宮下奈都さん著「羊と鋼の森」の文庫本が発売されたので(ようやく)読みました。
吉田羊さんと吉田鋼太郎さんの話ではなかったのですね(笑)
ジンギスカンの話でもありませんでした。
ひたむきに仕事に取り組むピアノ調律師のお話です。
その中で、詩人の原民喜さんの言葉が引用されていました。
「明るく静かに澄んで懐しい文体、少しは甘えてゐるやうでありながら、きびしく深いものを湛へてゐる文体、夢のやうに美しいが現実のやうにたしかな文体」
これって日本酒と一緒じゃないかと。
「明るく静かに澄んで懐しい日本酒、少しは甘えてゐるやうでありながら、きびしく深いものを湛へてゐる日本酒、夢のやうに美しいが現実のやうにたしかな日本酒」
この本を読んで、私もひたむきに日本酒を追及していきたい気持ちが高まりました。