京都の台所「錦市場」は、毎日、大勢の観光客が訪れる人気のスポットのひとつです。

最近は、地元の人より、観光客の方が多いとまで言われ、その賑わいは、身動きができないことも…。
「でも、新鮮なお魚なら、やっぱりここがいいなぁ~」と、町に出るたびに、魚好きのネコのミモロが立ち寄るのは、錦市場の通りが、柳馬場通と交差する近くにある「鮮魚 木村」です。


江戸時代から続くという錦市場の中でも、老舗。朝は、もっぱら市内の料亭や有名仕出し屋さんなどに、鮮魚を卸し、午後になってから、店先に小売の品々が並びます。「ミシュランの三ツ星の料亭にもお魚納めてるんだって~」とミモロ。
ミモロが訪れた時には、お店の前には、瀬戸内海や日本海、九州などから水揚げされた、初夏の魚介類が並んでいました。



甘鯛、タコ、あわびなど、旬の品々がずらり。「なんか動いてる…」ミモロの目が光ります。

「それ美味しいですよ~」とお店の方。

連日、大勢訪れる観光客に人気なのは、すぐに食べられる品々。

「あ、ミモロちゃんいらっしゃい~お久しぶり~」と、すでにお店の方とは顔なじみのミモロです。
最近、このお店で特に人気なのが、カルパッチョ。鮮魚を串刺しにしたもので、醤油やオイル漬けなど、すでに下味が付いていて、その場で気軽に食べられるもの。

「いろんな種類がある~」

「あの~このまま食べられるんですか?」とミモロ。

「はい、もちろん、そのままでもいいですし、レモンの絞り汁をかけると、いっそう美味しいですよ~」とお友達の店の方。

「へぇ~レモンかけるのー」と、お友達が手にするレモン絞りに、興味津々。
ミモロが、品選びに悩んでいるそばから、次々に串が売れてゆきます。
鱧には、梅のたれをかけて…。300円くらいで、1本食べられるカルパッチョは、海外観光客にも大人気。
「わ~次々お客さんが来る~」もっとお話ししてたいけど、お邪魔になりそうなので…。
「あ、これすごくお得…美味しそうだよ~青魚って、健康にいいんだってよ~」と、ミモロ。

小さなイワシがお皿の上に…。確かにネコが好きそうな品…。
これは、生姜を入れてお醤油で煮付けたり、つみれ団子を作ったら、美味しそう…。
でも、今日は、買えない…
結局、まだ、立ち寄るところがあるので、後でお家で食べるものということで、焼鯖寿司2個入り、250円を購入したミモロ。
「え~今度、カルパッチョも食べたい~」と…。はい、じゃ、また今度ね~。
「やっぱり錦のお店は、魚の種類が多いね~それにすごく新鮮だし~」
魚好きのミモロにとって、魚屋さんは、パラダイスなのでした。
錦市場は、昔より、すぐに食べられる食材やイートインを設けたお店が増えています。
観光客にとっては、うれしいことかも…。でも、昔ながらの市場の風情が消えているとの地元の声も少なくありません。
時代と共に、その姿を変える「錦市場」。
「でも、いつ行っても、活気があって、楽しいよね~」とミモロ。
食いしん坊には、魅了的な通りであることに、変わりはないようです。
*「鮮魚 木村」京都市中京区錦小路通柳馬場西入ル中魚屋町486 075-221-1639 8:30~18:00 日曜・祝日休み 品が店先に揃うのは、お昼すぎから…

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