ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

上品な文様がステキ!京友禅アロハシャツとカットソーの「Pagongパゴン」。日本の文様を現代へ。

2012-04-23 | ものづくり

京都は、ものづくりの町。長い歳月をかけて培われた技術が、現代のライフスタイルに合うような品々を生み出すために、伝われている…それが現代の京都です。

ミモロが、ある日、出かけたのは、京友禅アロハシャツとカットソーのブランド「Pagon パゴン」です。

訪れたお店は、五条通にある本店。(祇園の辰巳神社のそばにも祇園店があります。)

「ワーカラフル!いろいろなものがいっぱいあるー」とミモロは、店内に入ると、並ぶ品々を楽しそうに見て行きます。
「最近のファッションって、黒やグレーなんか、モノトーンが多いよね。でもこういうカラフルなものを身に付けると、元気になる気がする…」

この「Pagong (パゴン)」は、大正8年に創業した京友禅の染屋が、その始まりとなる「株式会社 亀田富染工場」の自社ブランド。平成13年に友禅の着物生地で、1枚のアロハシャツを仕立てたのが、ブランド立ち上げのきっかけに。ご存じのように、アロハシャツは、ハワイに移民した日本人が、浴衣や着物で、シャツを作ったのは始まり。たった1枚作ったアロハシャツの評判がよく、翌年には、染工場の一角に、直営店をオープン。
それが、ミモロが訪れたお店です。

大正時代から続く「亀田富染工場」の蔵には、膨大な数の着物の図案が。さらに古布コレクターの持つ和柄など、素晴らしい日本のデザインは、時を経て、今、「Pagong」のアロハシャツやおしゃれなカットソーへと生まれ変わったのです。

「Pagong パゴン」とは、タガログ語で、海亀のこと。きれいな海に住む幸せを運ぶ亀です。大海原を自由自在に、泳ぐその亀のように、多くの人に日本の素晴らしい文化を伝えたいという思いがそこに。



そもそも友禅など、着物に用いられる模様には、四季折々の花鳥風月など自然をモチーフにしたものや、しあわせを願う吉祥文様なども多く見られます。昔は、身に付けるものには、邪気を祓い、運気を呼び寄せたいという思いも込めていたよう。

「エー着るもので、幸せが呼び込めるの?」とミモロは、いっそう熱心に品々を見て歩きます。

「アロハシャツって、ハワイで着るとピッタリだけど、日本で着るのって、なんかむずかしいよね…。これをさりがなく着こなせる人って、かなりのオシャレ上級者だね…でもステキ…」と。
海外ゲストが、求めるケースも多く、優れた日本のデザインは、海外で評判です。

アロハシャツは、男性向け。女性には、ブラウスのように着られるシャツタイプも揃っています。
「花柄のシャツって、とてもエレガントだよねー」

さらに、Tシャツ感覚で気軽に着られるカットソーなども、種類豊富。

ジャケットのインナーに、チラリと見えると、すごくオシャレですね。春のワードローブに、ぜひプラスしたいアイテムです。友禅などの和柄は、長い歴史を経たもの。時代を経ても、色あせることがない高いデザイン性を備えています。だから、流行に左右されず、ずっと着られるものなのです。

「ねぇ、このブラウス、すごく素敵!」
全面に花の模様が配された上品なブラウスは、パンツスタイルにもピッタリ。

最近のファッションは、無難な無地が主流のよう。でも、今年のファッショントレンドは、よりカラフルなもの。心がウキウキと弾むようなファッションで、ぜひ自分をもっとパワフルにしたいもの。

店内には、バッグやポーチなど、ファッション小物も多数。


「ねぇ、これなんかカワイイよー」とミモロは、ひとつずつ見て行きます。
「お気に入りのもの、見つかりましたか?」と、お店の素敵なスタッフが声を。


「あのねーいろいろたくさんステキなものがあって、迷っちゃうー」とミモロ。春だから、なにか新しい小物を持ってリフレッシュしたい…そう思っているミモロです。と、その時・・・・

「あ!ミモロちゃん、来てたんだー」と、お店に入ってきたのは、ミモロのお友達の亀田富弘さん。

「よかったら、特別に工場の中、案内するよ。興味ある?」と。「あるある!もちろん!」ミモロは、大喜びで、亀田さんの後に続きます。



*「Pagong パゴン」の店舗や商品などの詳しい情報は、ホームページをご覧ください。



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