ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

年末の京都「六波羅蜜寺」で行われる重要無形民俗文化財「空也踊躍念仏(くうやゆやくねんぶつ)」

2023-12-20 | 寺社仏閣

「今年も、年末になったって実感するね~」とミモロが訪れたのは、「六波羅蜜寺」です。


ここでは、12月13日~20日、そして28日~30日まで午後16時から本堂の内陣にて、「空也踊躍念仏」が行われます。


これは、平安時代に、疫病が蔓延したとき、空也上人自ら病魔退散を願い始めたとされる踊りながら念仏を唱えるもの。
「空也踊躍念仏」に関しては、2015年のミモロのブログで詳しく解説しています。
どうぞそちらを見てください~。

16時から約30分間にわたり行われ、本堂には、多くの参拝者が毎年訪れます。

「もうすぐ始まるみたい~」とミモロも本堂の中へ進みます。


真言宗智山派の「六波羅蜜寺」のご本尊、十一面観世音菩薩は、国宝で、しかも秘仏。12年に1度御開帳が行われます。
その12年目が。来年の辰年。11月下旬から御開帳が行われるそう。「その時は、伺わないとね~」と思うミモロです。

内陣では、僧侶の方々が、伏鉦(ふせがね)と呼ばれる手持ちの鐘をリズミカルに叩きながら、体を上下に動かして、踊るようにお堂の中を回ります。

庶民の間に広まった念仏…鎌倉時代になり、弾圧の対象となっていまいます。しかし人々は、お堂の中で密かに念仏を唱え続けますが、「南無阿弥陀仏」とはいわず、「モウダ・ナンマイト~」と別の言葉にして、それを続けるのです。

お堂の扉を閉めて、こっそり受け継がれた「空也踊躍念仏」。昭和53年まで、約800年以上も非公開でひっそりと行われていたそう。「私で65代の住職になりますが、どの住職もやめようとしなかったのは、すごいことだと思います」とご住職が話されました。これからも次の時代へと、受け継がれてゆくことでしょう。

参拝者は、内陣へ入り、焼香をして、ご本尊を拝んだ後、お札を頂戴します。

「これ毎年頂いて、手帳に貼っておくの~」とミモロ。最近は、スマホケースに入れる人が多いとか。

参拝を終えたミモロ…「境内で他の場所にも参拝しなくちゃ~」と


北側にあるお堂の仏像に参拝…

さらに、撫で牛にも挨拶…


そして黄金色に輝く「弁財天」にも参拝します。


「六波羅蜜寺」は、都の七福神めぐりの弁天様の参拝所。
 
ミモロも以前、七福神めぐりをやりました。
「あ、空也さまのマグカップができた~」

洒落たイラストのマグカップなども登場していました。

「また、お正月になったら参拝に伺いますね~」と、ミモロは毎年正月の三が日に授与される「福徳稲穂」を頂きに伺っています。
「はい、またね~」と、弁財天さまに見送られ、ミモロは夜の闇が迫る町へと戻っていきました。


*「六波羅蜜寺」の詳しい情報はホームページで

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