明石の地酒屋『鳴門』さんで、「鶴齢」を醸す新潟県南魚沼市の青木酒造さんを招いて酒の会が催されました。
青木酒造さんは、昨年創業300年を迎えられた歴史のある蔵です。
ほとんどが新潟県内で消費されており、関西にはあまり出回りません。
東京から営業の方が来られて、いろいろとお話をしてくださいました。
お酒の話はもちろん、魚沼の豪雪の話、雪室の話、新潟人の飲み方などなど、おもしろい話がたくさん。
料理は『鳴門』さんと『ひらじぃ』さんが、「鶴齢」に合う献立で用意してくださいました。
ありがとうございます。
青木酒造さんには「鶴齢」と並んで人気の銘柄「雪男」があります。
魚沼出身の江戸時代後期の随筆家 鈴木牧之(すずきぼくし)の「北越雪譜(ほくえつせっぷ)」で記されている不思議な物語に由来する名前です。
縮(ちぢみ)の反物を背負った行商人が雪山で迷って途方にくれていると、毛むくじゃらの化物が現れ、行商人がおにぎりをあげると、その化物が反物を背負い、麓まで道案内をしたという伝承話です。
「北越雪譜」に描かれた挿絵がラベルになっているのが「雪男」です。
荷物を背負った雪男が描かれています。
最近では、スノーボードを背負った雪男や、ATOMICのスキー板を背負った雪男の限定ラベルもあるそうです。
魚沼を舞台に長い時間を飛び越えたコラボレーションですね。
今宵も楽しい夜でした。
青木酒造さん、丹元商店さん、『鳴門』さん、『ひらじぃ』さん
ありがとうございました。