ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

外国人観光客に大人気の「嵐山モンキーパーク いわたやま」サルとのふれあいも

2018-11-07 | 京都

以前から訪れたかった「嵐山モンキーパーク いわたやま」。「おサルさんと仲良しになれるんだって~」と、ミモロは、うれしくてワクワクしながらお友達と出かけました。
嵐山の支峰岩田山にあるニホンザルが生息する自然公園です。標高160メートルにある園内の展望台からは、京都の町が眼下に広がります。
「いい眺め~」

さて、園内では周囲の山にいたニホンザルが餌付けされ、この山で暮らしているのです。
 
約120頭いるサルには、みんな名前が付いていて、管理するスタッフが、それぞれの健康状態などにも目を配っています。

「サルの家族がいっぱいいるの?」とミモロ。「いいえ、サルは両親と子供というような家族形態ではないんです。ここには90頭のメスと数匹のオスと、他は子供たちなんです」と園のスタッフの方。
「じゃ、ボスザルがいて、群れで生活してるわけ?」とミモロ。「う~それも違うんですね~。強いボスがいるっていうのではなく、オス同士はそれほど順位がないんです。繁殖期になると、メスがオスを選んで交尾して子供を作ります。子育ては、すべてメスがやってます」と。「え~じゃシングルマザーがみんなで暮らしている感じ?」とミモロ。「うん、まぁ、そういう感じかな?」

オスサルは、ある年齢になると、集団を離れて、どこかへ。また別のオスが、この集団に加わるのだそう。若いオスに人気なのは、ちょっと年配で、子育て経験がある熟年のメスなのだとか。

春が出産シーズンで、秋は、ちょうど幼稚園児くらいに育った子ザルたちのやんちゃな姿が観光客の人気です。

休憩所は、窓に網があって、人間がケージの中にいる感じ。その中から、外にいるサルに餌である、ピーナッツかリンゴを100円で購入し与えます。

「あ、おサルが来た~」ミモロはお友達からピーナッツをもらって、サルに近づきます。
 
「はい、どうぞ~」とお友達がピーナッツをサルに・・・
 
格子越しにピーナッツを渡します。「サルの爪って、人間と同じみたい~手にもシワがあって手相見えるね~」

「もっと欲しいの?」
今度はミモロが…
「はい、どうぞ~」とピーナッツを手渡そうとするミモロ。でもサルは、そっぽを向いたり、逃げ出します。
 
「わ~ん、ショック!ミモロのピーナッツ食べてくれない…嫌われちゃった~」と、がっかり泣きべそ。

「ミモロちゃん、どうしてかしらね~」とお友達。サルにとっては、ミモロは見なれぬ不思議な存在のよう。

それでもあきらめきれないミモロは、また別のサルに・・・
「はい、どうぞ~美味しいよ~」と声を掛けながら・・・
「これどうぞ~」
でもミモロからはピーナッツを受け取りません。あきらめて「これあげて~」と隣りのお友達にピーナッツを渡すミモロです。


「きっとネコちゃん見たことないのかもよ~。人間に馴れてるから~」と慰められるミモロです。

周囲には、外国人観光客ばかり。「ここ日本人観光客って少ないね~。どうしてここに外国人観光客来るんだろ?」と不思議に思うミモロです。

なんでもニホンザルは、人を除いた霊長目の中で最も北に分布するそう。現在、下北半島に住むサルが北限です。
つまり、日本より北に位置する北米やヨーロッパ諸国には、野生のサルが生息していないのです。そんな欧米の人たちにとって、ニホンザルはとても珍しい動物、しかも野生の状態なのに餌もあげられる場所ということで、人気なのだとか。
そう、サルは、東南アジアやアフリカなど、赤道近くの温かい場所に多く生息しています。
だから、外国人観光客にとって、雪の中、温泉に入るサルは、本当に珍しいものなのです。

「でも、おサルって、日本のいろんなところで見てるから、そんなに珍しいものじゃないよね~」という日本のネコのミモロ。日本では、サルの被害も問題になるほど、いろんな場所に出没する身近な存在。

そう、ここは、日本人より外国人観光客だから、いっそう感激する観光スポットなのでした。

京都に訪れる外国人観光客とくに北米や欧州からの人たちは、重要文化財の神社仏閣と同様、珍しいものが見学できる場所で大人気になっています。

「あ、モグモグタイムだ~」スタッフの方により餌まきが行わる時間です。一斉に周囲からサルが集まってきます。それと同時に、外国人観光客も集まります。


でもすでに休憩所で、たくさんの餌をもらっているサルたち。割とあっさりモグモグタイムは終了。

「あれ~ママは?」ふと振り返ると、休憩所の柱に子ザルが登ろうとしています。
必死に上を目指しますが、スルリと落下。「わ~サルも木から落ちるだ~」まだ練習が必要なよう。

「もう一度景色眺めよう~」
 
「ミモロのおうち見えるかな?」「もうおサルはいいの?」とお友達。「うん、もういい~」と、期待していたようにおサルと仲良しになれなかったミモロでした。

山を下る途中にある公園には、長い滑り台があります。
 
「ミモロもやりたい~。お願い下で待っててね。滑るから捕まえてよ~」とお友達に言うと、滑り台へ
「ビューン~」「はい、捕まえた~」お友達がしっかりキャッチしてくれました。

山を下りて、出口へ。「楽しかったね~」とミモロ。


おサルとは仲良くなれなかったけど、かわいい子ザルの姿を見たり、京都を一望したり、楽しい時間を過ごしました。


*「嵐山モンキーパーク いわたやま」の詳しい情報は、ホームページで

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