「京都の町って、ちょっと歩くと、素晴らしい庭園に出会えるね」とミモロ。
ミモロの住む、京都の東山エリアにも、平安神宮の神苑、青蓮院、知恩院、南禅寺などなど、たくさんの名園がある場所が。
その中のひとつが、明治・大正時代の元老、山県有朋が、明治27年から2年間掛け造営した、京都の別荘「無鄰菴」です。
敷地の大半を占める約3,135平米の庭園は、造園に才能をもつ山県有朋自身が設計、監督し、造園家、七代目小川治兵衛が、作庭に当たりました。

なだらかな稜線をもつ東山を借景に、疎水の水を引き入れ、滝と小川、池を配した池泉回遊式庭園です。
いっしょに来たお友達と一緒に、ミモロは、庭園の中の散策に。
「あ、滝」
「きれいなお水の小川…」
そして、みずみずしい緑の苔
「なんかフワフワした感じ…」あまりの美しさにミモロは、そっと苔に頬ずりを。

ここの敷地の形は、鋭角三角形で、尖がった部分から、次第に建物がある方向へと広がり、まさに自然の遠近法により、いっそう広々と見える庭です。
敷地内の建物は、木造2階建ての母屋。
そして、茶室とレンガ造りの洋館の3つ。
まずは、母屋に向かったミモロ。お座敷に上る縁側の前に大きな石に出会いました。
「すごく大きな踏み石…建物は一見簡素だけど、さすがこんなところに凝ってる…でも、上るのがちょっと大変…」。ミモロにとっては大きすぎる踏み石です。
座敷をめぐる縁側は、広々していて、ガラス窓越しに、春の陽光が注ぎます。

「ここからは、お庭がすごくよく見える…」お友達を並んで、しばしお庭の鑑賞を。

そして、最後に訪れたのは、明治31年に建てられた洋館。「洋館っていうけど、なんかお蔵みたい…」窓が少なく、白い壁の建物は、ホントに蔵のよう。でも、内部は、飾り気のない外観と違い、内部は、豪華な感じ。
1階は、現在、資料を展示するスペースに。
階段で、ミモロは、2階へ上がります。

2階の窓も、やはりお蔵のような感じ。
「あ、この窓には網がないなら、外の景色がよく見える…」
その窓は、お庭向きではなかったので、眼下には、近所の家の屋根が。
さてこの「無鄰菴」の洋館の2階には、江戸初期の狩野派による障壁画で飾られた部屋があります。実は、そこは、日露開戦の直前に、山県有朋をはじめ、伊藤博文、桂太郎、小村寿太郎の4人が、日本の外交方針を決める、歴史的な『無鄰菴会議』を行った場所です。
「知ってるー『坂の上の雲』に出てきた人たちだよねー。ここで日本の歴史は動いたんだー」と、テレビ好きのミモロ。
「そう思うと、ここってスゴイ場所なんだねぇー」と外の景色を眺めつつ、その当時の様子を想像するミモロです。
「無鄰菴」は、昭和16年に京都市に寄贈、現在は京都市の管轄に。昭和26年に、庭園が明治時代の名園として、国の「名勝」に指定されています。
*「無鄰菴」京都市左京区南禅寺草川町31 電話075-771-3909 9:00~16:30(入園可能)休園日:年末年始 入園料:400円 交通:地下鉄東西線「蹴上駅」徒歩7分 南禅寺の参道のすぐ近く。
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ミモロの住む、京都の東山エリアにも、平安神宮の神苑、青蓮院、知恩院、南禅寺などなど、たくさんの名園がある場所が。
その中のひとつが、明治・大正時代の元老、山県有朋が、明治27年から2年間掛け造営した、京都の別荘「無鄰菴」です。

敷地の大半を占める約3,135平米の庭園は、造園に才能をもつ山県有朋自身が設計、監督し、造園家、七代目小川治兵衛が、作庭に当たりました。

なだらかな稜線をもつ東山を借景に、疎水の水を引き入れ、滝と小川、池を配した池泉回遊式庭園です。
いっしょに来たお友達と一緒に、ミモロは、庭園の中の散策に。
「あ、滝」



「なんかフワフワした感じ…」あまりの美しさにミモロは、そっと苔に頬ずりを。

ここの敷地の形は、鋭角三角形で、尖がった部分から、次第に建物がある方向へと広がり、まさに自然の遠近法により、いっそう広々と見える庭です。
敷地内の建物は、木造2階建ての母屋。

そして、茶室とレンガ造りの洋館の3つ。
まずは、母屋に向かったミモロ。お座敷に上る縁側の前に大きな石に出会いました。

座敷をめぐる縁側は、広々していて、ガラス窓越しに、春の陽光が注ぎます。

「ここからは、お庭がすごくよく見える…」お友達を並んで、しばしお庭の鑑賞を。

そして、最後に訪れたのは、明治31年に建てられた洋館。「洋館っていうけど、なんかお蔵みたい…」窓が少なく、白い壁の建物は、ホントに蔵のよう。でも、内部は、飾り気のない外観と違い、内部は、豪華な感じ。
1階は、現在、資料を展示するスペースに。
階段で、ミモロは、2階へ上がります。

2階の窓も、やはりお蔵のような感じ。

「あ、この窓には網がないなら、外の景色がよく見える…」

その窓は、お庭向きではなかったので、眼下には、近所の家の屋根が。
さてこの「無鄰菴」の洋館の2階には、江戸初期の狩野派による障壁画で飾られた部屋があります。実は、そこは、日露開戦の直前に、山県有朋をはじめ、伊藤博文、桂太郎、小村寿太郎の4人が、日本の外交方針を決める、歴史的な『無鄰菴会議』を行った場所です。
「知ってるー『坂の上の雲』に出てきた人たちだよねー。ここで日本の歴史は動いたんだー」と、テレビ好きのミモロ。
「そう思うと、ここってスゴイ場所なんだねぇー」と外の景色を眺めつつ、その当時の様子を想像するミモロです。

「無鄰菴」は、昭和16年に京都市に寄贈、現在は京都市の管轄に。昭和26年に、庭園が明治時代の名園として、国の「名勝」に指定されています。
*「無鄰菴」京都市左京区南禅寺草川町31 電話075-771-3909 9:00~16:30(入園可能)休園日:年末年始 入園料:400円 交通:地下鉄東西線「蹴上駅」徒歩7分 南禅寺の参道のすぐ近く。

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