「なんか不思議な世界…でも、すごく素敵~モダンな感じ…」とミモロが見つめるのは龍の作品です。
「Dragon Art 龍ー祈りと安穏ー」をテーマにした作品展。
会場は、出町柳駅から東に百万遍交差点方向に進み、ちょっと広くなった場所の角にある「つぼみ堂」ギャラリーで10月28日~11月5日 11:00~18:00(10月31日と11月1日休廊)で開催。11月3~5日は、作家も在廊。
「ここだ~」とミモロは、自転車で訪れました。
すでに何度もこの前を通っているミモロ。「なんだここギャラリーだったんだ~。素敵なモダンな町家で何してるところかと思ってた~」と。
坪庭から注ぐ穏やかな光が満ちた会場に並ぶ作品は、「なんかパワーあるね~」と。
「いらっしゃいませ~ミモロちゃんですね~」と、法衣姿で迎えるのは、これらの作品の作者の千葉兼如さん。
ミモロのママのご先祖様が過ごした静岡県の伊豆地方、河津桜で有名な河津にある臨済宗建長寺派の「栖足寺」。そこの大33世の住職でもあるのです。
「龍好きなんですか?」と、ストレートな質問をするミモロ。
「はい、仏教において、龍は、守護的なパワーをもつ重要な存在です。お寺の天井画に龍がよく描かれているでしょ!」と千葉さん。
「そう…うん。建仁寺も大徳寺も、南禅寺も、ミモロが知ってるお寺には、龍の天井画あるね~」と。
「龍の力を、そばに置いていただき、平和な暮らしを求める仏教の心を、常に感じて頂けたらと思っています」と続けます。
千葉さんの描く龍の作品は、一般的な水墨画が水彩画とは趣を異にしています。
その作品をひとつひとつ見てゆくミモロ。
まず、使う素材は、漆喰をはじめ、金属、アクリル樹脂など、千葉さんが試行錯誤を繰り返し生み出した独自のもの。
見る角度や、移り行く陽の光などによっても、色彩が微妙に変化したり、全体の雰囲気が変貌するよう…。
「今は、家に床の間がほとんどありませんから、人が過ごすリビングなどにおけるようなサイズです」と千葉さん。
また、独自な手法で描かれた水墨画…。
「なんか動いているみたい…」とミモロ。じっと作品を見つめていると、モコモコと雲のように白い部分が動いているみたいに見えるのだそう。
「こういう作品、人気がでそう~」とミモロ。
伊豆の河津の古くからあるお寺・・・「すごく大きなお寺じゃないないけど、住民にずっと愛され続けてるお寺だよね~」と、そこに行ったことがあるミモロです。
この日は、河津から奥様もご一緒に…
「河津って京都から遠いよね~」とミモロ。そう、新幹線の「こだま」で三島駅へ、そこから車で天城を越えるのだそう。
「東京行くより、時間かかるね~距離は近いのに・・」とミモロ。
さて、ご住職が僧籍を受けたのは、ご結婚なさってから…。東京の八王子で育った千葉さんは、それまで音楽活動などをなさっていたそう。「なんかサクソホンの奏者で、コンサートしたりなさってるんでしょ?」とミモロ。
「はい、音楽を通じ、法話などもしています」と。
縁あって、奥様のご実家のお寺に入ることになり、それから僧侶としての修行が始まります。
スピリチュアルなもの、大自然の神秘などにも強い関心を抱かれていた千葉さんは、仏教の世界の深さと広大さにさらに魅了され、その素晴らしさを多くの人に伝えたいと思うように…。
「私ができることを通じて、仏教を広めたいと思い、音楽や絵画などから、まず多くの方に親しみを持っていただけたと…」と。
絵画などの製作は、「自分らしさ」を求め、作品のテーマや素材を選ばれています。
「千葉さんのお人柄や活動、そして作品に魅了されているんです」と。
この日、ギャラリーには、以前、伊豆に住んでいらして、何度も千葉さんの法話やコンサートに出かけたという方。現在は、京都嵐山に住んでいらっしゃると、車いすでおひとりでおいでになりました。
ギャラリーには段差があり、大きな車いすが中に入ることができません。そこで、偶然、ギャラリーに立ち寄った方が、内部の撮影をしてくださったりと、温かな交流が…。
「本当に、心惹かれる作品だよね~」とミモロ。
海外の方にも人気があり、その作品への関心が高まっています。
「今度、コンサートも聞いてみたいです~」とミモロ。
ぜひ、ギャラリーへ足を運んでは…
*「栖足寺住職 千葉兼如 個展 Dragon Art 龍ー祈りと安穏ー」
京都市左京区田中上柳町90 「つぼみ堂」ギャラリー 10月28日~10月30日、11月2日~11月5日まで、11:00~18:00
叡山電車出町柳駅徒歩2分 インスタグラムもあります。
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