岡崎エリアから下鴨エリアにお引越しをして、1か月が経ちました。ミモロもようやく新しい住まいやご近所にも馴れてきたよう。いっしょにお引越しした植物たちも、新たな環境への適応を示しています。
「この榊、なんか蕾があるみたい…」
1か月前に植え替えたサカキやマンリョウも、順調に育っています。
「少し大きくなったみたい…」
鉢を大きくした榊も、ずいぶん背が伸びました。この榊は、奈良の三輪大社に参拝した時、神社で販売されているお山で育った小さな苗を育てているもの。
「これも大きくならないかな~」と、新たに育て始めたのは、ベランダの目隠しにしたい杉系の木です。
残念ながら、ミモロがどんぐりから育てた椎の木の苗は、枯れてしまいました。
でも、その鉢には、また小さな芽が出てきました。
ミモロなに植えたの?「う~ん、忘れちゃった~」種があると、鉢の中に埋めるミモロ。いったいなんの実を植えたのやら…。
ともかく小さな芽が出たので、大切に育てることにしました。
そして、これも新しい仲間…まだ弱々しい感じの葵です。
この葵は、上賀茂神社で購入したもの。
葵祭には欠かせない葵の葉。祭りには1万本以上の葵が使われます。
かつて神社の境内などで、よく見られた葵は、近年、見ることが少なくなり、そのため、有志の方々が葵の育成活動「葵プロジェクト」を立ち上げ、小学校や公共施設などで広く育成するとともに、多くの方に、育成への協力を促しているのです。
1鉢1000円で、上賀茂神社で販売されている葵。それを家に持ち帰り育て、株が増え、大きくなった葵を再び神社に返却します。
祭事に適した大きさの株は、祭りの飾りに使われ、ほかの株は、神社の境内に移植されるのです。
葵は、水を好む植物。育てるポイントは、水を切らさないこと。植木鉢の土の表面が乾いたら、水をたっぷり与えます。
「あんまり、日当たりが良すぎてもダメなんだって~」夏の時期、強い西日などに長く当てると元気がなくなるそう。
「こんな風に、いっぱい葉っぱが増えるといいなぁ~」と
それには、2年ほどはかかりそうです。日陰でも育ちやすく、また寒さにも強い葵。
「いつか神社にミモロの育てた葵、持ってゆくんだ~」と、それを楽しみにするミモロです。
ぜひ、京都に来たら、葵の鉢をおうちに持って帰り、育ててはいかがでしょ。
京都では、平たい鉢に緑の苔と共に葵を植えている方が多く、なかなか風情があります。
*NPO法人「葵プロジェクト」事務局の詳しい情報は、ホームページからどうぞ
さて、今、ミモロが葵栽培と共に毎日楽しみしているのが、アゲハの幼虫です。
ミカンの木に、毎年、アゲハがやってきて卵を産み付けています。それは下鴨にお引越してからも、目ざといアゲハがやってきて、卵を葉に生んでいきました。
始めは、3ミリほどの黒い幼虫。しばらくするとかなり1センチ以上に…。
黒い体が、青味を帯びてくると、青虫へと変化します。
それから、食欲旺盛にミカンの葉を食べ、ぐんぐん大きくなって、3センチ以上になるころに、突然、動きを止めて、気づくとサナギになっています。そして、やがてアゲハ蝶になって、飛び立ってゆくのです。
「ミカンの木も大きくなったから、葉っぱたくさん食べてもいいよ~」と、毎朝、青虫に声を掛けていたミモロ。
昨日、いつものようにミカンの木を見に行ったミモロ「わ~いない…どこに行っちゃたんだろ?」と大きな声を出して、慌てています。
ミカンの葉を裏返したり、青虫を探しますが、その姿は忽然と消えています。
「あ、もしかして…」ベランダのあちこちに、鳥のフンを見つけました。
「きっと鳥に食べられちゃたんだ~」と、他の小さな黒い幼虫の姿も消えて、成長を楽しみしていたミモロはがっかり。
「わ~ん、かわいそう…」と涙ぐんでいます。
以前も同じようなことがありました。下鴨でもスズメやもっと体の大きな鳥が、ミモロのベランダに遊びに来て、さえずっていることが…。
これも自然の摂理…。鳥たちのエサになってしまったようです。
「また、アゲハさん、卵産みに来ないかなぁ~。今度は、ミモロ、鳥が来ないように見張ってるから…」と。
本当に野鳥は、目ざとく、ミモロのベランダをよく見ているようです。岡崎にいた頃も、マンリョウとセンリョウの実を食べられてしまいました。「ほかにもっとたくさん実が付いてるところあるのに…なんでミモロの鉢を狙うの!プンプン」と、怒っていたミモロです。
「でも、スズメさんも好きだしなぁ~」と、どうしたら、みんながハッピーになれるのか、悩むミモロです。
自然豊かな京都、もうすぐ蛍も飛ぶ季節に…。
「今年は、下鴨神社行ってみよう…」6月に入ると、糺の森に蛍がはなたれ、「蛍火の茶会」が開催されるそう。
「夜のお散歩でも見られるみたい…」楽しみにするミモロです。
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