毎月第4日曜日に上賀茂神社の境内で開催される「上賀茂手づくり市」のブースを覗いたミモロ。とても楽しくて、すっかり時間が過ぎるのも、忘れそうに。
やっと上賀茂神社を訪れた目的を思い出し、慌てて会場へと急ぎます。
ミモロが、この日、上賀茂神社を訪れたのは、「葵文化サロン」に参加するため。
月1度、開催される「葵文化サロン」は、NPO法人「葵プロジェクト」が企画、運営する京都の文化や歴史を、その専門家から、いろいろなお話を伺う文化講座です。
そもそも「葵プロジェクト」は、上賀茂神社の「葵の森」の再生をめざすと共に、さらにその活動を通して、日本の文化や歴史を理解し、次の世代へと伝承することを目的に生まれたもの。
上賀茂神社は、5月に行われる「葵祭」で知られている神社ですが、その祭りでは、行列に参加する約500人の人たちが、葵の葉を身に付けるのが習わしです。そのために毎年、なんと約1万枚の葵の葉が必要だそう。
「葵プロジェクト」では、葵の株分けを行う「葵の里親制度」を推進しています。自宅で葵の株を育て、翌年、育った葵の一部を森に戻し、さらに1年後、伝統の葵祭に活用するというもの。間接的に、あの歴史ある葵祭を支援できる、すてきな制度です。(興味のある方は、ぜひご自宅で葵を育ててみませんか?)
さて、この日の「葵文化サロン」のテーマは、「平安京以前の京都ー賀茂別雷神社と賀茂御祖神社のことー」。京都市歴史資料館長・京都産業大学名誉教授の井上満郎先生のお話を伺いました。
会場には、50人を越す大勢の方が参加。ミモロも、一番前の席でお話を伺います。
「平安京ができる前から、上賀茂神社はあって、地元の人たちからの信仰を集めていたんだって…。その当時は、この辺りは、すごい田舎だったんだねー。へえー知らなかった」井上先生のお話を聞きながら、熱心に資料に目を通すミモロです。
毎月、異なったテーマで開催される「葵文化サロン」。次回は、「現代人は『能』にどう向き合えば良いか」をテーマに、能楽研究者・大阪大学名誉教授 天野文雄先生のお話です。5月27日13:30~15:30 定員20名(先着順)受講料:1500円(「葵文化サロン」係まで、メール info@afui.jp で申し込みます)
*「葵プロジェクト」の詳しい情報は、ホームページをご覧ください。
お話を伺った後は、参加者と先生の懇親会が。まだまだ先生にお話しを聞きたい方が、熱心に質問を。ミモロもそばで耳を傾けます。こういう内容が深い講座があるのも、地元京都ならでは…。
会場には、ミモロもおつきあいがる「NPO法人京都観光文化を考える会・都草」の方々の姿も。この会は、もともと京都検定1級を取得した人たちが中心になって生まれたもの。だから、メンバーさんは、もちろん皆さん京都通。
「あ、ミモロちゃんも来てたんだね…」と声を掛けてくださったのは、その都草の坂本理事長。
いつもミモロに、京都のいろいろなお話をしてくださる、やさしい理事長さんです。
会場に用意されて飲み物や食べ物の中に、ミモロは、葵の模様が付いた御菓子を見つけました。
これは「京菓匠 鶴屋吉信」製の上賀茂神社オリジナルの品。「なんかありがたさも、ひとしお…食べるの申し訳ないみたい…」と、ちょっと食べるのを躊躇したミモロですが、気づくと、しっかり食べ終わっていました。「あーおいしかったー」
「お話、興味ありましたか?『葵文化サロン』では、これからも、いろいろな企画をやってゆくので、参加してね。そうだ、ミモロちゃんも葵を育ててみない?お水を切らさないようにすれば、大丈夫よ」と、いつも素敵な高瀬川さん。「葵プロジェクト」の事務局の方。
花を育てるのが上手なミモロ。「今、ベランダのお花の植え替えをするとこなんで、葵をお迎えできると思います…」と。
そろそろ帰ろうとした時に、お目に掛ったのは、「葵プロジェクト」の事務局長であり、上賀茂神社神職の村松さん。「ミモロちゃん、また『葵文化サロン』に来てくださいね。5月15日は、葵祭です。行列を見たことありますか?お祭りは、その日だけでなく、さまざまあるんですよ。それもぜひ…」と、
京都三大祭のひとつの「葵祭」。15日の斎王代女人行列「路頭の儀」に向けて、神社では、5月になると、さまざまな祭事・神事が営まれます。「どんなお支度するのかな?」と、昨年、すでに行列を見たミモロは、興味津々。
「葵祭」が始まると、京都は、夏に向かい、次第に準備を始めます。
*上賀茂神社では、5月4日に「斎王代女人行列御禊神事」、5日には「賀茂競馬競馳(かもくらべうまきょうち)」などが行われます。詳しくは、「上賀茂神社」のホームページで。
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やっと上賀茂神社を訪れた目的を思い出し、慌てて会場へと急ぎます。
ミモロが、この日、上賀茂神社を訪れたのは、「葵文化サロン」に参加するため。
月1度、開催される「葵文化サロン」は、NPO法人「葵プロジェクト」が企画、運営する京都の文化や歴史を、その専門家から、いろいろなお話を伺う文化講座です。
そもそも「葵プロジェクト」は、上賀茂神社の「葵の森」の再生をめざすと共に、さらにその活動を通して、日本の文化や歴史を理解し、次の世代へと伝承することを目的に生まれたもの。
上賀茂神社は、5月に行われる「葵祭」で知られている神社ですが、その祭りでは、行列に参加する約500人の人たちが、葵の葉を身に付けるのが習わしです。そのために毎年、なんと約1万枚の葵の葉が必要だそう。
「葵プロジェクト」では、葵の株分けを行う「葵の里親制度」を推進しています。自宅で葵の株を育て、翌年、育った葵の一部を森に戻し、さらに1年後、伝統の葵祭に活用するというもの。間接的に、あの歴史ある葵祭を支援できる、すてきな制度です。(興味のある方は、ぜひご自宅で葵を育ててみませんか?)
さて、この日の「葵文化サロン」のテーマは、「平安京以前の京都ー賀茂別雷神社と賀茂御祖神社のことー」。京都市歴史資料館長・京都産業大学名誉教授の井上満郎先生のお話を伺いました。
会場には、50人を越す大勢の方が参加。ミモロも、一番前の席でお話を伺います。
「平安京ができる前から、上賀茂神社はあって、地元の人たちからの信仰を集めていたんだって…。その当時は、この辺りは、すごい田舎だったんだねー。へえー知らなかった」井上先生のお話を聞きながら、熱心に資料に目を通すミモロです。
毎月、異なったテーマで開催される「葵文化サロン」。次回は、「現代人は『能』にどう向き合えば良いか」をテーマに、能楽研究者・大阪大学名誉教授 天野文雄先生のお話です。5月27日13:30~15:30 定員20名(先着順)受講料:1500円(「葵文化サロン」係まで、メール info@afui.jp で申し込みます)
*「葵プロジェクト」の詳しい情報は、ホームページをご覧ください。
お話を伺った後は、参加者と先生の懇親会が。まだまだ先生にお話しを聞きたい方が、熱心に質問を。ミモロもそばで耳を傾けます。こういう内容が深い講座があるのも、地元京都ならでは…。
会場には、ミモロもおつきあいがる「NPO法人京都観光文化を考える会・都草」の方々の姿も。この会は、もともと京都検定1級を取得した人たちが中心になって生まれたもの。だから、メンバーさんは、もちろん皆さん京都通。
「あ、ミモロちゃんも来てたんだね…」と声を掛けてくださったのは、その都草の坂本理事長。
いつもミモロに、京都のいろいろなお話をしてくださる、やさしい理事長さんです。
会場に用意されて飲み物や食べ物の中に、ミモロは、葵の模様が付いた御菓子を見つけました。
これは「京菓匠 鶴屋吉信」製の上賀茂神社オリジナルの品。「なんかありがたさも、ひとしお…食べるの申し訳ないみたい…」と、ちょっと食べるのを躊躇したミモロですが、気づくと、しっかり食べ終わっていました。「あーおいしかったー」
「お話、興味ありましたか?『葵文化サロン』では、これからも、いろいろな企画をやってゆくので、参加してね。そうだ、ミモロちゃんも葵を育ててみない?お水を切らさないようにすれば、大丈夫よ」と、いつも素敵な高瀬川さん。「葵プロジェクト」の事務局の方。
花を育てるのが上手なミモロ。「今、ベランダのお花の植え替えをするとこなんで、葵をお迎えできると思います…」と。
そろそろ帰ろうとした時に、お目に掛ったのは、「葵プロジェクト」の事務局長であり、上賀茂神社神職の村松さん。「ミモロちゃん、また『葵文化サロン』に来てくださいね。5月15日は、葵祭です。行列を見たことありますか?お祭りは、その日だけでなく、さまざまあるんですよ。それもぜひ…」と、
京都三大祭のひとつの「葵祭」。15日の斎王代女人行列「路頭の儀」に向けて、神社では、5月になると、さまざまな祭事・神事が営まれます。「どんなお支度するのかな?」と、昨年、すでに行列を見たミモロは、興味津々。
「葵祭」が始まると、京都は、夏に向かい、次第に準備を始めます。
*上賀茂神社では、5月4日に「斎王代女人行列御禊神事」、5日には「賀茂競馬競馳(かもくらべうまきょうち)」などが行われます。詳しくは、「上賀茂神社」のホームページで。
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