友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

阿波踊りと私たちの夏祭り

2018年08月17日 17時20分58秒 | Weblog

  爽やかな風が少し強めに吹いている。エレベーターで一緒になった知り合いに「涼しくなりましたね」と言うと、「ウチのは何にもできないの。洗濯も掃除も何もしない。私が作らなかったら、外で食べるか、スーパーで弁当を買ってくる。食べても片付けないし、家のためにしようという気が全くない」といきなり愚痴られた。「あなたがいなくては生きられないのだから、最後まで面倒見なくちゃー」と言うと、「無理、無理。絶対無理」と強い口調で応えた。

 ダンナとは一緒に役員をしたこともあり、時には挨拶もするが、そんな風にカミさんから思われているのかと知る。昨日、先輩たちとお茶をしていた時、徳島の阿波踊りの対立に話が飛んだ。「実行委員会はもっとみんなの意見を聞かなくてはダメだ。実行委員長の市長も『申し訳なかった』と言っていたが、全く踊り子たちの気持ちが分かっていない」と先輩が言う。

 「どこも同じ。上から目線で勝手に決めている。権力を持つと自分の立場しか見えない」。「そもそも累積赤字が4億円というが、なぜそうなったのかが大事なことなのに、総踊りを中止して分散すれば黒字化できるという発想がおかしい」。「阿波踊りを支えてきた振興協会の総踊りは連日満員の観客なのに、徳島新聞側に所属するグループの総踊りはチケットの売れ行きが不調で、徳島新聞に肩入れする市長は、総踊りの中止を打ち出した」と事情通が説明する。

 私たちも「市民の皆さんと共に楽しむ」をモットーに、屋台で祭りを盛り上げてきた。それが突然、「協力金を集める」と実行委員会が市の広報に載せたので、それは祭りの趣旨と違うので参加しなかった。徳島の阿波踊りの踊り子たちも、「総踊りを踊りたい」ので、市長の命令に逆らって踊りを実行した。長年連れ添った夫婦でも、互いを理解し合うのは難しいのだから当然だろう。「踊る阿保に見る阿保、同じ阿保なら踊らにゃーそんそん」という訳だ。

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