かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

娘の携帯を取り上げたら

2017年01月17日 23時00分03秒 | みゆみゆとの生活
みゆみゆが携帯を使う時のルール(時間とか)が守れていないことに、みゆちちが怒って。
売り言葉に買い言葉、の応酬もあり。
結局、しばらく父さんが預かる、という結論に。

みゆみゆは「大事な連絡が友達からあるといけないから、携帯使えないことを知り合いに連絡したい。」と言って、なかなかに事務的な文章を一斉送信していました。
私もそのメールをもらったので、本人に許可をもらって転載します。

 「唐突な事で大変申し訳ございませんが、これより一週間またはそれ以上の期間、携帯を父さんに預ける事となりました。
 父娘喧嘩という大変個人的な理由により皆様にご迷惑をおかけ致します事を、深くお詫び申し上げます。
急用の際は、自宅にお電話下さい。
重ね重ね、大変申し訳ありません。
皆様のご協力を、宜しくお願いします。」

固い…。
急に店舗閉める会社みたいだ。

父は、「携帯使用ルールをもう一度決め直し、文章にした上で同意させたい」と思っている。つまり契約。
娘は、「私が『携帯依存症』ではないことを示す。だから、自分から返してとは言わない。もし返ってきたら、今までどおり自由に使いたい。」と思っている。

さあ、このズレが今後どうなっていきますことやら…。
面白いような、怖いような。

合唱のおべんきょう

2017年01月17日 09時34分00秒 | みゆみゆとの生活
仕事を常勤からパートに変えて、そろそろ3年。
誘われるままに、思いつくままに、スケジュールの空いているままに行動していたら、
あれれれ、自分のキャパを越えている。
両手いっぱい、からあふれ出て、足つかってもズブズブしてる・・・
という状態ですが、「ま、なんとかなるだろう」と深く考えない性格が災いして、今年も爆走していく予定です。

そんな中のひとつ、10月に立ち上げた合唱団がある。
次回の練習で、3回目になります。
今度は会場が広く、私の地区からも近いので、これを機に参加者をグッと増やしたいな~と目論み中。
ウシシシ。(正月疲れでちょっとおかしくなっている。)

な~んて言って、合唱指揮&運営をしようとしている私自身が合唱団初体験だものだから。
もしもし、大丈夫かーーー?と自分でも言いたくなってしまうのですが。

そこで、「合唱指揮」、べんきょうし始めています。

漢字で「勉強」ってほど堅苦しくしてないからひらがなで書いてみたけど、
「べんきょう」って、関西では「まける(値引きする)」の意味だな。
使用事例:「おっさん、もうちょいべんきょうできひんの?」
     「しゃーないなー。これでどや。これ以上はまからんで。」

・・・余談でした。


他のところはどんな練習をしているのかな~と話していたら、
知人が「ウチの練習はすごく楽しいですよ。見に来ますか?」と誘ってくれました。
そこで、名古屋市熱田区の「フラワー」さんに、さっそく昨日お邪魔しました。

20名くらいの主婦の皆さんが、2部合唱の練習をされていました。
笑い声が絶えず、ともかく先生のお話が面白い^^
大きな口を開けて笑う。
先生も、団員も。
これが、いい声の秘密だな、と思った。

「発声練習ってどうやるのかな?」「みんなの声をまとめるコツは?」など、いろんな疑問を持って行ったのですが。
私も参加して一緒に歌ってみて、
やっぱり音楽は技術よりも心だな、と。
それを全身で感じて帰ってきました。
あたり前の話、なんですけどね。

合唱に見学に行って、一緒に「さびしいカシの木」を歌わせてもらい、
不覚にも涙が出てしまいました。
大好きな、やなせたかしさん作詞の曲です。

丘の上に立つ一本の木のように。
私は一人でもすっくと立っていられるだろうか。
孤独と向き合い、大地に根を張り、私の速度で歳を重ねていけるだろうか。

そんなことまで考えてしまって、涙腺が緩んでしまう私は、
やっぱりちょっと、弱っているのかもしれません。
でもそれだけじゃなくて、心を熱くしグッと開いてくれる力が、歌にはあるんだと思う。
フルート吹いて、自分で感動して泣くことは、まずないものね。

合唱団フラワーの方々はとても優しくて、帰りにはランチで盛り上がり、初めてなのにとても居心地がよかったので、
「また来ます」と何度も約束してしまった。
で、帰りの電車では、「来月も来て、そのまま入団しちゃお。」と思った。

うん。
これが私が爆走する事態に陥っている要因だな。
スケジュール帳とにらめっこして、「行けるなー。」とつぶやいたのだけど、
やっぱり、やめといた方がいい?
手を広げすぎ?
ああ、迷う。