ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

[櫻谷三昧」近代京都日本画の巨匠・木島櫻谷をめぐる秋の旅。「泉屋博古館」「南陽院」「木島櫻谷旧邸」をめぐる割引チケット

2022-11-21 | アート

紅葉が美しい京都…ミモロは、紅葉と共にアートを楽しむ秋を楽しんでいます。「ここの紅葉もいいね~」と訪れたのは、「泉屋博古館」です。


ミモロが今回、ここを訪れたのは、「ぐるっとアート連携チケット」、「櫻谷三昧」という近代京都日本画の巨匠・木島櫻谷の作品をめぐるチケットを購入したからでした。

このチケットは、8月1日から12月4日まで販売され、11月の紅葉の時期に、「泉屋博古館」、南禅寺塔頭「南陽院」、「木島櫻谷旧邸」の3か所をめぐり、「宮脇賣扇庵」での「木島櫻谷扇展」と20%割引で扇が買えるもので、3か所の拝観料金が2600円から2200円に割引になっています。

「実際、入館できるのは、11月3日から12月初旬までだし、急がなくちゃ~」と、この日は、「泉屋博古館」へ。


ここでは、特別展「木島櫻谷~山水夢中~」が12月18日まで開催。

日本各地を旅し、その景色を写生した木島櫻谷。山水をテーマにした作品が、多数展示されています。

その中で、ミモロが気に入ったのは、富士山の風景画。動物画で知られる木島櫻谷ですが、山水画も多く手掛け、その作品も見逃せません。

*「泉屋博古館」の詳しい情報はホームページで

「なかなか見ごたえあったね~」と言いながら、「泉屋博古館」から、「南禅寺」へと進みます。
途中には、紅葉の名所「永観堂」が…

「さすが、たくさんの人が来てるね~」ライトアップも行われ、秋の賑わいはかなり…。

「永観堂」を横目で見ながら、「南禅寺」へ。

ここも、紅葉の名所…。境内には、楓が多く、まさに今が見ごろ…。

「わ~大変、自転車置く場所ない~」と、駐輪場もいっぱい。なんとかスペースを見つけられたミモロです。
「いろいろな塔頭の紅葉も見事なんだよね~」


次の目的地は、「南禅寺」の塔頭のひとつ「南陽院」。

ここにも木島櫻谷の山水障壁画があり、それが特別公開されています。通常は非公開。未公開の50面の襖絵が拝見できます。

「いろんな塔頭行ったけど、ここは入ったことない…」と、まさに初めて…。
実は、南禅寺に紅葉見物を目的に来る人は、ここは見逃しがち。というのは、門前には、紅葉の木がないため、通り過ぎています。「ここめったに公開されないのにね~もったいない~」と思うミモロ。

玄関に飾られているのは、木島櫻谷の鹿の図。

「わ~なんて愛らしいまなざしなんだろ!」とミモロ。木島櫻谷の動物画は、どれも表情、特に眼差しがなんとも愛らしく、何かを語りかけてくるのです。

鹿を見つめるミモロを見て、係の方が、「かわいい~日本画好きなの?」と。

あまり日本画に関してはよくわからないミモロですが、思わず「はい!」とお返事。
「どうぞゆっくり見ていってくださいね~」と、素敵な笑顔でやさしく対応してくださいました。

さて、ここ「南陽院」は、明治43年に南禅寺派管長第四代豊田毒湛の隠居所として、篤信家により寄進されたもの。庭は、第7代小川治兵衛が手掛け、本堂の5室の襖絵は、木島櫻谷の水墨山水画です。
木島櫻谷は、彼の師である今尾景年が、南禅寺法堂の「瑞龍図」に取り組んだ時、その弟子として参加しているのです。
そんなご縁もあり手掛けた襖絵は、部屋ごとに展開する風景画の巧みさが、見るものを魅了してやみません。

「なんか見てると、落ち着くね~まるで実際にこの景色の中にいるみたい~」というミモロでした。

室内は、撮影できないので、ぜひ実際にご覧になってはいかがでしょうか?

さて、お庭もゆっくり拝見しましょう。


東山を借景に、雄大な景色が広がります。

「ここにこんなお庭があったんだね~」

*「南陽院」の特別公開は、12月11日まで、10:00~17:00 月曜日休み

秋の1日を、紅葉と日本画で過ごしたミモロ。


次は、北野白梅町そばの「木島櫻谷旧邸」と「宮脇賣扇庵」にも行かなくちゃ!

紅葉にアート…なかなか忙しい毎日を過ごす今年の秋です。

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