想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

里山 (詩)

2015年12月14日 | 

震災5年12月14日

あれから足掛けもう5年もたったのか
忘れられるのは早い。

その日から震災という年号にでもしたらよかったのにと思う。
それだけ、大きなできごとだった。

戦争を知らない私たちに取って、一番大きな出来事であった。
その後の社会にとても大きな影響を与えた出来事であったはずである。
風化しないようにしなければ…。
小泉元総理の価値観も大きく変えた出来事。
それが、東日本大地震であった。

 

プロローグ

タイムマシーンに乗って
戦後の時代に
招待しよう

はるか、半世紀以上の昔
敗戦から
まだ数年の頃

あの時代はよかった
物はなかったが
自然はいっぱいあった

街灯はなかったが
星もきれいだった

闇夜に
真上を見上げれば
天の川がとうとうと流れ

星が空から
落ちてくるようだった

北には
北斗七星が
さんぜんと輝いていた

オリオン星座を
知ったのは
それから 数年の先

屋根に上り
星をじっと
眺めていると

勝手に星が
動き回ることも知った

あの頃自然は
最大の教師だった

われ以外
みな師であった



詩 里山1

 

 詩 里山2

なんという響きのいい言葉でしょう
里山
過去のよき想い出が
ふわっと
湧き上がってくる

昔はよかったな
しみじみ想う

過去は取り戻せないけれど
僕の脳裏には
しっかりと刻まれている

一瞬にして
時を超え
目の前に現れる

過去の幻影
否 過去の現実化

半世紀以上の過去が
今 この脳裏によみがえる

あんな頃に戻ってみたいな

ヤギのお乳も飲んだな

ザリガニもいっぱい
釣ったな
食べたな

殺生もやり
小魚も捕まえ

タニシも田んぼで
捕ったな
 
タニシをつぶし
それをえさにし
どじょうも捕ったな

オオバコや
ハコベも
あぜ道で取ったな

持ち帰り
いっぱいの
雑草をあげると

うさちゃんも
一生懸命
食べていたよ

フトイの穂
かえるも釣ったな

セセリチョウを
草で縛って
揺らして
塩辛トンボも
釣ったな

マキの木の
根元をめぐり
地蜘蛛捕りも
よくやったな

幼き頃
自然と共に
育った感じ

そうそう
原爆マグロの
話もあったな

まだまだ色々

あったんだな

今の子供には
分からない

団塊世代の詩

今だから言える悪徳訪販業者の闇の実態

 

 

コメント
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