12月14日は、ミモロは、朝から本当に忙しく動き回りました。午前中、「本妙寺」の「義士祭」でお詣りをし、その足で、岡崎公園の「平安楽市」を見て廻り、午後は、ミモロが会員になっている「京都観光文化を考える会・都草」の忘年会に出席しました。


「ミモロちゃん、いらっしゃいーお席決めるから、一枚引いてねー」と、事務局の方に促され、くじ引きのように席の番号を書いた紙を引きます。
すでに会場内は、大勢の会員の方がテーブルに。




「やっとご飯が食べられるー」と、テーブルに運ばれるお料理を次々に平らげるミモロでした。


さて、「京都観光文化を考える会・都草」は、京都商工会議所の主催で、平成16年に始まった「京都・観光文化検定試験」(通称:京都検定)で、京都通と認定された人をはじめ、京都の歴史や文化などを学ぼうとする人たちの集まって、平成19年にできたNPO法人です。活動は、年々拡大し、京都の観光。文化の振興と啓蒙、地域活性化に寄与しています。
「ここにいる人たちのほとんどが、京都検定の1級に合格した人たちなんだよー」と、ミモロは、尊敬のまなざしを向けます。ミモロ自身は、まだ京都検定に参加していないのです。




「だって、すごーくむずかしいんだよー」と、ある日、問題集を見て、ビックリ。
例えば、平成24年の1級の問題を見ると・・・
・京の師走の風物詩、南座の顔見世のまねき看板には、出演者の名前が墨書されている。その書体は何か。
正解:勘亭流
・歌道の冷泉家では、月次歌会など王朝以来の貴重な行事を今に伝えているが、その中で公家の七夕行事は、何か。
正解:乞巧奠(きっこうてん)
「エーこんな事知らないー。それに漢字書けないー」と、ミモロは、お手上げ。全く無理…。すべて記述式なので、漢字が正確に書けないと、正解になりません。
さらに、150~200文字での記述問題もあるんです。
問題の範囲は、京都の歴史、文化、建造物、庭、習慣、ならわしなど、あるゆるものに及びます。しかも、1級は、80%の正解が、合格ラインだとか…。
3級の合格率は、73%、2級は45%、そして1級は、なんと15%ですから、そのむずかしさがわかります。
「どうやって勉強するんだろ?」とミモロ。
会員の方に伺うと、まずは、「公式テキストブック」(淡交社刊)の内容をしっかり頭にいれること。そして実際にお寺や神社を見ることが大切だとか…。
「このごろ文字書くのワープロばかりだから…漢字わすれちゃったー」とミモロ。
何度も、文字を書いて覚えることが大切だとか…。中には、腱鞘炎になったという人もいるほどです。
ミモロのように、京都検定を受けていない人も会員になれます。そして、会が主催する講演会や講座、町歩きや歴史探訪の体験講座にも参加でき、検定合格に役立つとか…。
都草では、美化活動などのボランティア活動も盛んで、ミモロも、ときどき参加しています。


「京都のお寺や神社をお掃除できるって、面白い…。お友達もやってみたいって…。京都に暮らしてるって実感できるよねー。お掃除が終わると、お寺や神社で、普通は見れないところが見学できたり、詳しく説明が聞けたり、楽しんだよー」と、ミモロは、頭より、体を使う活動の参加者です。
「ミモロちゃんも、京都検定受けたら…」「え~覚えられないむずかしい漢字…」と、記憶に自信のないミモロです。
1級は、まずは、2級に合格しないと受験できません。まずは、四択問題が中心の2級や3級から…。
「ホント、みんなスゴイ勉強家さんだねー」と、ミモロは、感心してばかり。しかも、失礼ながら、決して若いとは言えない年齢。「ボケ防止にも、いいんですよー」と。確かになにかを学ぶことに、年齢は関係ありません。
都草の会員さんは、その豊富な知識を、京都御所の案内やガイド、修学旅行生への歴史・文化のお話会など、さまざまな観光ボランティア活動に発揮して、京都の観光・文化振興に尽くしています。
京都好きなら、その知識を確かなものにするため、一度は、京都検定を受験してみるのもいいかも…。
ミモロは、どうするのー?「う~ん、いつかねぇー」と、人には勧めても、なかなか腰をあげないミモロでした。
*「京都観光文化を考える会・都草」の詳しい情報は、ホームページで。入会申し込みもインターネットで可能です。年会費は、3000円。

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