さくらももこさんが二週間近く前の今月15日、乳がんのため亡くなっていたことが分かった。百恵ちゃんやヒデキ~と言えば懐かしい、ほぼ同世代だから、なおのことちょっとショックだ。享年53。
実は私は人から本を勧められるのが余り好きではない。自分のアジェンダがあって、なんだか腰を折られる気分になる、へそ曲がりなのだ。だから会社に入った頃、かれこれ30数年前になるが、同期入社の女の子から、面白いから騙されたと思って読んでみなよ、と、大阪出身の私に標準語で言われて、渡されたのが漫画本で、三重にびっくり(がっかり)したのだった。それが、さくらももこさんとの、「ちびまる子ちゃん」との出会いだった。ほのぼのと日常的で、それでいてシュールな小学三年生が、なんとも衝撃的だった。だいたい昔の漫画は、「ちびまる子ちゃん」にしても「ドラえもん」にしても、不条理なほど現実的で毒気があったものだが、いつの間にか文部省が推薦しそうなほど丸~く予定調和になってしまった・・・だからこそ、日曜夕方は、独身時代こそ離れていたが、結婚してから、そしてその後は親子ともども、今もなお「ちびまる子ちゃん」「サザエさん」と連チャンで見てしまうゴールデンタイムとなり、堂々たる「国民的アニメ」の名を欲しいままにしているのだろう。毒気は薄まっても、そこはかとないシュールさは健在であるところに、人気の秘密があるのだろうけど。
さくらももこさんが大ファンだったという西城秀樹さんを追悼したのは、ほんの三ヶ月前のことだった。私たちのあの頃を体現する人たちが次々と世を去るのはなんとも寂しい。早過ぎる死を悼みつつ、合掌。
実は私は人から本を勧められるのが余り好きではない。自分のアジェンダがあって、なんだか腰を折られる気分になる、へそ曲がりなのだ。だから会社に入った頃、かれこれ30数年前になるが、同期入社の女の子から、面白いから騙されたと思って読んでみなよ、と、大阪出身の私に標準語で言われて、渡されたのが漫画本で、三重にびっくり(がっかり)したのだった。それが、さくらももこさんとの、「ちびまる子ちゃん」との出会いだった。ほのぼのと日常的で、それでいてシュールな小学三年生が、なんとも衝撃的だった。だいたい昔の漫画は、「ちびまる子ちゃん」にしても「ドラえもん」にしても、不条理なほど現実的で毒気があったものだが、いつの間にか文部省が推薦しそうなほど丸~く予定調和になってしまった・・・だからこそ、日曜夕方は、独身時代こそ離れていたが、結婚してから、そしてその後は親子ともども、今もなお「ちびまる子ちゃん」「サザエさん」と連チャンで見てしまうゴールデンタイムとなり、堂々たる「国民的アニメ」の名を欲しいままにしているのだろう。毒気は薄まっても、そこはかとないシュールさは健在であるところに、人気の秘密があるのだろうけど。
さくらももこさんが大ファンだったという西城秀樹さんを追悼したのは、ほんの三ヶ月前のことだった。私たちのあの頃を体現する人たちが次々と世を去るのはなんとも寂しい。早過ぎる死を悼みつつ、合掌。
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