ミモロは、ある日、三条通にある「京都文化博物館」で行われている特別展「華ひらく皇室文化ー明治宮廷を彩る技と美ー」を見に行きました。これは「明治150年記念」と「京都文化博物館30周年記念」で企画されたもの。
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館内は撮影禁止ですが、ミモロは特別に許可をいただき、閉館時間間際に撮影しました。
3階、4階の展示スペースには、江戸末期から明治にかけて皇室文化を彩った品々が展示されています。
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「ここにある品々は、宮廷で使われていたんだって~。さすが立派なものばかりだね~」と、美しい品々に見惚れます。
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皇室に納められる品々は、その当時の最高の技術をもって作られたもの。陶芸、彫刻、漆器、七宝、織物など、すべてが最高を極めています。
京都御所などにいらした孝明天皇の女御であった英照皇太后が、愛用された品々も…。すべて作家や職人たちの技術の粋が集約された作品です。
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「ミモロちゃん、これよく見て~うさぎさんたちががんばってるでしょ?」と、博物館の方。
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こちらも英照皇太后所用の銅製の花瓶。うさぎが、鼓を支えている形。そのうさぎの表情もなかなか豊かです。
ミモロは、ひとつひとつ展示品を細部まで見つめます。「さすがだね~」とその美しさは、皇室に納められた品々らしい上質感と高い美意識のなせる技。
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「ゆっくり見たい企画展だよね~。時間のゆとりを持って拝見したいね~」とミモロ。
さて、この展示は、まさに日本の激動期を物語るもの。江戸時代まで続いた日本古来の宮廷文化から、明治維新を迎え、急速に西洋化された宮廷の姿がその品々に映し出されています。
「東宮御所で使わてた家具だって~」
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日本文化の美意識で作られた京都御所から、東京に移られた明治天皇は、当時の近代化により洋風の生活をなさることに。
宮家の方々の装いも、十二単や衣冠束帯から、ドレスや大礼服などに変化します。
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「きっと鹿鳴館の夜会も、みんなかなり小さな体格だったんじゃないの~」と想像するミモロ。もしかしたら体の大きな外国人からは、まるで少女のような感じだったのかもしれません。
暮らしもお箸の生活から、フォークやナイフの生活に。
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「え~急に洋食ばっかりになっちゃたのかな~。きっと京都のお漬物とか食べたくなっただろうね~」とミモロ。う~日本食も食べられ、きっと京都の味もお取り寄せしてたんでは?
皇室の祝賀会などの記念品として下賜される「ボンボニエール」。金平糖が入った菓子器です。
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この「ボンボニエール」を贈る習わしは、元はヨーロッパ王室から。明治以降、現在に至るまで皇室に続くものになりました。
他にも、絵画、彫刻、蒔絵など、本当に素晴らしいものばかり。
「すごく素晴らしいもの拝見させてもらっちゃった~」と、興奮冷めやらぬミモロです。
1階のショップには、この特別展関連のグッズのほか、いろいろな雑貨が揃います。「ネコのグッズも登場したんだって~」
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ひとつひとつ丁寧に見てゆくことをおすすめしたい見ごたえのある特別展でした。
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*「華ひらく皇室文化」の特別展の詳しい情報は、「京都文化博物館」のホームページで
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