想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

里山(詩)

2021年02月06日 | 
コロナ2年2月5日
里山   
 
何という 
優しい響き 
 
何という 
優しい音(おん)の色 
 
私の体をそっと 
通り抜けていくような 
感覚 
 
里山 
 
さ と や ま 
 
声に出して 
言ってごらん 
 
さ と や ま 
 
ほら 
聞こえるでしょう 
昔のふるさとが 
 
柿の実が 
真っ赤になっていた 
あの藁葺きの家が 
 
想い浮かぶでしょう 
 
あなたの足元を 
落ち葉が 
渦を巻いて通り過ぎていったでしょう 
落ち葉踏む 
足音が聞こえたでしょう 
 
それが 
里山 
 
真っ赤な柿が 
だんだん 
鳥に食べられ 
 
ついには 
下に落ちるでしょう 
落ちているでしょう 
 
それが 
里山 
 
ほら 
西の方を向くと 
真っ赤な 
夕焼けの中を 
がんの群れが 
飛んでいくのが 
見えるでしょう 
 
それが 
里山 
 

コメント
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