案は、昔の着物図案などで、創業100年の「亀田富染工場」が大切に守り続けた図案です。
「では、次に、染めの現場を案内します」と。
「わー長ーい台!」遠くで作業する職人さんが小さく見えるほど、長くて、大きな台がミモロの前に。
作業をしていない台を見つけたミモロ。
斜めに傾斜した台を前に「広々した滑り台みたい…ちょっと遊んじゃおう」とミモロは、ちょっと乗ってみることに。「エーイ!」と勢いよく滑るつもりのミモロですが…
「あれ、滑らない…」
ミモロの体は、台にピタリとくっついたまま。「ワーン動けなくなっちゃったー」
この台は、布がキレイに張れ、歪まないように、表面に密着性が高い加工がされていたんです。
さて、染めの作業は、まさに職人技。生地にそって、型をピタリと移動させ、調合した染料を、手際よく伸ばし、染めて行きます。少しでも型がずれたら、色がずれてしまう、まさに熟練の技。
色は、まず輪郭のラインを染め、模様の中の薄い色から、濃い色の順で…次々に染められます。
これは、地色の薄紫色や葉などの部分が染め終わったもの。これからもっと色が加えられる途中の布です。
「これ何の型だと思う?」と亀田さん。
「えーわかんないー」「ちょっと横を見て…」「あ、鶴の模様の布の黒い地色を染める型だ!」「正解」
「この鶴の模様もいろいろな色が使われているから、それ色の数だけ、染めの作業が行われたんだースゴイねぇ」と。改めて感動するミモロです。「見せてもらって、よかったー」と、工場見学を終えて帰ろうとしたところに…。
「おやミモロちゃん…もう工場見学終わったの?」と、現在この「株式会社 亀田富染工場」の代表取締役の亀田和明さんが。
「ハイ、いろいろ見学させてもらいました。どうもありがとうございまーす」
そう、お友達の富弘さんは、息子さん。う、さすが親子よく似てる…二人ともすごくオシャレでカッコイイ!と、ひそかに思うミモロです。
現在社長を務める亀田和明さんは、さまざまな新しい素材や製品を開発中。これから、どんな素晴らしい品が登場するか楽しみです。京都のものづくり…その技術力の高さに、驚くばかりです。
*「Pagong パゴン」の商品やお店などの情報は、ホームページで。事前に予約すると工場見学も可能です。ぜひ一度、京都のものづくりの現場を見てみては?
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