山科疏水のそばに位置する山間にある「本圀寺」は、日蓮宗の大本山。
建長5年(1253)、日蓮が鎌倉に創建した法華堂をルーツとし、貞和元年(1345)光厳天皇の勅令により京都六条堀川に建立されました。
その後、朝廷・幕府の庇護を受け、大いに興隆します。法難や大火などで焼失、再建を経て、昭和46年に現在の山科の地に移転しました。
山科での歴史は浅いものの、お寺自体の歴史は深く、足利義政により寄進された経蔵は重要文化財。また江戸時代に狩野元俊が描いた涅槃図は、横幅7.44メートルで日本で最も長い涅槃図と言われます。現在の西本願寺の北側に広大な敷地を有していた寺院で、ここ山科も広い境内を誇ります。
歴史の大波に飲み込まれた寺院とも言え、とても簡単に説明できないほど、複雑なのです。
現在の山科の境内には、かつての歴史に因んだものを見ることができます。それを今回、特に開運につながるスポットを見てゆくことに…。
さて、ミモロたちをまず迎えたのは、朱塗りの「開運門」。加藤清正が寄進した門で、お題目を唱えながらくぐると、開運勝利のご利益があると言われます。

そして門のすぐそばには、「大梵鐘」が…「う?!内側、金色してるよ~」と覗き込んだミモロ。


なんでも豊臣秀吉の姉、秀次の母が寄進したものだそう。
境内には、開運にご利益がありそうな亀や七福神などの石像をはじめ…


おとぼけ龍というものも…


本堂前には、大きな仁王様がいらっしゃる門が…


「ミモロちゃん、奥に、金色の鳥居がありますよ~」と、今回、ミモロを案内してくれたお友達。
「うわ~ほんと、ピカピカしてる~」

加藤清正は、法華経の信徒で、このお寺との縁も深く、山には、清正を祀る神社があります。

境内には、開運につながるスポットが他にも…
「銭洗い弁財天もあるんですよ~」と。日蓮ゆかりの鎌倉にもある「銭洗い弁財天」です。


「どうやるの?」とミモロは、お友達がするのを興味深く見つめます。


龍のお口から流れる水で、ザルに広げたでお金を清めます。「わ~1万円するの?お金持ちになるね~」とミモロ。
清めたお金は、丁寧に守り袋に納めます。


この守り袋は、お寺の一角にある参拝者が休憩する「茶芸閣」で受けることができます。ご朱印もここで…


そこには、開運につながる品々もいろいろ。


「なんかお詣りしたくなるスポット、いろいろあったね~」とミモロは、お寺に通じる朱塗りの橋を渡り、次の場所へ移動です。

「ここ、春の桜と秋の紅葉、すごくキレイなんだよね~」と琵琶湖疏水を覗き込みます。それ以上、前に行っちゃダメよ~落ちたら大変…

「うん、でも、落ちたら、東山で待ってて~そこまで流れるから~」とのんきなミモロです。
*「本圀寺」の詳しい情報はホームページで
ブログを見たら 金魚をクリックしてね ミモロより

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
「2021ミモロカレンダー」発売。数量限定発売で~す。お早めに~

ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで