12月2日まで開催される「2018京都秋の特別公開」。この日、ミモロは、鹿ケ谷の「霊鑑寺(れいかんじ)」を訪れました。
「ここだよ~」
鹿ケ谷の「安楽寺」や「法然院」にほど近い「霊鑑寺」は、通常は非公開寺院で、春の椿の時期と秋の紅葉のシーズンに特別公開されています。
公開が開始される朝10時に門前に到着したミモロ。「朝は、人がまだ少ないから、のんびり過ごせるね~」と。
門から紅葉がミモロを迎えてくれました。
「秋に訪れたのは初めて~。春の椿は、すごくキレイだったよ。でも、秋も風情があって素敵~」とお庭を鑑賞。
ここは、臨済宗南禅寺派の尼門跡寺院で、歴代の皇女さまが出家し、ここでその生涯を過ごされた場所。「谷の御所」とも呼ばれる門跡寺院らしい雅さが漂う寺院で、狩野派による襖絵などいたるところに御所を思わせる豪華が設えが見られます。
承応3年(1654)に後水尾上皇の皇女、多利宮が開基とされる寺院で、後西天皇の御所などを拝領し、現在の場所に・・・。ご本尊は。如意輪観音。その厨子の前にかかる幕には、皇室の菊のご紋章と徳川家の三つ葉葵の紋が施されています。後水尾上皇の奥さんは、徳川将軍秀忠の娘和子。徳川家がさまざま支援を行っていることがわかります。
後水尾上皇の皇女は、他にも7歳ぐらいで御所を離れ出家し、尼門跡寺院で生涯を終えた人が多くいらっしゃいます。
「すごく豪華なお住まいだけど、ママと離れて暮らすの寂しいね~」とミモロ。特別公開では、出家した幼い皇女さまが、遊んだ双六や愛した人形なども公開されています。その中に、かわいい子犬の人形も…「きっと抱っこしたり、首に綱つけてお散歩ごっこしたんじゃないの~」と想像するミモロです。
30人以上いらっしゃる後水尾上皇の皇子と皇女。その多くは、幼くして命を落としたり、また出家なさっています。
「みんなどんな気持ちで、お寺で過ごしたんだろうね~」。ここには、開創以来、歴代の皇女さまが尼門跡として暮らしています。
ミモロは、山裾に広がる回遊式庭園を巡ります。
「ヨイショ~」苔の美しい石段を上ります。
「わ~キレイ~」緑の苔の上に散った花びらは、侘助の一種。ここは30種類以上の椿が庭に植わっています。
「紅葉もキレイ~」もう少したてば、もっと色づくはず…
「来週くらいが見ごろかも~」
「朝の開門と同時に入るのおすすめだね~」静かな庭をゆっくり眺められる貴重なひとときです。
*「霊鑑寺」京都市左京区鹿ケ谷御所の段町 交通 市バス「錦林車庫前」から徒歩10分。公開は、12月2日まで10:00~16:00受付
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