震災7年1月13日
先日の満月はとても大きくてびっくりしました。自然の造形はすばらしです。また、次の日の朝に見た満月も同じように大きかったです。このように、夕方見た満月が次の日の朝に見られることを初めて知りました。昔から、早起きは三文の得という言葉がありましたが、まさにその通りです。
普通満月というと、中秋の名月を言う場合が大きいのですが、なかなかどうして、1月の満月も大きくて感銘を受けました。それというのも、年を取ったと言うことですかね。そればかりではないと思いますが…。
冬の月はとかく寂しい感じがしないわけもないですが、太陽と違い、それはそれで、また、見る人を魅了する不思議な力もあります。月天心 貧しき町を 通りけり (蕪村)は私の好きな句です。冬の月を天空に見ていますといつもこの句が浮かんで参ります。冬の季節にぴったりで情緒のある感じです。
ところで、太陽暦の歴史がいつはじまったのか、定かでありませんが、エジプトやマヤでは昔から太陽を基準にした暦だったようです。日本では明治5年からこの太陽暦が始まり新暦と言われるようになったようです。それまでは、旧暦で太陽太陰暦ということだったようです。旧暦だと月が地球を回るのを1日としているので、自然と月への関心が高まっていったようです。但し、これだと1年が新月から新月で、平均して29.5日間ですので、一年間が354日になっています。ですので、太陽暦の1年より約11日短いため、だんだんと季節とずれていってしまいます。そして、ひと月分のずれがが生じたときに、「閏月(うるうづき)」を設けてずれを調整していたそうです。
それにしても、50年に一度ぐらいは旧暦に直して生活して見ると昔の風習がよく分かると思います。歴史の勉強を身を以て体験することになりおもしろいですね。