雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

カタクリ凛として立つ 一本立に感動

2020-06-06 08:55:14 | 山野草

「カタクリの花の魅力」

カムイラビットが勤めていたある高校の国語の女の先生が古典の授業でカタクリの詩の授業を展開しました。

この先生自然の体験が豊かでしたので、ついつい口が滑って「カタクリを食べた感想」をも話してしまったたそうです。

古典に出てくる詩では、生徒たちが憧れをもって描いていたカタクリの可憐さとカタクリを食べた話とにギャップがあったと見えて、生徒たちからブーイングされたそうです。

この高校は道東にあり、カタクリの花には出会えない土地でした。

古典のカタクリを詠んだ詩はよほど情緒豊かなものであったのだろうと想像しています。

▼私が道央に転勤してきて、春には必ずカタクリに出会るので満足しています。

初めての出会いが新鮮でした。札幌の新設高校に入ったのですが、高校の花壇整備に運ばれた土の中にカタクリの球根が入り込んでいたらしく、花壇に何輪か咲いたのです。

見たいみたいと願っていたカタクリが何輪か咲いたのでその魅力は満点でした。

道央、道南、本州には無数に咲くカタクリ。スプリングエフエメラルの代表の春の花、魅力満点です。

群生するカタクリも素敵ですが、私が毎年最後に出会うカタクリは「一輪が凛と立って」これがまことに魅力なのです。

自然の中に「一輪」自分を誇示しています。

 

 

 


初夏の美しい草花 これは何の花?

2020-06-04 09:53:04 | 山野草

「綺麗だね この花 何の花かなあ」

夏に向かう 野の植物は急いで花を咲かせ、一気に結実します。

植物たちもぼさぼさ(のんびり)しておれません。

菜園の昨年植え付けた「ネギ」も油断している間に、すべてが「ネギボーズ」をつけて、風景が一変してしまいました。

また、種子を蒔いてから2年目に花を咲かせる「カモミール」は花の部分を摘んで乾燥し、煎じて飲用するのですが、昨年秋に種が落ちたものが今では白い花を咲かせて可憐です。花摘みに時間が取られます。植物たちは子孫残しに専念しています。

 ギョウジャニンニクの花 実が付きだしています。我が家の庭。

 夏グミの花、今年は夏グミが多く実ることでしょう。

他の野の花たちも忙しく子孫残しに頑張っています。

路肩を占領する「チモシー」たちも穂を付けようと元気で茎が固くなり、除草するのに鎌に抵抗がきつくなり、苦労するようになりました。

▼さて、今回紹介するある植物ですが、今では白い花を付ける様になりました。

一般には土手や畔や路肩に陣取って、生命力最強の植物ですが、我が家では春の気付けにビリリとした辛さが魅力で、菜園の住民に許可している植物です。

 

この季節になって茎を急に伸ばし、こうなっては根を掘って食べることもできず 「味を楽しむのは来年待ちだなあ」と思うようになりました。

この花の咲き方は遠目にはアブラナ科の花に似ていると思うほどです。

この花の咲き始める時に写真に納めることができました。蕾から何輪か開花する時期が意外に美しいのに驚いています。

2020・5・31 撮影。わが畑に咲きました。

植物の名は伏せておきますが、植物の名を当ててみてください。

 


「ホウチャクソウ」 「ヤブニンジン」の林に迷い込む

2020-05-28 07:32:03 | 山野草

「林の中で野の花たちに出会う」

数年前に立ち寄った長沼町のある防風林内で「シャク」を採取したことがあります。「シャク」は山菜として有用で、おひたしにしても美味しく「庭に植えて置くと便利です」と物の本でみたことがあります。

この「シャク」を採集しようと以前立ち寄ったところに行ったのですが、もう何年も間が空いてしまい、その場所の入り口が分からなくなっていました。

ままよとばかりその地であろうと思われる防風林内に入ったのですが、排水路が整備されて環境がまったく変わっていて、前に入った場所なのか別な場所なのかさえ全く分かりませんでした。

ままよとばかり防風林の中に踏み込みました。

そこにはシャクは全く見つかりません。シャクの葉に似た植物に出会いました。葉をちぎり匂ってみます。せり科なので似た匂いですが食べたくなるような匂いではないのです。

花の付け方、咲き方を見るとどうやら「ヤブニンジン」の様なのです。林内のいたるところに群生しています。これほどまでに集まっているのに初めて出会いました。

そしてもう一つ目立って花を咲かせている植物がありまとた。二輪の花の付き方から「ホウチャクソウ」であることが分かります。

我が庭にも植えています。花の咲き方が可愛く私の好みの山草ですが、この防風林内のホウチャクソウはいたるところに群生していて驚きでした。

 

やぶちを進むので体力が消耗します。とうとう「シャク」を見つけることなくこの林と別れました。


春が来れば・・・ 水芭蕉 

2020-05-01 21:32:39 | 山野草

「春が来れば・・・ 水芭蕉」

今日はわが別荘の上空を二機のジェット機が飛んで行った。

ジェット機というのは「オオジシギ」の事。春早々、わが別荘の上空をわが物顔に飛んで行く。

羽音・鳴き声がなければ何の鳥と迷うのですが、今や迷うことなくオオジシギと鳥の名はわかっている。

そうか、オオジシギが来れば、わが別荘の近くに水芭蕉が見事に花咲かすのだと気づいた。

水芭蕉は朝日を受けて綺麗です。「尾瀬」に行かなくてもわが別荘で見る事が出来て幸福感に浸ります。

花粉が出て結実し実が付きます。この実が小川に流れて下流に水芭蕉生域が広がります。

花粉を付けた水芭蕉もまた魅力的です。

水芭蕉の苞の季節は初々しいのですが、花粉を付けた水芭蕉もまだまだ楽しめます。別荘に行く度に会いに行きます。

何枚写真を撮っても飽きません。

葉も大きくなってきました。この季節にタンポポも咲きだしました。

流れに沿って水芭蕉の領域が広がります。

4月30日、札幌の桜開花宣言がなされました。

わが別荘の桜も咲き始めました。桜も咲きはじめは花と蕾があって綺麗です。

 


元気をもらえる 野草の名は?

2019-12-14 17:05:16 | 山野草

「フッキソウ 富喜草」

冬に入って来ました。今年は12月22日が「冬至の日」です。3月までは忍の一字です。

今年は根雪になるのが遅い年の様です。

元気をもらえる草木にはいろいろありますが、草木の名前からは やはり「フッキソウ」でしょうね。

我が庭にも植えていますが、花はひっそりと目立たなく 人目をあまり引きません。

そのように目立たないのが好きなのです。春はこのフッキソウから元気をもらえます。

この頃は、都市の建物のまわりにも植えられているのを見る事があります。

野の木であるので、自然に強く挿し木しても増やすことが出来ます。

 


鶴の舞 カムイラビットの庭いま盛り マイズルソウ

2019-05-21 12:24:59 | 山野草

「鶴の舞 マイズルソウ」

自然は毎年変わらぬものと思っていましたが、時にその地の野草が死に絶えたり、思いもよらぬ群落になったりと 自然も大きく変わって行く物と気付いています。

洪水が起きたり、台風がやってきたりすると、自然ががらりと変化する物なのです。

当別・太美の防風林が、昨年の台風襲来で多くの大木が倒れ、環境が大きく変わりました。

私が毎年コゴミの宝庫として採集に出向く所では今年は全滅してしまったかの様子に驚きました。どうしたのでしょう。

また、何年も楽しませてもらっていたオオバナノエンレイソウの群落が今年は大半無くなり、一部にしか花は見られなくなり、これ幸いとばかりバイケイソウが進出していました。

こう徹底的に植生が変わる年もあるのですね。

我が家の庭の一部に植えていたマイズルソウは、今年は生活範囲を広げて隣に植えていたミントの植物をまたぐ感じでマイズルソウが増えています。

我が家の庭はマイヅルソウにとって住みよいのでしょう。

鶴が舞う姿に似ているので、名前が「マイヅルソウ」と付けられたのですが、いま我が家の庭に「鶴の舞」で綺麗です。

月が経てば薄緑の実を付け、秋には赤い実となり、初雪の時には赤い実が雪に映えて綺麗です。花の咲く時季から、赤い実の季節まで撮影の対象としています。一年中マイヅルソウは私を楽しませてくれています。

 


八重咲のオオバナノエンレイソウ これは珍しい

2019-05-17 19:09:11 | 山野草

「延齢草の花の色は何色? そして何枚の花弁なの!!」

エンレイソウは紫色の花で花を下向きに咲かせ目立とうとしませんが、オオバナノエンレイソウは白色の花で、花を上向きに咲かせよく目立ち、綺麗です。

目立たないのがエンレイソウで、明るい感じなのがオオバナノエンレイソウなのです。

山を登り始めて出会うのがエンレイソウ、さらに上るとオオバナノエンレイソウに出会います。

登山をしなくなった今、近頃はエンレイソウ、オオバナノエンレイソウが同じ所に咲いているのをよく見る事があります。

花びらの数はどちらも3枚ですが、変わった花を見つける名人がいて、2枚の花弁のオオバナノエンレイソウを見つけたとブログで報告しています。

 花びら何枚も持つオオバナノエンレイソウ

と思っていましたら、今日、何枚もの花びらを付けたオオバナノエンレイソウに出会いました。ある施設の管理された花畑にありましたので、品種改良された物であろうと思われます。

オオバナノエンレイソウは北大の花であり、北海道開拓当時は開発された多くの地に白い花をさかせていたことでしょう。

 驚きです 何枚もの花びらを付けたオオバナノエンレイソウ。初めて見ました 確かにオオバナノエンレイソウです

当別町にオオバナノエンレイソウの群落地のある所を知っていますが、今年は大きな変化があり、バイケイソウに占領されてしまって、わずかしか咲いていませんでした。

自然に変化が起こっています。

 

 


今年最後の 春の妖精 カタクリ エゾエンゴサク

2019-05-09 06:03:54 | 山野草

「スプリングエフェメラル 春の妖精たちは 春を告げて去って行った」

もう30年も前の話になりますが、札幌市内の道立高校に勤めていた時、勤め先迄1.5キロほどの距離で、自宅が近いとあってそれはそれで満足していました。

しかし、自然との触れ合いはあまりなく、今から思えば「もったいない7年間を過ごしたものだなあ」とつくづく思い返しています。

自然との触れ合いは素敵な物で、7年間も野山に触れることが少なかっのです。

 カタクリ

 自然派カムイラビットには自然(野山の山野草との触れ合い)の中での生活が、心豊かに過ごせるのです。

昨日、お世話になった病院で「春の野を謳歌する山野草の名」を聞いて見ましたら、野の花の名はなかなか出てきませんでした。

カタクリの名はなんとなく出てきたものの、郊外の野原一面にブルーで覆うエゾエンゴサクの名はとうとう出てきませんでした。

 エゾエンゴサク

春の野は「春の妖精たちの乱舞」が見られるのです。

5月8日、豊平公園(札幌市)にぶらりと訪れて見ました。この公園は広く、一角に「野草園」も置かれています。カタクリやらエゾエンゴサクも広い地に咲いて、多くの方が撮影に来る公園として知られています。

野草園では「ヒトリシズカ」が満開に咲いてはいましたが、春の妖精たちと言われるカタクリ、エゾエンゴサク、ニリンソウなどの花は一輪も咲いていず、葉の妖精たちはもうすでに去っていました。スプリングエフェメラルの季節は終わっていたのです。

 エゾノリュウキンカ

4日前、5月5日郊外にドライブしました。目的の場所には季節遅れの春の妖精たちが、カムイラビット夫婦を待ってくれています。

今年最後のエゾエンゴサクの花もゲットしました。また来年迄お別れです。

 

 

 


健康茶で元気に 人気ランキング ベスト12

2018-06-08 18:23:30 | 山野草

「健康茶 ベスト12」

薬局に行くといろいろなお茶が売られているのに驚きます。わざわざ自分で作らなくてもよいのですが、自分で作った健康茶となれば愛着もあり、考え深く吸飲できるのだろうと思われます。

健康茶を作る季節もあるので、そうたやすく作れません。

① どくだみ茶

  家の周りに生えて処理に困るほど繁殖旺盛です。

  利尿作用があるので、体内の毒を排出してくれます。毛細血管を強化する。

② すぎな茶

  身近にいくらでもあるので作りやすい。葉緑素の力で老廃物を排出し慢性病を予防する。

③ たんぽぽ茶

  血行が良くなり。冷え性が改善される。

④ びわ茶

  枇杷の葉に含まれるアミダリンは多くの国で癌治療に使われている。

⑤ つくし茶

  スギナ茶の健康成分に胞子のパワーを加えた優れものです。

⑥ くまざさ茶

  観光地に出向くとお土産物に売られています。アミノ酸、葉緑素、笹多糖体を含み、細胞膜を強化してくれます。

⑦ 柿の葉茶

  ビタミンCを豊富に含み健康の維持に役立ちます。

⑧ 松葉茶

  動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞を予防します。

⑨ よもぎ茶

  血液を浄化し免疫力を高め病気を予防します。老化防止。

⑩ タラの葉茶

  糖尿病や肝臓病の予防で注目されています。

⑪ ヤーコン茶

  この頃は畑でよく作られるようになりました。葉を乾燥してヤーコン茶とします。整腸作用に優れています。

⑫ アマチャヅル茶

  

  花の咲く7、8月に採集しつくります。ストレス緩和、動脈硬化の予防、肝臓障害の予防。  


ニリンソウの花びらは 何枚?  ニリンソウは春山菜の一級品

2018-05-24 20:22:57 | 山野草

「清楚な野花 ニリンソウ」

山菜尽くしの料理を食べさせてくれる幌加内の旅館に昨年泊まらせていただきました。そこの御主人が次の日に幌加内の奥地に案内いただきました。その時に御主人が何度も口にした「昨夜山菜料理に出さなかったのですが美味しい山菜があるのです。」と言います。

その山菜は「ニリンソウ」なのです。

そういえば、山菜尽くしの料理になかったのでした。

カムイラビットも毎年ニリンソウの花咲く季節に「ニリンソウのおひたし」を頂いているのですが、美味で癖がなく私の好みの山菜の一品です。

良く言われますが、有毒のトリカブトと間違い食べる人がいますが、野歩きしていない人のなせることです。

ニリンソウの春先は白い蕾をつけ、その後花を咲かせますが、白い清楚な花は野にあって魅力的です。白い蕾を付け出すのを待って摘み菜すると、トリカブトの葉と間違うことがありません。

さて主題の「ニリンソウの花びらは 何枚ですか?」ですが、 この問いは野によく散策に出掛ける人には実に簡単です。

ニリンソウの花びらの数の正解は「6枚」です。ここには6枚の花びらの写真はありません。枚数が違うものを見つけそれらの写真を撮るのに夢中になりました。

5月22日、札幌郊外の野に出ましたら、野にあしらわれたニリンソウの花は野を魅力的にいろどっていました。水の流れる沢の脇に生えますので、人の力では作りえない情景がそこにあるのです。