友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

スー・チーさんへの期待

2018年08月25日 16時56分17秒 | Weblog

 「あのボランティアさんは、尾鼻さんではなく尾畠春夫さんですよ」と、友だちから昨夜、メールが届いていた。今朝、ケイタイを見て、ブログを見ると指摘されたとおりだった。自分では「オバタ」と打ったつもりだったのに、見逃していたようだ。最近、目がみえない。眼科に行ってみたが、「白内障が進行していますね」と言うだけで、「手術をしましょう」と言わない。メガネ屋さんい行っても、「昨年と変わりません」と言われてしまう。

 総合して考えると、「まだまだ大丈夫」ということだと勝手に解釈した。今日は地域の夏祭りが行われる。私は午後、市の国際理解講座に参加した。会場に入って、友だちが執拗に参加を促してきた意味が分かった。今日は彼が司会役だった。テーマは「出口が見えぬロヒンギャ問題」で、講師は国家顧問に就いたスー・チーさんの父親から話を始めた。政治とは無縁だったスー・チーさんが「建国の父の娘を必要としているなら」と、民主化運動に身を投じていった。

 そして、ノーベル平和賞を受賞し、総選挙で圧勝し、彼女は国家顧問となった。ラカイン州には100万人のイスラム教徒のロヒンギャが多数派の仏教徒と対立し、大規模な衝突が繰り返されていたから、国内外の多くの人が彼女なら解決してくれると期待した。けれど、現実は一向に変わらない。講師は、「父親のように命を懸けて解決すべきだ」と言い、「できないのであれば、ノーベル賞を返上する意思を示して欲しい」と、かなりきつくスー・チーさんを非難した。

 けれど無理だろう。「後進国だから」という発言も会場からあったけれど、先進国のアメリカは未だに人種差別で対立している。欧州は移民に対して排外的になっている。日本でも朝鮮人に対する差別意識は根強い。人間は人間を攻撃する。肌の色で、宗教で、貧富で、思想で。私は「待つ以外ない」と思う。人々の価値観や考え方が変わっていかない限り、紛争と弾圧は繰り返される。教育が最大の力になるだろう。

 明日は中学校のクラス会のため、ブログは休みます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする