想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

いつも通りの朝食から想う

2015年12月10日 | エッセイ

 いつも通りの朝食ですが、菜園で採れた物を使って女房が調理して暮れるので大変ありがたいです。

 ホウレンソウ、ブロッコリー、みそ汁の中のミズナが自給自足です。納豆、鮭、ライス、トマト、味噌等はストアからの買い物です。野菜だとどうしても、タンパク質は無理ですね。

 これを、貿易に例えてみました。国産が前者で輸入が後者になります。

 以前、世界を100人に例えてお話をした人がありました。非常にわかりやすかったことを思い出します。複雑な物も、シンプルにして考えるとよく分かります。小学校で昔習った百分率を使ってプレゼンした訳です。

 学校の勉強は役に立たないといいますが、この辺で応用が効いています。これも、勉強が悪かったのでなく、どう応用するかという能力が不足していたと考えるのがいいようです。

 たとえてお話をすると、誰にでもよく分かります。それは、相手を中心にプレゼンが出来るからです。この引き出しをいくつ作れるかが、その人のプレゼン能力となるのでしょう。

 お話をする時は、いつも、誰に語りかけているか、相手には伝わっているのだろうかに、心を注ぎます。私は、いつも、道案内が出来るかどうかを例にだします。道案内のできるひとはコミュニケーション能力の高い人だと思っています。

 それは、自分が分かることでなく、相手が分からないと行動に結びついていかないのです。そして、その結果はすぐに行動に表れます。

 今の教育はどうも自分を表現することにはたけていても、相手意識でプレゼンするという面がおろそかになっているように思います。

  東京オリンピックを前におもてなしという言葉が飛び交いました。このおもてなしも、相手の立場を尊重すると言うところが根本にあるのだろうと思います。

 このおもてなし文化こそ、日本の原点だと思います。このことが忘れられてない限り、日本人は世界から尊敬されるでしょう。

 そういう、日本で生活できることは幸せなことだと、つくづく思います。国際化の時代だと言われて久しいわけですが、この辺の日本の良さはいつまでも持ち続けたいと思います。

 国際化とは外国に合わせることでなく、日本人のアイデンティティを広く理解してもらうことだと思います。お互いの良さを尊重して他国とおつきあいすることですね。

 昔から、水は方円の器に従うといいます。私はその言葉が好きでよく使います。器に応じて自分を変えることができる、しなやかな精神が身に付けば最高です。そうすれば、社会生活もきっとうまくゆきます。この辺は長い経験が必要なことだと思います。

 私は昔、楽器会社に勤めたことがありました。ピアノは、エイジングといって、ピアノの土台に使う響盤の木材を長い間自然にさらします。そうしないと、ひずみがでてしましまいます。こうして、あのいい音色が出るのです。人生もこのエイジングにさらされないとなかなかいい音はでないんでしょう。私なども思いだけが先行してしまいますが、普段の努力が大切なんでしょう。うつろう時は永遠に流れ続きます。千里の道も一歩一歩進んでいきたいものです。

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