かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

蜜蜂と遠雷

2019年10月22日 21時25分15秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんがデイに行っている間に。
映画「蜜蜂と遠雷」を観てきた。
感動した。
音楽ってすごい力を持ってるんだって、思った。
回想場面ではみゆみゆの小さい頃を思い出して。泣けた。

原作を読んだのは一年以上前だったか。
その時はどうもページが進まなくて、退屈な小説だと決めつけてしまっていた。
どうしても私の中で漫画「ピアノの森」と比べてしまい、「蜜蜂」には邪悪な存在が一切出てこないことを物足りなく感じた。

けど、映画は本当に素晴らしかった。
あの小説はこういうことが言いたかったのか、と。
自分の読み込みの浅さを反省。

プロコフィエフのピアノコンチェルトは手に汗握る迫力とうねりで。
壮大な音楽の世界に、多彩な色と生命のパワーを感じたよ。
あふれてくる感情に涙腺をこじ開けられるようにして泣いたら、
「私たちはこの世界を見るために、聞くために、生まれてきたのよ」という樹木希林さんの声が聞こえた気がした。
それは違う映画のセリフなんだけどね。(映画「あん」より)

もっぺん小説読んでみようかな。
ああ、それにしても、映画は映画館で観るのがよいな。
今観たい作品、いっぱいあるんだー。

  

さて、そうちゃんの薬のことですが。
やっぱりリスパだな、という結論。
今んとこ。

先週精神科で出されたウインタミンは全く効かず。
自分なりに調べた結果、それを増量するよりはリスパダールを再開した方がいいのでは?と。
昨日、今日とリスパダール1ミリを飲ませてみたら、
あらびっくり。
お風呂であくびが出始め、9時半就寝。二日間とも。

遅発性ジスキネシア(舌と口周辺の不随意運動)もここ1ヶ月は出てないので、リスパ再開したことでまた現れたら別の薬を再検討しようかと思う。
あさって大学病院の受診なので、この方針で相談してくる。

しかし、寝てくれるというのはありがたいな。
穏やかな夜だ。