雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

カムイラビット家の庭 今は花盛り

2014-06-18 10:34:28 | 山野草

野の花に魅せられて 我が家の庭も様変わり

野の花と付き合っていると、心が体の奥底からなごみ、花壇の花とはまたく違った味わいを受け取る事が出来ます。毎年何気なく見ていた野の植物たちも、このごろでは心行くまで味わう事が出来るようになりました。

植物としてと゛の花も心を癒してくれますが、どちらかと言えば野の花の方が身体の芯からの安らぎを与えてくれる柔らかさがあるように思えるのです。それは、そのむかし人間が野生に生きていた動物であったからであろうと、かってに思っています。

花の大好きな人が庭作りに最初に入った時、きらびやかな赤色系統の花を多く植えて楽しみますが、ガーデニングを長年していて、精通してくるとブルー系やらホワイト系、薄紫系へと落ち着きの庭づくりへと変わりるらしいのです。

また長年ガーデニングを手掛けたことのあるお友達からアドバイスを受けたりすると、いつの間にか山野草系の花を庭に植え出し、自然系のある庭へと変化して行くもののようです。

ラビ妻の作る我が家の庭も自然系の雰囲気のある山野草の花のある庭となっています。シダ(コゴミ)やらマイズルソウ、クルマバソウそれにフッキソウ、トクサなども庭に植えられ、自然味のある庭になっているのです。ブルーベリー、ブラックペリー、ナツユキカズラなども風情があります。

 

ブラックベリー 庭の第三のシンボルとなっています。みが熟すと黒色になり、庭で楽しみながらつまみます、花は少し大きく、白色で清楚です。

自然系の庭にするとよい事があります。それは何だと思われますか、考えて見て下さい。

それは、山野草は宿根生のものが多く、毎年費用がかからないという事です。ラビ妻のやっている我が家の花壇は多くを宿根生の植物に切り替えており、以前までは毎年万円以上の費用がかかっていたのですが、近年では数千円で済むようになりました。

 

道路から玄関までの我が家のフラワー通路、左がミント 右がオダマキの花、今ではオダマキの花も終わりかけています。

道路から我が家の玄関までの約25メートルほどの通路には、マイズルソウ、オダマキ、ハーブ類、野のスミレ、早春にはフキノトウが出てきたり、一時期にはクサノオウやらフキノの葉が道案内になったりと楽しい雰囲気を醸し出してくれています。花が少なくともその路を歩くと心がなごんでいます。

 


アポイ岳 ジオパーク 見ごたえあり

2014-06-11 15:55:49 | 山野草

アポイ岳は楽しめる 楽な山 しかし油断は出来ぬ。

いろいろな固有種の花が咲くアポイ岳、たやすく登れて多くの高山植物が楽しめると聞いていました。カムイラピットは今までに登った事がありません。

 

手稲の「花族会議」(会員登録している)の面々は何度か登っているらしく、花の写真を沢山撮ってきている様子です。、集まるたびにアポイ岳登山の話が出てきます。私の家は手稲から少し距離があり、連絡漏れで登山の機会を逸しておりました。

 

6月7日(土)、えりも大好き花撮影隊の襟裳岬の集合時間に制約がありませんでしたので、カムイラピットはこの日思い切ってアポイ岳に登る事にしました。話では気楽な登山と聞いておりましたので、ハイキングの様な気持で登りはじめました。

なだらかな林間の登山路を登って行きます。ジオパークだけあって、看板も一合目から五合目まで説明があって学習に値する心遣いと感心させられます。11時頃からの登山で、登るのに3・4時間、下山には1時間30分ほどと説明を受けて、十分時間もあるし楽しめると周りを見ながら(楽しみながら)進みます。

 

一合目から二合目、この間も結構な距離に思われました。でもなだらかな路だからと気楽です。降りて来る人を見ますと皆がストックを持っています。これくらいの登山でストックなどを持ってと思っていたのですが・・・、

山小屋のある5合目から上は石の坂道の急な登りとなっています。やれやれ、これがストックを必要としていたのだと分ったのでした。5合目過ぎてから花が見え出しました。監察員の方に7合目ですれ違い、お聞きしますと「今年は高温で、乾燥がひどいためでしょうかね、花の数がさっぱりなのです。」と言います。花の写真を撮りに来たのに残念な話です。「あそこが、馬の背で頂上ではありません。向こうの高い山がアポイ岳の頂上です。」「せっかくですから頂上まで登られた方がよいですよ」とアドバイスを受けました。

 

 

まだまだ距離がありそうです。810m程の山だから、足に自信のあるカムイラビットでしたからゆうゆう更に上に登り始めます。

いろいろ花を探し楽しみながら、花を撮影していきます。

八合目を過ぎてからあとは急な上り坂です。ここからは頂上は手に取る様です。上から下りてきた旅行業者企画のグループとすれ違いました、この時、急に私の足は大腿筋が張って、おかしい状態になってしまいました。「大丈夫ですか」と声をかけてもくれましたが、すぐには痛みが取れません。手で触って見ると筋肉が張り痛みがあります。これでは先に進めないではないですか。登山の途中で登れなくなったのははじめてです。

 

齢のせいだからと片付けたくはありませんが、小時間休むと張りが無くなりました。まずは一安心、しかし下山の事も考えなくてはならず、休んだら何とかなるだあろうと、ここで昼食のおにぎりにぱくつきました。登山にはおにぎりに限ります。天気もよく周りの眺めは最高です。頂上からの眺めは更によかろうと思いながら、ここからの下山も仕方がなく少しの時間ここで楽しんだ後、やむなく下山し出しました。

 

登山道路で人の足でカンラン石が磨かれて緑濃黒の色になっていました。全山がカンラン石でできているとか。

アポイ岳はカンラン石のかたまりで出来ている山で、それでも薄い土が表面にあり、そこに木々が生えています。根が表土に沿ってのみのびられませんので、強い風が吹くとひとたまりも無く倒れてしまいます。

この時、自然保護の研究をされているご高名な北海学園大の佐藤謙先生ら三人とすれ違い、最後の下山路では御一緒させて頂きました。先生は結構植物の名前を知ってらっしゃる方で、この植物はジンヨウイチヤクソウ゛などと説明していきます。アポイ岳の植物に精通されておられるようでした。カムイラピットも同じ大学の非常勤講師を8年間していた事があり、先生と話が合って「またあいましょう」とお別れしたのでした。

アポイ岳にはクマは出ないという事でしたが、近くの山にクマが出ているので、「鈴は持っていますか」などと聞かれたり、登山道に5個ほどもの鐘がぶら下げたりしてあって、登山にクマ対策がなされていたのには感心しました。

この鐘はよく響いて鳴らすのが恥ずかしくなるらいです。下山者たちは誰一人として鐘を鳴らしませんが、カムイラピットは鳴らすのを楽しんで、鐘を見付ける度に鳴らしたのでした。

それでは、アポイ岳8合目からの風景をお見せします。

 17時30分無事下山。

 


美しさ見せます クリンソウ 「えりも」はクリンソウの宝庫

2014-06-09 10:57:25 | 山野草

感動の出来事 「えりもはクリンソウの宝庫」

クリンソウのすきっと立った姿、花の色は鮮やかでそれは綺麗です。沢歩きをしていると、偶然に何10本かのクリンソウに出会う事がありますが、大群落に出合う事はないことです。

数年前から津別町(オホーツク管内)のクリンソウ群落はグラビアなどに紹介され、多くの人に知られるようになりました。3週間前だかのフジフォートギャラリーで北海道の風景写真家の個展で津別町のクリンソウの写真を取り上げておりました。

  

クリンソウの群生地は津別の他にある分けがないと思っていたカムイラビットですが、今回、堀田清襟裳岬写真撮影ツアーに御一緒させて頂いて、えりもの渡辺さんの案内を受けクリンソウ群落地に案内頂き、その群落の素晴らしさに驚き(感動し)ました。今回の最大の収穫でした。

「半信半疑でクリンソウがある程度咲いているところがある」と思っていたのは大間違いで、群生地に近づくと路脇にも咲いていて、歓声をあげながら現地に着いて見ると「ワアー」と絶句するほどのクリンソウの群落の素晴らしさです。

この素晴らしさを必ず見たいという人も出ますが、6月8日(日)が満開でしたので、あと一週間もすると写真ほどの美しさは無くなるとお聞きしました。最高の日に案内戴き、心に残る撮影旅行となりました。何枚カメラのシャッターを切ったことやら・・・・。

その群生の様子を写真にて紹介しますが、実際は写真に見るより広い範囲にクリンソウが咲き競っていたのです。見事なまでの「クリンソウの群落」です。年によっては咲く場所が動くらしく、自然の動きがあるとの事でした。

まずは、写真にてご覧下さい。すごい数のサクラソウでしょう。

帰って写真見をみながら、こう撮れば良かったかな、こう場所を選んだほうが良かったかな、写真に切り取る時の工夫はこうすべきだったかななどと復習している自分があるのです。

※7日8日と襟裳岬に写真撮影旅行に行っていましたので、2日間ブログを休見ました。えりもは寒かったとみえて、エゾエンゴサク・マイズルソウなどが今盛りと咲いており、他の花も一斉に咲き始めておりました。

   


早春の恵み コゴミ 目覚めは早ければ良い物でもない

2014-05-01 11:57:47 | 山野草

早春の恵み コゴミをいただく

今年は例年より早めに山菜の宝庫(ここはコゴミとヨモギのみ)に27日(日)出向いて見ました。昨年見付けたカムイラビットのとって置きのコゴミの生育地です。札幌の郊外(ここは札幌市内ですが)にあって、「これほどの数のコゴミの群落地があるなんて」と思うほどです。

いつもは三川方面(夕張方面)の格安に販売されている花の苗の仕入れに出向いた帰り道、防風林地に入り込み、コゴミを採って来たのでしたが、近年はその苦労はなくなりました。苗の仕入れの帰り道の防風林地ではコゴミばかりだけでなく、ミツバ、セリ、シャク、ボウナ(ヨブスマソウ)などが採れたのですが、札幌郊外ではコゴミのみになります。

何事も早ければ良いというものではない

今回は、山菜の季節にはまだ早いと見えて、何個かのコゴミを見付けましたが、何事も早ければ良いというものでないことが良く分かりました。こんもり芽を出していたものを手に取って見ますと、大半が霜(寒さのために)におかされてべとついているのです。早く芽をだして葉を広げようとしたのが仇になったのです。

 

写真をよく見ていただくと分かりますが、見た目には実に立派なコゴミの芽の盛り上がりですが、外回りは寒さにあたり、霜にあたり食べられません。写真でもその様子がお分りになるでしょう。

コゴミは癖もなく、多くの人が山菜として知っていて近所の人も「食べません」と断られる事はありません。フキノトウは食べないとか、ワラビは食べないという人が居るのですがね。

コゴミの一番おいしい食べ方は酢味噌和えということでしょうか。カムイラビットの好きな山菜の一つです。また、小型のコゴミに衣を付けテンプラ揚げにすると癖もなく、高級な料理となり重宝出来ます、これもおいしいのです。


春をいただく 蕗の薹

2014-04-02 10:51:28 | 山野草

春最初の山菜 フキノトウ

春一番の山菜は「蕗の薹」です。「フキノトウ」と書いた方が一般的で春らしく感じるかも知れませんね。 2ヶ月前の2月初めにカムイラビットが良く行くスーパーではパック詰めで「フキノトウ」が売られているのにはおどろきました。同じ棚に並んでいたのは「キトピロ(アイヌネギ)」「タラの芽」でしたが、この3つとも同じ値段で売られており、フキノトウも貴重品取り扱いしてもらっているのでした。この季節の山菜は春も早くと云う事で、高い値が付けられておりました。

  

4月の初旬になりますと野でも「フキノトウ」がもう採れますので、スーパーには姿が見られなくなりますす。店で売られているフキノトウは値段が高いものだから売れずに黒く色が付いていたりしておりました。フキノトウが店に並ぶと春の季節がやって来たと情報が得られます。

4月1日転勤時期、道路脇の雪の消えた所には黄色のこんもりしたぼんぼりの花フキノトウがところどころに見られる様になります。身近にあって春一番に顔を出すのがフキノトウです。

春一番先に咲く花、これだけでも春を戴くにぴったりの植物ですが、そのフキノトウを料理して食べるのはこれが本当の春を戴くなのです。我が家では道路すぐわきのフキノトウは採りません。「排ガスを吸ったりして汚い」と思うからです。

 

そして4月1日とうとうフキノトウを見付けて採取してきました。まずはフキノトウのテンプラ揚げを作ります。余裕の時間があれば「フキ味噌(フキノトウの味噌)」を作ります。少し苦味のある所が、春一番を戴いている感じとなります。世の中にはカムイラビット以上の人がいて、Kさんなどは「沢山のフキ味噌をこの季節作り置きする」とのことでした。春の季節だけでなく、長い事フキノトウの味を楽しむようなのです。フキノトウのこの苦味が冬に貯まった体の毒素を取り除くのに良いと聞きます。

 

 

「もうフキノトウが出ているよ」とMさんにお電話で話したところ、「私は味噌汁にも入れても食べます」とのこと、それも風味があって面白いと思ったのでした。Mさんはもうフキノトウを見付けたでしょうか。


ヤマゴボウ(洋種山牛蒡)と ヒヨドリ

2013-09-16 10:14:31 | 山野草

  
  庭の一角にその存在感を示しながら、秋を楽しませてくれます。  

 
タイヤのプランターに昨年に続き実を付けたヤマゴボウ

「ヤマゴボウ」(ガーデニング用)が、何時から我が家の庭の住人になったのか思い出せないでいます。ヤマゴボウが今年も庭に大きく育っています。種からも育ちますが、宿根草でもあります。正式名は「ヨウシュヤマゴボウ」と言い、北アメリカが原産の帰化植物です。日本では明治時代初期以降各地に広がりました。

我が家のヤマゴボウは大きく立派に育ちヤマブドウ状の黒い実をたわわに実らせます。「実は食べられるのか?」分かりませんでしたが、ヒヨドリが来て飛びながら、また枝につかまりながら器用に実を食べて行きますので、「この実は食べても害ではないな」と思っておりました。配達員もこの実を食べたそうに話すものですから、「食べてみては」と勧めたこともありました。味はまずいらしくすぐ吐き出していましたが、ヒヨドリが食べるのだから害はなさそうだと確信しておりました。カムイラピットも、ラビ妻も試食してみましたが、どうも食べられそうではありませんでした。
一昨年に、ヒヨドリが連日やってきて実の大半がなくなりました。昨年は味にこりたのか実を食べに来ませんでした。
今年は、早々からヒヨドリがやってきて「ピヨーツ・ピヨーッ」と「餌を見付けたぞ!」と連れを呼んでいました。せっかくきれいに実を付けたのだから、「この野郎ーっ」(ちょつと下品な言い方になりましたね)と言いたい所です。ベランダに植えられたヤマゴボウですのでレースカーテン越しにその動きがつかめます。写真でも撮れたらとカメラを用意して外に出て見ますと、枝に上手につかまって捕食中なのです。今年は三度ほどヤマゴボウの実を食べているヒヨドリの姿を見ました。すぐに私の気配を感じ飛び去りますので、写真には記録できないでいます。

じつはヤマゴボウは毒性で、昨年は食べ荒らされなかったのは一昨年ヒヨドリが食べてこりた事によるものと考えられます。そして今年は一昨年の事はわすれてしまい、良い物を見付けたぞと食べてしまったという事になるらしいのです。

毒性は、根>葉>果実の順。鳥は果実を摂取しても種子を破砕しないかぎり影響は少ないと云いますが、雛は死亡の増加や行動失調などになるといいます。

  
 茎は赤く、無毛。 茎の赤さと黒い実が美しい。お花の飾りにも重宝出来る。

「食用のヤマゴボウとは違う」
味噌漬けなどに加工して売られている「山菜の山ごぼう」とはまったく違います。食べられる「ヤマゴボウ」はアザミの一種モリアザミ、または野菜のゴボウの根で、ここまで説明してきたヤマゴボウはキク科であり、類縁関係は遠いのです。

雨霧の滝 美深町

2013-07-18 19:49:16 | 山野草
チョウザメの町、トロッコの町、美深町
それに、びふか温泉にキャンプ場

皆さんは、「美深(びふか)町」を知っておられるでしょうか。カムイラピットは道東や道央に長く住んでいましたので、美深町の名は知りませんでした。知るきっかけがあれば頭の中にインプットされるのですが・・・。
この町を知るきっかけとなったのは、ラビ妻の友達の古布を使用したファッションショウがあると云うので、もう8年も前になるでしょうか美深町に出向いて見たのでした。
車でじんたか4時間以上もかけて美深(名寄市、士別市の北に町はある)にたどり着き、1泊どまりの旅行をしたのでした。
そして、先日14・15日(7月)に北海道医療大学の薬学講座の一環として、名寄の薬草園見学と薬草研究で知られる柴田先生の薬草に関する講演を聞き、次の日は「雨霧(うぎり)の滝」(美深街)一帯の高山植物の散策をすべく、遠路はるばる美深に出向いたのでした。
これで私は2度美深町に行った事になります。一言にしてまとめれば、この旅は実のある楽しいものでした。
「雨霧の滝」の上手にも小さな滝もあって、この川の脇沿いの路には珍しい木の花、草花が私たちを待っておりました。皆が気に行って植物の名をあげるものには、ツマトリソウ、ゴゼンタチバナなどでした。

ご飯泥棒

2013-05-16 10:07:46 | 山野草
松山千春の育った町で知られる「足寄町」に、カムイラピットは勤めの関係で2年間住み、町の方とも親しくなり楽しい生活を送らせていただきました。有難う御座いました。

春早くAさんのお誘いを受けて、足寄の山手の方(陸別寄り)の沢に入りました。目的はヤチブキの採取です。回りにはまだ雪があって、沢沿いに新芽を出し蕾を付けた何本かのヤチブキを取るだけでした。収穫の少ない残念なヤチブキ取りの朝になりました。
ところがAさんは「まだ時季が早かったので芽がでないのだね」と話しながら、次の場所に案内して下さいました。
行く先はある農家です。「このあたりはいつも回っている農家の家なので」といいます。Aさんは獣医さんでこのあたりの農家の人とも親しかったのです。
朝早くからヤチブキ取りに入っていたので丁度お腹もへっていました。
農家の家に入るなり「ヤチブキを取って来ているかね、ご飯とヤチブキのオヒタシを出してくれ」といい、出てきたご飯に冷蔵庫から出されて来たヤチブキのオヒタシを添えてパクパク食べ出しました。
私も同じくご相伴にあずかりました。カムイラビットにしてみれば初めての家に上がりご飯を頂くのですから「これはうまい」と思いながらも一膳飯で遠慮しながら頂きました。
Aさんと言えばパクパク食べて三膳は食べたでしょうかね。
このこと以来我が家では「ヤチブキのオヒタシとご飯(鰹節をかけて醤油を添え)」は病みつきとなりました。
それは美味しいので、ご飯がみるみる減るので「ヤチブキは春のご飯泥棒」なのです。
春の恵みヤチブキは多くの人に教えたく有りませんが、我が家では自然を愛護しながら少しづつ頂いています。

春を戴く コゴミにヤチブキ

2013-05-15 19:11:25 | 山野草
冬眠から目覚めた熊がミズバショウを掘りおこして食べると言います。
この事を知る物書きの人が、「ミズバショウは山菜の一つとして食べられる」と書いた本を見たことがあります。
熊が何故ミズバショウを食べるかと言うと、冬眠中に身体に貯まった毒素を取り除くために捕食するのです。熊は食べれても人間には有毒なのです。
私は熊ではないのですが春山菜を食べると元気になるような気になります。
カムイラピットはアイヌネギのこの近郊にある所(生えている所)を知りません。今年も知人が山で採取し届けてくれました。嬉しい限りです。貴重品なので早速「醤油漬け」にし戴きました。長いこと楽しめます。
次に春山菜はフキノトウ(フキ味噌)で、さらに「コゴミ」です。山歩きしない人はゼンマイもコゴミも区別できないでいます。北海道では特に「コゴミ」を食します。茹でて酢味噌和えで食べるのが最高です。またテンプラ揚げにしても美味しくいただけます。コゴミは好き嫌いがないので、近所にもおすそ分けします。「わあーうれしい」と喜ばれます。今年は沢山食す事が出来ています。もうそろそろコゴミの季節は終わりとなります。
灰汁のきついのは「ヤチブキ」です。正式名はエゾノリュウキンカです。この季節は野菜も高いので、春の沢は我が家の野菜畑のような役目をしてくれています。周りにはまだオオバナノエンレイソウの花も見られず、カタクリの花もエゾエンゴサクの花も見られぬ季節でした。
今年は春が遅いのでいつ出向くか時季を図っておりましたが、まだ早いかも知れないと思いながらも4月13日(月)に出かけてみました。食べる分の収穫があり、札幌駅近くに住む息子夫婦の所にも届けました。
茹でておひたしにし、水にさらして鰹節をかけてご飯のおかずにすると最高です。ヤチブキを食べると「ことしも春がきたな」とつくづく思うのです。

野は春の兆し 蕗の薹

2013-04-29 22:47:24 | 山野草
春の野に良く出掛けるカムイラピットは、この春いち早く「蕗の薹」(フキノトウ)を見付け、「蕗の薹味噌」を作り、早速春の野の恵みを頂きました。温かいご飯に添えると美味しいのです。ついでに「蕗の薹のテンプラ揚げ」も作り頂きました。「蕗の薹味噌」は苦味が懐かしく、春が来たという感じですが、揚げ物にすると、すっかり苦味が取れてテンプラ揚げに最高です。
この季節になるとスーパーなどで店に並んでいて、野に行けばただで採れるのにと思うのほどです。札幌も都会化したのか「フキノトウ」も店に並ぶのです。
野に出たついでに、近所の方にもおすそ分けしてあげようと、声をかけるのですが、意外に「私の所ではフキノトウは要りません」と返事が返ってきて、声をかけた方がきまづい思いになったりします。食べない家では料理の仕方が分からないのでしようね。
例年出かける上富良野町(上川管内)の「吹上温泉」にて、泊まり客がフキノトウのテンプラ上げを揚げており、話しかけると少しでも頂けるのてはないかと思ってましたら、「どうぞどうぞ」とおすそ分けを頂いたことがあます。「自炊で泊まる吹上温泉の施設は最高だな」なんて思っています。吹上温泉は高度もあって春は遅いので、これからフキノトウの山菜の恵みを得るのに良い季節を迎えます。