私が公務員として行政に勤めていた頃、三面等価の原則といって、こんな説明を上司から受けたことを思い出します。
「職務とは義務と権限と責任が等価にならなくてはうまく動かないものだよ。」あたり前と言えば当たり前ですが、当時20歳の私にとっては新鮮な言葉でした。そうです。三つの辺の長さが等価すなわち正三角形の形になることです。なるほどな、いい考えだなと思い、その後、その言葉はずっと心に残っていました。仕事とは上の立場にいけばいくほど、正三角形を保ちながらその面積が大きくなっていくことだなと考えていました。
現実をよく見ると、義務と責任ばかり、押しつけられ権限のない仕事が結構多いようです。その場合は、やがて、やる気をなくし組織として機能しなくなります。上司がすべて権限を持ち、従業員のやる気をそいでしまってます。また、権限のみ大きく義務と責任を果たさない上司のいる職場もいずれは従業員から見放されてしまいます。組織はリーダーをトップとしてみんなのものです。そういう意識が大切です。みんなで協力していい組織にしていきたいものだと思います。
組織論として欠くことのできないキーワードです。下の図は面積が少し小さいですが、職務は上の地位につくほどこの三角形は大きくなっていきます。このように職務と地位が比例して大きくなっていけば組織は健全だといえます。。
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下の図ではやる気をなくします。