秋の愛宕山にお友達といっしょに登ってるミモロ。清滝口から山道を2時間ほど登り、「空也の滝」を見物。そこからさらに山頂の「愛宕神社」を目指し、山道を進みます。
「苦しい~ハァハァ」
「夏の千日詣りもすごく辛かったけど~。やっぱり愛宕山っていつ来てもキツイんだ~」と息も絶え絶え。休み休みしながら、少しづつ進みます。「ミモロちゃん大丈夫?ゆっくりでいいんだからね~」と、以前も登ったというお友達に励まされ、5分進んでは、お水を飲んだり、休憩します。
「ふ~まだ~」と弱音を吐くミモロ。「う~月輪寺まで行けば、そこからは、すぐに行けると思うよ」とお友達。「ホント?」懐疑的な表情のミモロ。やはりまだまだ先は長そうです。
「ここでひと休みしたい~」と座り込んだのは、大きな楓の幹。
子宝紅葉という樹齢1000年以上という古木です。「お願い事して樹木に触れると叶うんだって~」とミモロは、抱きつきます。
「わ~こんなに登って来たんだ~」と、景色を眺めれば、京都の町が彼方に・・・
「やっと月輪寺に到着したんだ~」
まずは本堂に参拝
さて「月輪寺」は、大宝4年(704)創建といわれる天台宗のお寺です。ご本尊は、阿弥陀如来。
ここには、平安時代作といわれる重要文化財の仏像が8体あり、あらかじめ予約をすると拝むことができます。
創建したのは、奈良時代の修験道の僧、泰澄といわれ、その後、修行の場として法然上人をはじめ、多くの僧が訪れたとか。
天台宗の寺院ですが、ここは「法然上人25番霊場 18番札所」でもあります。
承元元年(1207)に法然上人と親鸞上人が、流罪になるとき、ここ隠棲し、出家し円澄となった九條兼実と共に別れを惜しみ、それぞれが仏像を刻み形見にしたといわれる木像が、寺宝として残っています。
また、別離の折に親鸞上人が植えたといわれる桜は、現在3代目。今も、梅雨の時期まで、涙のようにしずくを落とすことから「しぐれ桜」といわれています。
「冬は、雪がたくさん積もって、とても寒いんですよ。ここは白洲正子さんも十一面観音を愛され訪れています。このお寺は、歴史上とても貴重なお寺なんですよ」とご住職のお話をお友達と共に伺います。
「今日は、寺宝館は、見ていただけませんから、また予約していらしてくださいね~。」と。「う~来たいけど、なかなか簡単に来れないかも~」と思うミモロです。
、
「おみくじあるんだ~でも、なんか気軽にひけない感じ~」
「でもやってみる!」とミモロ。
「はい、どうぞ~吉ですよ~」とミモロがひいた番号の札を渡していただきました。
「ネコちゃん、おみくじは、また次に引くまで大切にして、その言葉をよく理解してくださいね~」とご住職。
「え?ミモロがネコだってわかってくれたんだ~」とそちらの方にビックリ。いつもクマちゃんといわれるミモロですが、初対面でネコと言われたことに感激。「はい、大切にします~」と嬉しそうに受け取ります。
ここに住まわれるご住職。「暮らすの大変だろうね~」と。「ここにいると、UFOも見えたりするんですよ~」と。他にも、不思議なことがいろいろあるのだとか。「やっぱりここ霊場なんだ~なんか気の流れが違うみたい~」とミモロ。
「身が引き締まる感じ~」と…それもそのはず、あんなに晴れていたのに、空にはどんより曇が、そして雪が混じった雨がポツリと。
「わ~1度だよ~」とお友達。「キャ~寒いはず…」ブルブル。
冬は、雪が積もり、アイゼンを付けないと登れないそう。「雪が降ったら来れないね~今日、来てよかったね~」
日を追うごとに、冬が近づいている愛宕山です。
「ミモロちゃん、さぁ、もう少し頑張って~。愛宕神社はもうすぐよ!」とお友達に励まされ、「は~い」と、再び山道へ。ここからは、30分くらいで神社まで着くはずです。
「神社に着いたら、おにぎり食べましょうね」とお友達の言葉に、「うん!おにぎりね!」と目を輝かすミモロでした。
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