ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

[祇園祭」の山鉾巡行を無事に終えた「大船鉾」。四条町の会所に拍手の中、戻りました。

2022-07-26 | 祭事・神事・風習

7月24日の「祇園祭」の「後祭」山鉾巡行。朝9時半に市役所前をスタートし、河原町通から四条通を経て、午後14時過ぎに町会所がある新町通に戻ってきました。


ミモロは、お友達といっしょに新町通の「大船鉾」の会所の前で鉾を待つことに…。

「前祭」の山鉾巡行は、四条通から河原町通、御池通を経て、新町通や室町通など半時計周りに進みますが、「後祭」の巡行は、その逆で、時計回りに御池通、河原町通、四条通で進みます。

すでに新町通には、「鷹山」「北観音山」「南観音山」が入っていく姿が…

「あれ?鷹山は、三条通に町会所あるから、先に新町通に入らないと…ということは、先に巡行をしていた「北観音山」「南観音山」は、四条通で、「鷹山」が到着するのを待っていなくちゃいけないんだ~わ~大変…」とミモロ。今年、196年ぶりに山鉾巡行に「鷹山」が復興したことで、2つの山の待ち時間が増えたことになります。

「辛いかもね~」とミモロがいうのは、早朝から巡行の準備をする人たちにとって、少しでも早く町会所に戻りたい~と思うもの。おそらく1時間近く、「北観音山」「南観音山」は、「鷹山」の到着を待ってたかも…。

「鷹山が、室町通から三条通に戻るようにすれば、他の山が待たなくていいのにね~」と思うミモロでした。

3基の山が、新町通を北に進んだ時点で、「大船鉾」が、四条通から新町通を南へと進みます。

「あ、大船鉾戻って来たよ~」
裃姿の役員の方を先頭に、最後の辻回しを終えた「大船鉾」が新町通にその姿を見せました。
周囲から、「わ~」と一斉に歓声が沸き上がります。

「あれ?」とここでもミモロが声を…

「大船鉾、バックで新町通に入ってくると思ってたら、龍頭からだ~」と。
そう、今まで、鉾は北向きに建てられていました。そう、船首が南を向くのは、巡行を終えたときだけなのです。


鉾を町会所へと止めるため、最後の力を振り絞ります。

はい、きっちり予定の場所に止まりました。
半日、日差しに照らされ、仕事を終えホッとした表情のひき手の人たち。その顔は、日焼けし、そしてやり終えた達成感が…。


無事に町会所に戻って来た「大船鉾」。四条町のみなさんが、その雄姿を迎えます。


「本日は、無事に巡行を終えることができました。本当にありがとうございます」と役員の方のご挨拶。

そして、「では、一本締めを…ヨ~」パンとみんなで手を打って、山鉾巡行を納めました。
「う~感激しちゃうね~」とミモロ。
本当に多くの方が、時間をやりくりして携わった祇園祭。祭りに関係する人は、通常の仕事をしつつ、祭りのための時間を作ります。
「祇園祭」だけではなく、全国の祭りに関わる人たちは、みな同じように祭りのために…という思いで奉仕しているのです。

「祇園祭って華やかで素敵ね~」という観光客。その素敵さを守り続けるために、多くの人の努力があることを改めて知って欲しいと思います。

「お疲れさまでした~」とミモロが挨拶したのは、「大船鉾」全般をお世話なさっている方。

また、息子さんが囃子方で頑張るのを、応援するようにご奉仕さなっているお父様。

そして、ミモロたちがご奉仕するのをお世話してくださる方など

連日のご奉仕で、みなかなりお疲れでしょうが、その顔には、祭りを無事に終えることができた達成感が溢れます。

「山鉾巡行の日は、朝6時半に集合して、衣装を整え、出発の準備をします」と。

汗まみれなお姿…でも、「かっこいい!」と思うミモロです。


町会所に到着した鉾からは、ご神体が会所内に移動され、それからさまざまな懸装品が次々に外されます。
翌日には、鉾の姿は、町の通りから消えています。
巡行が終わっても、祭りに関する作業は、まだまだ続くのでした。

本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございました。

京都では、コロナ感染者は過去最大の数に…。「祇園祭したから、もうこれ以上増えないといいね~」と願うミモロです。
なお、「八坂神社」では、7月31日まで「祇園祭」の神事が続きます。


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3年ぶりの「祇園祭」の「後祭 山鉾巡行」。次々に現れる山鉾に人々から歓喜の声が

2022-07-25 | 祭事・神事・風習

7月24にの朝、「今日は、3年ぶりの山鉾巡行だね~」と興奮気味。楽しみにしていた「大船鉾」の金の龍頭が町に現れる日です。

晴天に恵まれたこの日、青空を背景に凛々しい金の龍頭が町をめぐります。

9時前に、新町御池の交差点に到着したミモロ。「後祭」の山鉾巡行は、9時半から始まります。
ミモロが到着したとき、「あ、北観音山だ~」狭い新町通から「北観音山」の姿が…


新町通に「北観音山」「南観音山」そして「大船鉾」は会所があり、そこを出発して、御池通、河原町通、四条通を経て、再び新町通の会所に戻るのが、後祭の山鉾巡行のコースです。

ビルの5階くらいまで高さがある山…無地に山鉾巡行の1回目の辻回しが終わりました。


次に姿を現したのは、「南観音山」。昨日の夜は「あばれ観音」という神事を行い、多くの人が見物したそう。

車輪が、横についている山鉾は、方向転換は、ひき手の綱が頼りです。

山鉾の先端に立つ音頭取りさんの掛け声で、ひき手は、一気に綱を引いて、山鉾の方向を変えるのです。


「次は、大船鉾かな?」と、ミモロが今年もご奉仕した鉾が現れるはず…
でも、今年は、その前に、196年ぶりに山鉾巡行に復興した「鷹山」が現れました。

その姿に、いっそう大きな拍手が見物人から沸き起こります。

白木の初々しい「鷹山」。この姿をいかに多くの人が待ち望んでいたか…この日の感激はひとしおのことでしょう。
後ろに下がる懸装品には、凛々しい鷹の姿…そして山の松の木には、キジが止まっています。
 

初めての大きな通りでの辻回し…見物人が心配そうに見守ります。

多少時間はかかったものの、無事に辻回しを終えると、周囲から拍手が…

そんな姿をじっと見守っていたのが、新町通に姿を現した「大船鉾」の金の龍頭。


「鷹山」は、後祭りのしんがりを務める「大船鉾」の前を常に進む山で、その順番は変わりません。

「大船鉾」自体、8年前に山鉾巡行に復興した、復興先輩鉾。久しぶりの巡行への緊張感や感激は、その当時が蘇るもの。
「さぁ、動くよ~」

ミモロの前を勢いよく御池通に船出した「大船鉾」。

その姿を誇らしく見守るミモロです。

「う?何か始まった~」と後ろに車の気配。新町通を振り返ると、そこには作業車がいつの間に…

山鉾が通った直後、そこの信号機をもとの状態に戻し、点灯確認などが行われていました。
もうここの場所を山鉾は来年まで通りません。

「わ~かっこいい!」とビルの立ち並ぶ御池通に現れた船…


囃子方の鐘や笛などが響きます。


「辻回し終わっちゃった~」。辻回しが終わると、速度を上げて、くじ改めが行われる市役所へ向かいます。

「直線進むの、結構速いんだよね~」人力で動く山鉾ですが、そのスピードはなかなかのもの。
「山鉾スピードレースしたら、どこが一番速いのかな?」と不謹慎なことを想像するミモロですが…確かにちょっと興味あります。

「あ、ミモロちゃんもここで見てたのね~」と、いつもミモロのブログを読んでくれるファンの方。すでにミモロとは顔なじみです。

関東からお友達と一緒に、祇園祭にやって来たそう。「やっぱり見られて感激しました」と。

ミモロは、新町通から、市役所のある河原町通方向へ進みます。
くじ改めの順番待ち状態の「大船鉾」、ここで記念撮影が…


「大船鉾」で一緒にご奉仕したお友達の姿も…

「がんばってね~」と声援を送るミモロ。

「大船鉾」をはじめ、後祭りの11基の山鉾は、3年ぶりの巡行に勢いよく進んでいきました。


今年、11基になった巡行…「橋弁慶山」を先頭に京都の中心部を進みます。
「わ~もう11時半になってる~」と、いつもより進む予定時間は遅れがち…久しぶりの「鷹山」の巡行を、他の山鉾もサポートしている様子が伺えます。みんなで守る伝統の祭り…「京都だよね~」としみじみ思うミモロでした。


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今年約200年ぶりに「祇園祭」に復興を果たした「鷹山」。白木の清々しい香り漂う山へ。

2022-07-24 | 祭事・神事・風習

「祇園祭」の後祭りで、今年、最も注目されるのは、江戸時代の文政9年(1826)の巡行を最後に、休み山となっていた「鷹山」。ついに今年、念願の復興を果たします。


山が、三条通に姿を見せて以来、大勢の人が訪れています。


14:30に「大船鉾」でのご奉仕を終えたミモロは、「鷹山に上りたい~」と町会所へ。
「はい、今からですと、16時20分以降ですね~」と言われます。

「わ~2時間近くもある~でも、今日じゃないともう来れないし…」ということで、拝観料500円を納め整理券とチケットをGET.


「大丈夫…その間、他の山鉾見たいし、喉も乾いてるから休憩もするから…」ということで、時間まで他の場所へ…

やがて16:20になり、ミモロは、再び「鷹山」へ。

いよいよ山へと上がります。

急な階段を弾むような足取りで…
「わ~新築のお家みたい…」

ヒノキの清々しい香りが漂う新築の山…

まだ、天井画はありません。柱や手すりなども白木のまま…「もう来年には、漆掛けされて、白木の姿が見られるのは、今年限りですよ」とそこで案内をなさっている方。

どこの山鉾も、毎年、どこかを新調したり、年々育ってゆくのです。

先ほどまで、祇園ばやしが聞こえていました。山にはまだ囃子方の方々が…。

「おめでとうございます!」とミモロは挨拶。「はい、どうもありがとうございます~。明日の巡行がんばりますね」と顔には笑みがこぼれます。

山の中には、お囃子の楽譜や楽器が…
 
「囃子方になりたいなぁ~」と憧れるミモロですが、女性は巡行する山鉾に乗れません。囃子方にもなれないのです。

「巡行楽しみにしてます!」と。大船鉾の前を進む「鷹山」です。

「みんな見てるよ~」と,下から見上げる人たちを見て、山に上がれ、誇らしげなミモロ。

「あ、お友達がいる~」と、下を見て手を振りますが、残念ながら気づいてはもらえませんでした。


「鷹山」から降りたミモロは、会所のテントへ。
なんと21日には、厄除け粽をはじめ、手ぬぐいなど、「鷹山」オリジナルの品々は、全部売り切れ!

かろうじて見つけたのは、厄除け粽ではなく、食べられる粽です。


17時を過ぎて、祇園ばやしの笛や鐘の音に見送られ、「鷹山」を後にします。


家に戻ると、さっそく粽を頂きます。


食べられる粽は、毎日作ることができるので、購入可能。
「ほんのり甘くておいしいね~」と、疲れが癒されるミモロでした。



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「祇園祭」の「大船鉾」でのミモロのお手伝い。厄除け粽の授与や会所での案内係など。

2022-07-23 | 京都

「厄除け粽、どうですか~」と京都弁で「大船鉾」を訪れる人に呼び掛けるミモロ。

毎年、「祇園祭」の後祭の「大船鉾」でご奉仕をしています。めったに話さない京都弁…「でも、観光客の人、京都弁の方が雰囲気でてうれしいでしょ!」とサービス精神も旺盛。

7月20日の夕方から夜に、最初のご奉仕。
これは、ミモロが会員になっている「NPO法人京都の観光文化を考える会 都草」が、「大船鉾」の復活以来続けている活動のひとつです。
会員の皆さんといっしょに、京都の祭りに参加できるのは、楽しいこと。
 
実は、会員の多くは、京都以外の地域の出身者。京都に暮らし、京都のためになにか…という思いが強い方々です。

浴衣にマスク…暑くて大変なこともありますが、それでも祭りに参加しているのは、心躍る経験。
「たくさんの人に授与できるといいなぁ~」と、仮設テントで、厄除け粽を並べるミモロでした。


疫病退散の御利益がある「厄除け粽」

「大船鉾」では、24日まで授与されます。

21:30、この日のミモロのご奉仕は終了。「はい、お疲れさまでした~」と、「大船鉾」の「四条町」のみなさん。

「はい、またお手伝いに来ま~す」とミモロはご挨拶し「ふ~やった~」と、汗でマスクや浴衣が湿って、全身に疲れが出ても、「楽しかった~」と思いながら帰路につきました。

さて、2日目は、7月22日の午前10時から14時半がミモロの担当時間です。この日は、町会所の2階で、鉾に乗る人たちを案内する係です。

23日の夜まで、「大船鉾」では、鉾に乗ることができます。

ミモロは、2階に展示されている貴重な懸装品のそばで、説明したり、観光客が懸装品に近づきすぎないように目を光らせる係なのです。

「いらっしゃいませ~まず、ご神体の神功皇后にご参拝ください~。ご神体の写真撮影はお控えてくださ~い。他の品々の撮影は自由です~」と、2階に上がって来た人にまずは声をかけます。


町会所の2階には、この時期だけしか拝見できない貴重な品々がいろいろ。


令和4年に新調された懸装品をはじめ、幕末の禁門の変で焼失を免れたものなど、「大船鉾」の歴史を物語る品々です。


特に、今年は、テレビや新聞で報道された、日本画家の上村淳氏先生の天井画が注目されています。
 

鉾の天井を飾る花鳥図で、全部で20区画からなるもの。その一部が公開されています。
まだ完成はしていませんが、来年をめどに製作が進められています。

まさに動く美術館を物語る品々、訪れる人たちから感激する声がこぼれます。

お客様がいらっしゃらない時…ミモロは、鉾に

「あ、お友達が来てる~ここだよ~」と鉾から手を振るミモロです。

「わ~そこにいたんだ~」とお友達。小さくてもなんとか見つけてもらいました。

他にも、この日、たくさんのお友達やブログの読者の方々がミモロに会いに来てくださいました。
 
「ミモロちゃん、浴衣お似合いですね~」と、みんなに褒められて「うん、これね、ミニ着物の先生が作ってくださったの」と誇らしげにグルリと回って浴衣を見せるミモロです。

「ミモロちゃ~ん、下りてきて~お疲れ様~」と。

「え?もう交代の時間??お手伝いの時間おしまいなんだ~」と、ご奉仕の時間も終了です。

一緒にこの日、お手伝いした皆さん…「お疲れ様~」と挨拶して「大船鉾」を後にします。


暑くて、大変なこともあるご奉仕ですが、「やっぱり毎年やりたくなっちゃう…」というミモロ。

さぁ、他の山鉾の見学に行きましょう…

後祭りの山鉾巡行は、24日の9時に御池通から始まります。
ぜひ、金の龍頭の「大船鉾」を見に来てください。「今年、初めて金の龍さん、町にでるんだよね~」と、その姿を楽しみにするミモロです。


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3年ぶりの「大船鉾」の曳初めに参加したミモロ。綱を握る手にも熱がこもります。

2022-07-22 | 祭事・神事・風習

「ヨイショ、ヨイショ~」とミモロは、3年ぶりに「大船鉾」の曳縄を握ります。

7月20日、15時から始まった「祇園祭 後祭」の「大船鉾」の曳染め。鉾の試運転で、これには、女性や子供など一般の人も参加できます。

コロナ感染対策で、ひき手の人数が限定されたものの、多くの人が参加することができました。


「ミモロも頑張るんだ~」とやる気満々。その顔には、久しぶりの曳初めの嬉しさが浮かびます。


曳く綱を塩で清め、いよいよ「大船鉾」が動き出します。
タイミングを指示する音頭取りの声にあわせ、ミモロも力を込めて太い綱を引っ張ります。


みんなの力で動き出した鉾…周囲の見物人から拍手が沸き上がり、久しぶりの曳初めをみんな待ちわびていたことが伺えます。

ゆっくり動き出した鉾は、新町通を四条通方向へ進み、ひき手は、四条通へ。

その間、四条通にいた車は、鉾の綱が通り過ぎるまで、じっと待たなければなりません。
「京都で、車より、神輿や山鉾の方が優先されるんだよね~」いかにも京都らしい景色。
止められた車のドライバーも馴れているのでしょう、だれも文句を言う人はいません。車の列は、西洞院通まで続きます。

「鉾、四条通に出るのかな?」とミモロは、船首を飾る龍頭を見上げると…

「あれ?信号にぶつかっちゃう…」そう、巡行の時は、信号機は、鉾が通るまで、折りたたまれるのですが、この時はまだ…。
そのため、「はい、あと1m進んでくださ~い」という声で、慎重に綱を曳き、ギリギリのところまで移動。

24日の山鉾巡行の時は、四条通を渡り、新町通を御池通まで、「大船鉾」は進みます。
「狭い道を通る姿、迫力あるんだよね~」というミモロです。
ビルや町家の建ち並ぶ新町通…窓のすぐそばに迫る船の形の鉾…なんとも不思議で、感激する景色なのです。

曳初めのこの日は、鉾はここで新町通を後ろ向きで高辻通まで移動します。

「方向転換できないから、バックで進むんだよ」
そのため、曳く綱も後ろにつけられ、曳く人たちも、鉾の後ろに移動して曳くのです。

同じ時刻、新町通に建てられた「南観音山」と「北観音山」でも曳き初めが行われていました。


「あっちのも見てこよう…」と、ミモロは四条通を渡って「南観音山」のそばへ。


そして、同時刻、今回復活した「鷹山」でも曳き初めが行われます。
いずれも関係者だけが綱を持てたといわれ、一般の人が参加できたのは「大船鉾」だけとか。

しばらくして、「大船鉾」、元の位置に戻ってきました。
町会所の前に置かれた大きなヘラのような道具…「これ、なにするんだろ?」とミモロ。

これらは、鉾を停止させたり、微妙に方向を変えるために、車輪の下に入れる道具。

「はい、あと5センチ移動させて~!」との声で、鉾を巧みに動かします。
「すごい、5センチにもこだわるんだ~」

山鉾の木製の車輪は、胴体の脇に設置され、方向を変える機能はついていないので、その場合、車輪の下に竹を並べて摩擦量を少なくして、人力でグッと動かします。その時、微妙な調整をするのが、長年使われている道具たちなのです。

ひと仕事を終えたみなさんの顔にも笑みが浮かびます。


「やっぱり感激しちゃったね~」とミモロ。「そうね~久しぶりに曳き初め見ました」とおっしゃるのは西陣に住むお友達。

偶然、ここで久しぶりにお目にかかれ、うれしくて、飛びつくミモロでした。

さて、山鉾のそばで注意しなくてはいけないのは、綱や縄を触ったり、跨いだりすること。祭りに関わるものは、清められている大切な神具なのです。知らない観光客の中には、地面に置かれた綱をまたいで、反対側に移動しようとする人が何人も…。そのたびに、関係者から「跨がないでください~」と大きな声が飛びます。くれぐれも注意しましょう!

そもそも多くの祭事や神事に関わるものは、触れるのはNG.特に、女性は注意が必要。相撲の土俵に女性が上がれないのと同じように、昔は女性が神輿に触れることは、嫌われた行為です。もちろん、今やその男女差の垣根は、かなり取り払われ、神輿の担ぎ手や剣鉾の差し手にも女性が参加できるところも増えていますが、昔ながらの伝統を重視するところでは、今も伝統のしきたりが守られています。

「ミモロちゃん、これからどこか見に行くの?」とお友達。「あのね~もうすぐ厄除け粽やお守りの授与のお手伝いが始まるの…」とミモロ。

その日は、夕方から、夜21時過ぎまで、「大船鉾」の仮設テントで、厄除け粽やお守り授与のご奉仕をしたミモロです。


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