12月になると、京都でもあちこちにクリスマス飾りなどが見られます。もちろん東京や神戸のように町全体が、クリスマスムードというほどではありませんが…。四条通にも、クリスマスリースが見られます。
「あ、クリスマスツリーとサンタクロースだー」と、河原町通を歩いていたミモロが足を止めます。
どれどれ…ウィンドーを覗くと、ありました・・・。

「ちょっと入ってみようよー」とミモロは、和装小物の専門店「きねや」へ。


松下さんとミモロは、お友達。「秋の写真展ではお世話になりましたー」と。そう、今年の秋に神宮道のお店を会場に「ミモロの世界ー大好きなクラフト作家さんといっしょー」という写真展を開催しました。
「わーかわいい帯留めがたくさん揃ってるー」




ネコやウサギやテディーベアを象った愛くるしい帯留めです。水牛の角を素材に、ひとつひとつ手彫り仕上げた帯留め。「かわいいなぁーお着物にも、こういうカワイイもの付けてもいいんだー」と、じっと見つめるミモロです。
和服というと、ついキッチリ決めないと…と思いがち、でも、こんなカワイイ物を付けると、着物を着るのがたのしくなりそう。
このお店は、帯留めの種類が豊富。祇園、先斗町、宮川町などの芸妓たちをはじめ、和服を着る、おしゃれで粋な方々が贔屓にする和装小物屋さん。見てるだけで、楽しくなるユーモアのある作品は、大人の女性の遊び心を感じさせるもの。
「帯留めや半襟などでオシャレするのって、すてきだねぇー」と、ミモロも憧れるスタイルです。
「あのーこれも…クリスマス?」

「そう、クリスマスツリーが染められた帯揚げです。期間限定で作られているんですよ」と。
シルクの帯揚げには、楽しいクリスマスの絵柄が、散りばめられています。
「ミモロちゃんが、写真展をやった神宮道の岡崎店で染めていますから、見学してきたら…」
ということで、ミモロは、さっそく時間を作って、「きねや岡崎店」へ出掛けます。


帯揚げは、あらかじめクリスマスツリーを全体に染め抜いたものに、ステンシルのやり方で、染料を筆でおいてゆきます。

「今回は、プラスチックのテンプレート(型板)でやってるのー」

「ミモロちゃんもやってみる?」「えーいいの~」と、ちょっとだけ体験を…。


「えーとやさしく染料を置くように…」「こんな感じ?」「そうそう…」
真剣に見つめながらの作業です。
「ほら、できたー」

赤や緑、黄色など、クリスマスらしい色合いで染められてゆく絵柄。同じ模様も、地色によって印象も異なります。

「和服にクリスマス模様・・・なんかとっても京都っぽい感じ…」
わずかな期間だけしか着用できないものだけに、おしゃれはいっそう際立ちます。
「クリスマスパーティーに着物で行くとき、すごーくオシャレだよね~。ドレスじゃなくて、お着物で、クリスマスのデザインの小物使いしていたら、目立つよねーきっと…」と、ミモロは、自分で身に付けた姿を想像しているよう。
「クリスマスプレゼントにサンタさんくれないかなぁー。あ、サンタさんじゃ、クリスマスに間に合わない、来年になっちゃう…」
サンタさんを期待せず、ご自分のクリスマスプレゼントに、クリスマス前に、おすすめです。
*「きねや」のホームページからも、お取り寄せが可能です。ぜひ、覗いてみて下さい。

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