紅葉シーズンを迎えた京都。さまざまある紅葉の名所では、ライトアップや特別公開が行われ、ミモロは、忙しい日々を過ごしています。「春の桜と秋の紅葉シーズンで、見たいところたくさんあるし、期間が限られてるから、毎日、忙しいんだ~」と、まだまだ行ってみたいところがたくさんあるミモロです。
その一つが、八瀬の「瑠璃光院」です。普段は、非公開寺院で、春と秋に特別公開が行われています。特に、秋の紅葉シーズンは、大人気で、10時の開門には、すでに大勢の人の列が…。約50人を10分ごとに区切り、入山します。ミモロも、約40分後に拝見できることになりました。
「やっとミモロの拝観時間になった~」と、山門へと向かいました。
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スタッフの人が、参拝者のカメラやスマホで写真を撮影してくれます。
「わ~紅葉始まってる~」石橋を渡り、玄関へと進みます。
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さて、「瑠璃光院」は、室町時代に建立された、岐阜県にある浄土真宗無量寿山光明寺の京都本院です。ご本尊は、阿弥陀如来を祀ります。
その敷地は、1万2千坪といわれ、数寄屋造りの建物と日本庭園がそこに。
実は、この敷地は、もともと亀岡市出身の実業家 田中源太郎氏が所有し、ここに庵を構えていたそう。
「あ、田中源太郎さんって知ってる~。亀岡に行ったとき「がんこ寿司 楽々荘」が、実家の場所だって教わった」とミモロ。そう、「京都電燈」という関西の電力会社を創業した実業家で、叡山電鉄叡山本線や叡山ケーブルを開設しました。
田中源太郎氏の死後、その土地は、京都電燈の重役の個人別荘になり、そのとき、中村外二氏により数寄屋造りの建物が造られ、庭園は、佐野藤右衛門一統により作庭され、現在の姿になったそう。
その後、鉄道などの事業は、京福電鉄に引き継がれ、この別荘も京福電鉄の所有になり、1日4組限定の高級料理旅館にとして営業されることに。
2003年ごろ、旅館が廃業。その素晴らしい建物と日本庭園を保持するために、買い上げたの光明寺で、2005年に、京都本院「瑠璃光院」というお寺になったのです。
「へぇ~割と最近、お寺になったんだ~」とちょっと意外な感じのミモロ。
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2階の窓からは、数寄屋造りの建物を包むような紅葉を眺めることができます。
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特別公開の参拝者には、写経用紙とペンなどが贈られ、お寺内で写経を、祈願と共に納めることができます。
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ミモロは、ご本尊の阿弥陀様にも参拝します。
多くの参拝者が、カメラを構えるのが、大きな机の前。そこからは、机に映り込む紅葉の景色が撮影できます。
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ところで、八瀬といえば「かま風呂」が有名。実は、この地で、壬申の乱で背中に矢でケガをした大海人皇子が傷をかま風呂で癒したという伝説があります。「八瀬って、大海人皇子の背中の矢の傷『矢背』に由来する地名なの?」とミモロ。そうらしいよ…よく知らんけど…「あ、大阪のおばさんみたいな口調になってる~」とミモロが笑います。
その史実は不明ながら、ここ「瑠璃光院」には、「かま風呂」があります。
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この「かま風呂」は、旅館時代の名残で、旅館が営業されていたとき、実際に宿泊者はここで体を癒したのだとか。
「韓国にもこういうタイプのお風呂あるよね~。サウナみたいなもんでしょ?」とミモロ。
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古来の「かま風呂」は、内部を10時間ほど熱し、その熱で発汗を促しました。その後は、岩盤浴のように床の部分を温め発汗を促すスタイルになっています。
八瀬には、現在も入れる「かま風呂」の宿もあります。
紅葉の盛りは、もう少し…でも、今も十分美しい景色が楽しめます
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「でも、ここと亀岡につながりがあるって、意外だよね~」とミモロならずとも思うのでは…
*[瑠璃光院」の秋の特別公開は、12月10日まで。10:00~17:00 拝観料2000円。11月は、整理券対応。叡山電車「八瀬比叡山口駅」からすぐの場所に受付があります。
ブログを見たら 金魚をクリックしてね ミモロより
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保津川ラフティングに挑戦しました!