京都上京区の鞍馬口エリアの住宅地にある1軒のお家・・・そこが「糸あやつり人形劇団みのむし」の劇場です。
ミモロは、5月の公演「どくろ屋敷の謎 第3話 カラスマーの野望の巻」を見に来ました。
ハラハラドキドキ…そしてちょっとしんみりしてしまったミモロ。「すごく素敵な人形劇だったね~」と感激。
公演が終わると、出演していた人形たちと、劇団の方々との交流タイムがスタートしました。
まずは、あやつり人形の仕組みを見せていただきます。
生き生きと、そしてとても自然に動く人形たち。長年、あやつり人形を操作してきた劇団員の方の技が披露されました。
「すごい~。動かすの難しいそう…」
観客のみなさんも実際に操作を習います。
「ミモロちゃんもやってみますか?」「え?ホント…」
「この糸を引っ張って~わ、動いた!」
この劇団を主宰する飯室康一さんに教えていただきました。
次は、出演者との交流です。
まず、天才科学者の今出川毒郎博士にご挨拶。「こんちには、ミモロです。なんか博士かわいそうで涙が出ちゃいました」と。
外見はちょっと怖い博士ですが、ホントは優しい人…
画期的な発明である、すべてをさかさまにする「さかさま爆弾」でノーベル賞を狙う今出川毒郎博士。その「さかさま爆弾」を京都の町の支配をもくろむカラスのカラスマーに奪われてしまいます。カラスマーは京都の町をゴミで汚くして、支配しようともくろみます。すべてがさかさまになる爆弾を使うために、まずは、町をキレイに掃除して一騎に汚そうとするカラスマー。それのもくろみを知った博士は、爆弾を使う前に、町を汚して、爆発で町をキレイに保とうとします。そのため京都の町を一生懸命汚します。その様子を見た京都のおばさんにボコボコに怒られてしまう博士。一方爆弾で町を汚そうとしたカラスマーは、爆弾のために町を清掃していたので、みんなから褒められてしまうという皮肉なお話。
「博士の思いミモロよくわかりました。なんか報われなくてかわいそう…」と博士に同情して縋りつくミモロ。
「ミモロちゃん、ありがとうね~」と博士も優しくミモロを抱きます。
次に挨拶してのは、悪役カラスマーです。
悪役だけど、なんとなく憎めないキャラクターです。
このストーリーでちょっとコミカルな存在は、小学生の枡形とおる君。いつも鼻を垂らしている男の子。そして博士の孫の美少女の鞍馬クララちゃん。博士のことを理解するやさしい女の子です。
「あ、舞台にクララちゃんがいる…挨拶して来よう~」
博士とクララちゃんのお家のリビングルームで、クララちゃんにご挨拶。「ゆっくりしてってね~」とクララちゃんはどこかへ。
「じゃ、少しのんびりさせてもらっちゃおう…」とミモロはリビングで過ごすことに…
「このソファー座り心地よさそう…」なんとミモロにピッタリのサイズ。「こういうお家いいなぁ~」
「ちょっとテレビ見せてもらおう…」
しばらくするとテレビにかぶりつきに
この舞台装置も飯室さんと奥様の牧子さんが作られます。劇団では、脚本の執筆、声の出演なども飯室さんが手掛けます。また人形の操作は、牧子さんと、劇団員の坂東亜矢子さんが担当。
人形劇は、人間では表現できない社会風刺なども行われます。人間が語ったらストレートすぎることも、人形だから受け取る側も不思議とすんなり聞けることも…。
「ミモロちゃんもがんばってるんですね~。ミモロちゃんだからできること、これからも続けてくださいね~」と励まされました。
「はい、ミモロ、みんなにすごく可愛がってもらってます。幸せ…小さいけど、すぐに顔覚えてもらえるし…なんか悩んだら相談に来ていいですか?」「はい、いつでもどうぞ…」人形を愛する皆さん…ミモロは、とても親しみを覚えたよう。
次回の公演は、「人形劇団ココン」が「イロンナ・ココン」という人形劇を生演奏と共に上演されます。
6月18日土曜日 14時・19時の公演。料金1000円(3歳以上)要予約で。
*「糸あやつり人形劇団みのむし」の詳しい情報はホームページで
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