ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

石山寺のお餅つき。今年もお手伝いに出掛けたミモロ。御供えするたくさんのお餅

2013-12-27 | 祭事・神事・風習

12月26日、朝からミモロは、ハリキッテいます。9時30分に到着したのは、滋賀県大津の石山寺。
 
ミモロは、毎年、この日にお餅つきのお手伝いをしていて、今回で3回目に…。

「あーもう始まってるー」ミモロがお寺に着いたときには、すでにお餅つきの真っ最中。
お寺の方やご近所の方々が、毎年行う、お寺の大切なお仕事のひとつです。お餅つきは、男衆の仕事。女衆は、お餅を丸め、鏡餅や小餅を作ります。家から、すでにエプロンと三角巾を付けてきたミモロは、リュックと襟巻を置いて、手を洗ってから、女衆の輪の中に加わります。すでに3回目のミモロ「おはようございまーす。今年もよろしくお願いしま~す」とみなさんにご挨拶。「あ、ミモロちゃん、今年もよろしくね~」と、すでに顔なじみの方から。「はい、がんばりまーす!」と、さっそつき立てお餅を丸めます。
「う、早い…」1年ぶりの作業…ミモロは、まだみんなの作業スピードについてゆけません。
「こうやって、お餅の後ろ側や横もきれいにねー。片栗粉が付きすぎないように、余分な粉は、落としてねー」と、丸め方のアドバイスを…。「なるほどー。こうするのねー」と、お餅を丸めるコツを学びます。
ひと臼のお餅は、8個、10個など、御供えする場所によって分けられます。つきたてのお餅は、温かく、まさにモチモチ。

お餅つきは、昼ごろまで続きます。「あと何臼ですか?」とミモロは、お餅つきの人に尋ねます。
「そうねー後、10は、あるねー」と。石山寺は、本堂だけでなく、さまざまな場所に仏様をお祀りしているので、そこに御供えするお餅は、もち米で約120キロ、臼にして50基を越える数に及びます。「もうすぐ、次のお餅がつきあがるから、待っててくださいねー」と
ミモロは、片栗粉をまぶした桶の前で、お餅を待つことに…。
さぁ、お餅がつきあがりました。再び、みんなで急いで、丸める作業に入ります。
「ヨイショ、ヨイショ…」ミモロも小さなお餅を一生懸命丸めます。小さなお餅は、ミモロにとっては、扱いやすいよう、なかなか手際よく丸めています。「ミモロちゃん、上手になったねー」と、やっと作業に馴れて来た頃、
「はい、お疲れ様でした…おしまいでーす」「なんか、今年は、早く終わっちゃった気がするー」と。3回目で馴れたせいかもしれません。

「みなさん、今年もありがとうございます」と、石山寺の座主さまの鷲尾遍隆さん。どこにいくつお餅を用意するか、餅つきの間、数の管理をなさっていらっしゃいました。「ミモロちゃんもお疲れ様。お餅食べて行ってくださいねー」とお言葉を…。
「はい、遠慮なくー」お餅丸め作業を終えたミモロは、全身粉だらけ…。あれ、お顔にまで粉がついてます。がんばったねーミモロ…。
作業の後のお楽しみ…つきたてのお餅をいただきます。
  
「美味しそう…」あんこ餅、からみ餅、きなこ餅の3種類のお餅がテーブルに。「やっぱりつきたてのお餅は格別だよねー」と、次々に食べ進めるミモロです。

お座敷には、みんなで丸めたお餅がズラリ…。
   
12月30日には、本堂などにお餅が飾られます。石山寺は、お餅を何段にも重ねる、古式スタイルの御供えです。そのため、鏡餅のお餅もひとつひとつの大きさは、それほど大きくなく、薄めに作られます。
「美味しそう…」お餅を見つめるミモロの目がキラリ…。そっちは食べちゃだめ…。仏様のでしょ!

今年も石山寺のお餅つきのお手伝いをしたミモロ。やり終えた達成感からか、満足そうな表情で、お寺を後に…。
  

みぞれが降りだした午後、寒さもいっそう厳しいものに…。でも、お餅でお腹いっぱい、そしてみんなと一緒に今年も作業できたことに感謝しながら歩く参道は、寒さも心地よく感じられます。元旦になれば、大勢の参拝客がやって来る参道も、今は、静寂が包んでいました。

*「石山寺」の詳しい情報はホームページで…。       

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特許庁 商標登録第5628481号 copyright2010Sea Hawk Japan co.,ltd.Allrights resvered.
コメント (2)
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