「ますます迫力ある作品…」とミモロが見つめるのは、創作京友禅作家の黒田庄七郎さんの作品。
これは、10月26日から31日まで「京都市美術館別館」で開催されている「写楽彩」第12回写真と美術と工芸の文化交流展2021に出品された作品です。
黒田庄七郎さんは、以前、ミモロの振袖と訪問着を作ってくださった京友禅の作家さん。
「う~この作品もすごい~いろんな技法が使われてる~」と見事な友禅の着物は「北海道の自然」をイメージしたもの。
さまざまな作品は、多くの賞を受賞され、その作風や技術も幅広く、伝統的な作品だけでなく、現代アートなど常に挑戦を続けていらっしゃいます。
「これどうやって染めるの?」と、以前、黒田さんの工房で、本格的な京友禅の技法を体験したミモロ。
「糊をどこに置くの?」と近くでじっと見つめます。
コロナ禍の状況でも工房で次々に作品づくりをなさっていたという黒田さん。
発表する場は、限られてしまったそうですが、10月29日から31日まで「みやこめっせ」の「伝統産業ミュージアム」では、延期された「令和3年 爽秋を彩る染織作品展~」という日本染織作家協会の関西支部染織展も開催されます。
「こっちにも作品あるんですよ~」と、広い会場の別のコーナーにあった振袖。
伝統の文様や京の自然を組み合わせた作品です。
「あのね~これ、友人の油圧工具開発の『西田製作所』のカタログに使われたんですよ?」と黒田さん。
「え?なぁに?」とミモロは、よく話が理解できません。
それがこのカタログ。建設関係者が使用する充電電動兼用油圧パンチという工具をもったモデルさんが表紙に…。
「これは、京都で創作ものづくり…と知ってもらいたいという社長の思いで作ったんです」
以前は、作業服を着ていたモデルさんが、なんとりっぱな友禅の振袖姿…かなりインパクトがあるカタログです。
「なるほど~京都のものづくりって、幅広いもんね~」と、その斬新な表現に感心してしまうミモロでした。
この「写楽彩」は、京都で活躍する染織作家さんやテキスタイル作家さん、また今回は、特別出展でシンガポール写真協会のメンバーさんの作品も展示されています。
「いろんなクリエーターのコラボ展なんだ~」
「あ、麻由子さん~」とミモロが駆け寄るのは、染色作家の気谷麻由子さん。
草木染の作品をいろいろ手掛ける作家さん。今回は、おうちのお庭の槙などを使った染めの作品が並びます。
「素敵なバッグ…和洋問わず使えそう…」
コロナ禍で外出の機会が少なくなった中、さまざまなクリエーターは、多くの作品の製作に励んでいたよう。
京都では、秋が始まるとともに、作品展などのイベントが多くなりました。
「やっぱり芸術の秋だね~」コロナ対策に気を抜くことなく…ぜひ、京都のものづくりに携わる方々の作品展に出かけてはいかがでしょ?
「またね~」と手を振り会場を後にするミモロ。「わ~もう暗くなってる~」夜の始まりが早くなった京都です。
*「第12回写真と美術と工芸の文化交流展~写楽彩~」10月31日まで「京都市美術館別館」で開催。10時から18時 入場無料
<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング
ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます