M's World

食と酒にまつわるエトセトラ

羊と鋼の森

2018年02月18日 | グルメ

宮下奈都さん著「羊と鋼の森」の文庫本が発売されたので(ようやく)読みました。

吉田羊さんと吉田鋼太郎さんの話ではなかったのですね(笑)
ジンギスカンの話でもありませんでした。

ひたむきに仕事に取り組むピアノ調律師のお話です。
その中で、詩人の原民喜さんの言葉が引用されていました。

明るく静かに澄んで懐しい文体、少しは甘えてゐるやうでありながら、きびしく深いものを湛へてゐる文体、夢のやうに美しいが現実のやうにたしかな文体」

これって日本酒と一緒じゃないかと。

明るく静かに澄んで懐しい日本酒、少しは甘えてゐるやうでありながら、きびしく深いものを湛へてゐる日本酒、夢のやうに美しいが現実のやうにたしかな日本酒」

この本を読んで、私もひたむきに日本酒を追及していきたい気持ちが高まりました。

 

コメント
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