仙台国分町から5分ほど歩いた住宅街の中にある日本料理店『おかざき』さん。
店主の岡崎さんは『なだ萬』で修業し、昨年10月に独立、オープンしたそうです。まだ若い方ですが、物腰がやわらかで好印象です。
お店の中は白の塗り壁に明るいダウンライト、モダンなイメージ。1階はカウンター5席のみ。(2階に8名のテーブル席があるそうです)
カウンターを挟んで岡崎さんが料理をします。
席には丸いお盆があり、そこに料理を出してもらう形です。
料理はその日に入った地元食材のおまかせだけです。
それぞれの席にコースの内容が書いた紙が置いてあります
その日のメニューは
「つぶ貝の酢の物」「烏賊と雲丹の煮凍り掛け」「鯛の潮汁」「はだ鰈の造りと鯵の酢〆」「すずきの炭火焼き」「蛸と冬瓜の炊き合わせ」「仙台牛のふぉあぐら包み」「穴子と牛蒡の炊き込みご飯」「あさりの味噌汁」「水菓子」
「嫌いなものはありませんか?」
店主がまず初めに聞いてくれます。
「あっ、全部好きです
」
料理は一品ずつ、食べ終わったら次の器を出してくれます。そのひとつひとつが、きめ細やかで丁寧な料理です。
全部美味しかったのですが、なかでも「すずきの炭火焼き」と「仙台牛のふぉあぐら包み」は絶品
「すずき」は塩加減、焼き加減ともに最高。皮はパリっと白身はホワッと。
焼いて刻んだシシトウと大根おろしが添えてあります。大根おろしには醤油やポン酒がかかっておらず、そのままです。魚のやさしい甘みを損なわず、口の中はさっぱりとする。よく考えてあります。
「仙台牛のふぉあぐら包み」は、仙台牛のたたきで甘辛く炊いたフォアグラを包み、洋カラシをちょっとだけ載せた一品。柔らかいたたきはフォアグラとピッタリ。これはめっちゃ旨い
店主に宮城の日本酒(戦勝政宗、伯楽星、山和)を選んでもらって、お酒も満喫させていただきました
この雰囲気と味で、おまかせ料理がなんと3800円!ジャパネットたかたも驚きの超良心的価格
直前に電話して幸運にも入れたけど、予約をしないとダメみたいです。(こういう場合、おひとりさまは強い)
仙台に行く機会があれば、ぜひ!