かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

DVDのこだわり

2017年01月18日 20時49分44秒 | みゆみゆとの生活
今日は水曜日。
ビデオ屋さんまでお散歩の日。

年明けから、テンションは高止まりのもよう。
ビデオ屋さんに着くまでずっと、
「バグズライフ かりるよ」をリピートさせられ続けました。
しつこさ、普段の3倍。

ビデオ屋さんに着くと、まっしぐらにキッズビデオの棚へ。
ああ、そして。
バグズライフは貸し出し中でした。
残念!!

借りたかったDVDがない、ということはよくあること。
でも今日は、思いが強かったらしくちょっと不穏な感じに。

近くにあった「ぞうのババール」を手に取ったあと、
ダッシュして他の棚の「トーマス」を取りに行き、
「待って。ひとつだけだよ。」と止める私をきれいにかわしたそうちゃん。
私が振り返った時にはもう、レジに二つとも持って行っていました。

早い。
風のようだ。
ルールさえ理解できればラグビーのスター選手になれたことだろう。

あまりにもそうちゃんが必死な顔をしていたので、ここで一つ取り上げるとパニックになると判断し、二つとも借りました。
仕方あるまい。

そのかわり、帰りに行きたがっていたスーパーは行かないよ、と約束させました。

そんな色々のせいか、そもそも疲れていたのかはわかりませんが、帰り道はこだわり炸裂。
いちいち立ち止まっては、DVDケースを開け、ディスクの向きを直したがる。
少しでもズレていると気になるらしい。
でもさ、歩いてればズレていくんだよ。
そういうもんなんだよ。

DVDを外で触ると、落としたり汚したりするのが困るので、やってほしくないんだけど。
本人もやめたくてもやめられないみたい。
苦しいね。

私がケースを預かり、時間稼ぎ。
時々は私が開けて向きを直してあげる、というやり方で、なんとか乗り切りました。

スーパーに行く角で、パッと手を振り払って走られかけた。
でも、そうは問屋が卸さないのだ。
かーちゃんにはお見通しなのよ。
ギュッと体ごとつかんで方向転換させ、しばらく抱えて歩き、「スーパーはまた今度ね」とあきらめさせました。
よっしゃ、成功。

無事に、帰ってこられた。
よかった。

今日のかーちゃんは、午前中は音楽で、午後はおしゃべりで、ストレス発散したから。
精神的にゆとりがあったのさっ。

明日とあさっては朝9時から午後4時半までお仕事だ。
頑張らなきゃねー。