さて2019年最後の投稿は、毎年恒例の今年一年で私にとって最も印象的であった一皿(Most Impressive Dish, M.I.D.)を発表します。
昨年は新潟の「釜炊きご飯」でしたね。
M.I.D.は、まったく私の個人的な感想であり、なんら優劣をつけるものではございません。
(こんな他愛もないランキングに興味をもたれている方がいらっしゃるという話を聞いてビックリしました)
今年一年間、楽しかった思い出溢れる一皿ばかりです。
それでは、各月から悩み悩んで選んだ一皿を紹介していきましょう。
1月:『鳴門』さんの「粕汁」
秋田のお酒「阿櫻」の酒粕で作った「粕汁」です。〆で食べると心までホッとします。ありがとうございます。
2月:『肉焼食堂もりしん』さんの「和牛シャトーブリアン」
「肉焼食堂もりしん」さんの7周年記念特別価格でいただきました。とろける美味しさ。ありがとうございます。
3月:『風輪里』さんの「ひまつぶし」
雨の篠山でいただいたお店オリジナルの混ぜご飯。アットホームな雰囲気も安らぎです。ありがとうございます。
4月:『鮨縁』さんの「寿司」
赤酢のシャリがまろやかです。薬味を合わせたシャリと海苔で包んだ「鯖」が好きです。ありがとうございます。
5月:『一福』さんの「フグの白子ご飯」
特別メニューの一品を少しわけていただきました。その美味しさに全身脱力しました。ありがとうございます。
6月:『やま本』さんの「もつ鍋」
ガッツリニンニクの「もつ鍋」です。その残り香は強烈ですがクセになります。ありがとうございます。
7月:『残業や』さんの「かぼちゃのコロッケ」
学生時代からの好物でした。甘い手作りかぼちゃコロッケはアリだと思います。ありがとうございます。
8月:『菜種』さんの「蒸し穴子の棒寿司」
蒸し穴子は本当に美味しいです。フワフワ食感と甘いタレのコンビは最高です。ありがとうございます。
9月:『英洋軒』さんの「焼き餃子」
姫路の立ち呑み屋さんです。アツアツでパリッジュワ。ハフハフからのグイっと。ありがとうございます。
10月:『魚食菜ひらじぃ』さんの「アサリのガーリックバター焼き」
普通、居酒屋さんにはバケットがないんですね。コンビニに走ってもらいました。ありがとうございます。
11月:『Backen』さんの「オニオンスープ」
鹿児島のパン屋さんのモーニングです。奥深い味が身体にじっくり沁み渡りました。ありがとうございます。
12月:『金杯森井本店』さんの「湯豆腐」
大正時代に創業した老舗居酒屋の定番メニュー。「とろろ昆布」は素晴らしいです。ありがとうございます。
どれもこれも思い出深い逸品でばかりです。
この中で誰が一番だなんて決めることはできません。(平成の名曲のオマージュ)
でも決めましたよ。
2019年(平成31年・令和元年)のM.I.D.(Most Impressive Dish)は・・・
鹿児島『Backen』さんの「オニオンスープ」です!
野菜の旨味がたっぷり溶け込んだ黄金色のスープです。
正直なところ一口いただいた瞬間に(これが今年のM.I.D.かも)って思いました。
焼きたてのパンも美味しかったです。
ひとり旅の鹿児島で独りモーニングセット(笑)
でも、こんなに温かい「オニオンスープ」があれば寂しくなんてありません。
今年訪れたたくさんのお店の方、そして一緒に食事をしてくださった方、さらに生産者をはじめ直接間接的に関わってくださった方、本当にありがとうございます。
来年2020年、みなさまと一緒に「幸福の食卓」を囲めることを楽しみにしています。
良いお年を!!!!