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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

鞍馬二ノ瀬の「白龍園」。庭を愛する人たちが守り、育てる美しい景色

2018-11-13 | 京都

鞍馬二ノ瀬の「白龍園」を訪れているミモロ。

「ここ一番見晴らしがいいんだ~」と、お気に入りのスポットで、ゆっくり景色を眺めます。

「今年もキレイ~」
「あんなに大きな台風が来て、被害いっぱいあったはずなのに~」と、去年と同じように整った庭を見て、不思議に思うミモロです。

実は、山を彩る紅葉は、今年も色鮮やかな景色にみえますが、鞍馬地区だけでなく、京都じゅうの紅葉には、今年の夏の猛暑で紫外線に焼けてしまった葉っぱなども混ざっています。

そして鞍馬地区に多大な被害をもたらした台風。鞍馬寺などでも、山の木々は倒れたり、枝が折れたり・・・その被害の様子は今も残っています。

台風では、長く停電にも見舞われた鞍馬地区。住民の暮らしにも不自由な時が続きました。

線路などに被害を受けた叡山電車は、10月27日まで、鞍馬と貴船の間は不通に。紅葉シーズンを前にやっと全線が開通したのです。

「いろんなことがあったけど、ホントにここのお庭すごくキレイ~。紅葉も見事だよね~」と思うミモロ。

特に苔の美しさは、いつもより際立っている感じです。
「あ、石碑も苔の帽子かぶってる~」
う、細かいところに目が行くミモロでした。

そう、『白龍園」は、春は桜、夏は青葉、秋は紅葉、冬は雪景色が美しいと評判の場所。
春から秋にかけて、苔の美しさも、訪れる人を魅了しています。

「フワフワの絨毯みたい…」

ミモロは、軽いので、特別苔の上に立つことが許可されましたが、来園者は苔を踏んではいけません。飛び石の上を歩きましょう。

苔の上に舞い落ちる紅葉。風情のある景色ですが、あまりに多いと…

「あの~なにしてるんですか?」と、苔のそばで、黙々と作業している人が。

「落ち葉、取ってるんですよ~」と。「え~みんな手で取るの?」とミモロ。「そう、苔が傷つかないようにね」と。
一晩経てば、苔の上には落ち葉がいっぱい。風が吹けば、さらにその量は多くなります。

園内の苔は、本当にきれいで、その上にはほとんど落ち葉がありません。

「おかしいと思ったんだ~だって石段のとこには、落ち葉たくさんあったのに、苔の上だけにないなんて~」

そう、訪れる方たちに美しい庭を見てもらうために、スタッフの方々が落ち葉を拾っていたのです。
 
美しい庭を維持するために、多くの方の力がそこに・・・。「本当にみんな、このお庭が大好きなんだね~」と思うミモロです。

秋の公開を前に、お庭を管理、維持するスタッフをはじめ、ここを所有する「青野株式会社」の社長をはじめ、社員の方々が、台風で荒れた庭の修復に力を尽くしたのです。
そもそもこの庭は、現在の社長のおじいさまが山を整備して作り上げたもの。それには、社員とその家族、また地域の人たちが少しずつ作業を進めていったのです。青野社長も子供のころ、庭づくりのお手伝いをなさったそう。
できる限り専門業者を入れず、自分たちの力で整備した庭だけに、そこに関わる人たちの庭への愛情もそれはそれは深いのです。

「だから何度も訪れても、すごく居心地がいいの~。みんなの愛情いっぱいのお庭だから…」とミモロ。

さて、美しい景色と、もうひとつの楽しみが、庭の向かい側にあるお休み処の「河鹿荘」での善哉です。
「ミモロちゃん、いらっしゃいませ~」といつもやさいい笑顔で迎えてくださる社長の奥様。
「また、善哉ね」「はい、そう・・・」毎回、ミモロは善哉をいただきます。

江戸末期の建物の中で、外の景色を眺めつついただく善哉は、ミモロの楽しみ。ほかにお菓子とお抹茶などもあるのですが、「だって善哉美味しいんだもの~」と。

「お餅2個入りだよ~」自家製の善哉です。

小豆がゴロゴロ入った善哉の美味しい一品。

「あ、いろいろ商品増えてる~」売店には、オリジナルのグッズやTシャツが。
 

何度訪れても、心安らぐ場所です。

 

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