「わ~キレイだね~」とミモロが眺めるのは、「蘆山寺」の桔梗です。
「京都御苑」の東、寺町通沿いにある「蘆山寺」は、京都の桔梗の名所のひとつ。
「ほら、桔梗咲いてるって…」と、さっそく見学することに。
6下旬から9月にかけて、本堂前の「源氏庭」は、清々しい薄紫色の桔梗の花に彩られます。
天台圓浄宗の大本山である「蘆山寺」は、天慶元年(938)に延暦寺中興の祖、元三大師良源を開基とします。
応仁の乱で兵火に包まれ、また信長の比叡山焼き討ちにも遭遇します。しかし、皇室とのゆかりも深く、正親町天皇の勅命で、天正元年(1573)に現在の地に復興します。
この地は、紫式部の邸宅址で、ここで夫の藤原宣孝との結婚生活を送り、娘、賢子を育てたと伝えられます。
さらに「源氏物語」の執筆もしていたそう。
現在の本堂は、寛政6年(1794)に光格天皇によって、「仙洞御所」の一部を移築したものだとか。
「やっぱりまだここも空いてるね~」と言いながら、拝観受付で500円納めて、本堂に上がります。
受付そばの中庭にも「あ、ここにも白い桔梗咲いてる~」
まずは、本堂のご本尊、阿弥陀三尊座像に参拝。「コロナが早く収束しますように~」とお願いします。
本堂から振り返り庭を見ると、そこには、白砂と苔による平安朝の庭園が…
参拝者の姿もまばらな堂内で、ミモロは、しばし庭を見つめる静寂の時を過ごします。
この時期だけ、苔から薄紫の花を見せる桔梗。
その楚々とした姿には、気品すら漂うよう。
桔梗と言えば、家紋のデザインとしても有名で、清和源氏から出た土岐氏が、戦いで桔梗の花を兜に飾り勝利を得たことから家紋にしたというお話も。そして土岐氏の一門である明智光秀の桔梗紋も知られます。
また桔梗は、観賞用だけではなく、中国や韓国では食用や薬用として用いられる人の暮らしに身近な植物なのです。
「万葉集にも出てくる植物なんだって~」と、どこかで聞いたミモロです。
「あ、蜂さん…」とミモロが身を乗り出して見つめる桔梗の花には、大きな蜂がブンブンと飛び回っています。
「蜂さんのお気に入りのお花なのかな?」
9月まで次々に花を咲かせる桔梗。「結構見ごろ長いんだ~」
ぜひ、涼し気な姿を楽しみに、足の運んではいかがでしょ?
*「蘆山寺」の詳しい情報はホームページで
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