M.I.D. 2024

2024年最後の投稿は「今年食べたなかで一番印象的だった一皿」
Most Impressive Dish　M.I.D.　の発表です。

昨年のM.I.D.は「いわしの塩焼き」でした。

審査員は私だけ。
選定基準は、味はもちろん、それだけではなく、お店の雰囲気、一緒に食べた人、しゃべった話、そのときの体調や気持ち、天気天候、その日の星占い…　全部ひっくるめて印象に残っているお料理です。
対象はこのブログに投稿したものです。（料理自体は紹介しなかったものもあります）

各月からのノミネートは、

1月：『ブロンコビリー』さんの「サーロイン200g」
キコキコ系でがっつりと肉が食べたくなって、父が入院していた病院の隣にある『ブロンコビリー』さんでいただきました。ちょっと複雑な気持ちでしたが食べているときはお肉に一点集中できました。今年は『ブロンコビリー』さんへ合計6回も行ってました。ありがとうございます。

2月：『活惚』さんの「ステーキ」
諸般の事情で禁酒をしていたのを解禁し、その祝い（？）の宴でいただいた料理です。コロナ制限もあったので久しぶりに会う友人達との会話も楽しかったです。参加メンバーのひとりとママさんがこの後に入院療養することになりましたが、そのときはまだ知らないことでした。ありがとうございます。

3月：『メリケンパークオリエンタルホテル』さんの「スイーツビュッフェ」
姪っ子の結婚披露宴で新郎新婦が「スイーツ」を取り分けてくれました。よくよく考えてみると、生まれたときから知っている人の結婚をお祝いするのは初めてです。そしてこれからもこのような経験はできないでしょう。感慨深いものもありました。ありがとうございます。

4月：『ROSSO』さんの「明石牡蠣の牡蠣フライ」
明石産の牡蠣を揚げた「牡蠣フライ」です。若い人たちがどんどんチャレンジをしていく姿は頼もしいかぎりです。近い将来、明石牡蠣が明石の新名物になることを期待しています。まだまだ大変なこともあると思いますけれど応援しています。ありがとうございます。

5月：『ペッパーランチ』さんの「ビーフペッパーライス」
阪神甲子園駅前の『コロア甲子園』で野球観戦前に食べました。この夜、私の目の前でジャイアンツの戸郷投手がタイガースを相手にノーヒットノーランを達成しました。もう二度と観戦前に「ビーフペッパーライス」を食べることはないと思います。ありがとうございます。

6月：『ごぶごぶ』さんの「チキンカツランチ」
初めて新開地の常設寄席『喜楽館』に行ったときのランチです。落語好きなのでまた聴きに行こうと思います。この日のトリの演目は「たちぎれ線香」でした。演目とボリューム満点の「チキンカツランチ」とはまったく関係ないですけど…　ありがとうございます。

7月：『西脇大橋ラーメン』さんの「播州ラーメン」
小野のひまわり畑を観に行ったときにちょっと足を伸ばして食べました。地元播州のご当地ラーメンです。地元食材を使うというよりも、当時のお客さんのために考えて生まれた味というのが良いですね。由来を調べるのが楽しくなりました。ありがとうございます。

8月：『鰻の神楽』さんの「一尾うな重」
やはり「鰻」は美味しいです。もちろんお店によって美味しさの高低はあると思いますが、鰻の持つポテンシャルが高いので、そうそう外れないと信じています。「鰻」「タレ」「ご飯」のコンビネーションには無敵感があります。ありがとうございます。

9月：いただきものの「いちじくのコンポート」
お店ではないですけれど、お世話になっている方に手渡された手作りの「コンポート」です。旬の「いちじく」の優しい甘さにくわえて、持ち帰るのときにシロップがこぼれないようにしたラッピングに人の優しさを感じました。ありがとうございます。

10月：『花月』さんの「卓袱料理」
今年の10月は濃厚でした。なかでも長崎旅行は一番の思い出です。『花月』さんは歴史のある老舗料亭です。だいぶ背伸びしましたがいい経験になりました。この旅行の後に始まったテレビドラマ「海に眠るダイヤモンド」も楽しみました。ありがとうございます。

11月：『残業や』さんの「手作り春巻き」
具だくさんの春巻きです。いろいろな具材を一緒に巻いてパリッと揚げる逸品です。いろいろなお客さんが出会う『残業や』さんのカウンターのような気分でいただきました。今年もカウンターでの与太話は楽しかったです。ありがとうございます。

12月：『浜好』さんの「ふぐ雑炊」
板宿の『浜好』さんの「ふぐコース」の〆雑炊。三年ふぐの旨味がたっぷり溶け込んだ出汁でさらっと炊いた雑炊は「てっさ」「焼きふぐ」「てっちり」ですでにお腹いっぱいになっているのに、スルっと入ってきました。ありがとうございます。

 

能登の地震からスタートした波乱の2024年、もっとも私の印象に残った一皿は…

『花月』さんの「卓袱料理」

写真は「長崎ぱすてぃ」です。
『花月』さんの卓袱料理コースの中に出てきた逸品です。
見た目もかわいかったし、味も面白かったし、歴史もありました。
（ブログの中では料理の紹介してないやん！という声は受け止めます）

今年もたくさんの「幸福の食卓」を囲むことができました。
生産者のみなさま、飲食店のみなさま、一緒に食べてくださったみなさま、すべての方々に心より感謝いたします。
来年も穏やかで健やかな良い一年でありますように
そして、世界中の人々が「幸福の食卓」を囲めますように