かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

合唱団の本番

2019年10月05日 21時57分39秒 | みゆみゆとの生活
「みんなの学校」上映会&講演会が稲沢の名古屋文理大学文化フォーラムで開かれました。
今回は友人の主催です。
久しぶりの木村泰子先生は、相変わらずの笑顔で。
声を聞くだけで、お顔を見るだけで、なんだか心があったかくなる。

講演会のオープニングに、我らがインクルーシブ合唱団が歌いました。
「さんぽ」と「手のひらを太陽に」。
ピアニカ、フルート、ユーフォニウム、スネアドラム、ギターが伴奏してくれて、リハも撤収もミラクルに早い!
スペシャリストいっぱい。
けど、自由なんだ。
歌わない人も舞台にいていい。(心で歌ってくれてる。)
なんて素敵な私たちの合唱団。
「手のひら」は、なんと木村先生も一緒に歌ってくれました。
盛り上がったよ。会場から自然に手拍子が出ました。

3年前の講演会の帰り、「みんなの合唱団を作ろうと思います!」と木村先生に言った日のことを思い出す。
3年経って一緒に歌えるなんて、感無量すぎる。
「ほんまにやってるー。すごいなー。頑張ってるねー。」って繰り返し言ってくれた先生。
おとなになっても、褒められると嬉しい。

今日の講演で、「子ども達から学ばせてもらう」という言葉が何度も出ました。
今、それを実感している。
そして、「安心できる居場所」の大切さも。

「どんな子でも一緒に育ちあえる学校」からは逆行するような現実ばかりを目にする日々だからこそ、先生の講演が胸に響きました。

「学校は子どもが幸せになるための場所」

シンプルなその言葉を忘れない。
あきらめない。
もう一度原点に戻ったような1日でした。