雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

寒すずめ 木からぽとり 死して落る

2014-12-12 22:44:25 | 

スズメの撮影も難しい

近くの家でスズメが群がって、チュンチュン鳴いている庭があります。群がるスズメも絵(写真)になるだろうと、カメラを向けると、どうして気づくのか鳴き声は止み、サアーツと飛び散ってしまいます。「やれやれ感づかれたわい」と木がねけます。

スズメぐらいは簡単に撮影できるだろうと気軽に考えていたのですが、なかなか難しく、間違いしていたことに気が付きます。

3日前にけっこうな雪が降りました。今年もナナカマドの雪綿帽子をかぶった写真を撮ろうと出向いたのですが、その途中にスズメの集まる家の庭があるのです。

丁度、雪除けに外に出ていたスズメの集まる家の主人がおられて、こちらから声をかけました。「スズメは今年も沢山来ていますか」「いつもより多くありません」と会話している中で、その主人は聞きなれない話しをするのです。

寒すずめ木から落ち  死の世界へ 

「寒い日は木からスズメがぽとぽと落ちるのですよ」といいます。「何の話しをしているのだろう」とあっけに取られて、耳を傾けました。「寒くてスズメが枝から落ちる」凍え死んでしまうと云うのです。その場面には何度も出会っていますが、「前に三羽のスズメが凍えて落ち、家で介抱したのですが、一匹しか助からなかった」というのです。

驚きましたね、寒さで木から落ちてスズメが死ぬなんて想像もできませんでした。自然ってきびしいものなのです。