コロナ6年1月25日(ウクライナ、ロシア戦争4年)
物事を進めるとき、私は「1点突破」の考え方を大切にしています。全体を俯瞰して分析することは重要ですが、いざ行動に移すときには、焦点を1つに絞る必要があります。すべてを追おうとせず、「あれか、これか」を選び、ひたすらその選択にエネルギーを注ぎます。そうすることで初めて人は前に進むことができます。
行動というのはエネルギーです。エネルギーは止まることなく、加速度を伴って動いていきます。その加速度が新しいものを生み出し、より進化した結果をもたらします。弁証法の発想でいえば、正と反、矛盾する要素を見つつ、その中から選び、1つの方向へエネルギーを集中させる必要があります。分析だけでは前進は生まれません。動き始めるには、選択と決断、そして行動力が必要です。
物事を進めるには、まず方向を定めることが重要です。人生の選択でも同じです。俯瞰して全体を把握し、右も左も、上も下も見渡します。そして、分析の中で最も価値のある方向を見極めます。それが定まったら、あとは迷わず進むのです。1点突破で「これだ」と決めたら、その一点にエネルギーを注ぎ、加速度をつけて進みます。これが私の考える正しい進め方です。
私はこれまで、この方法を意識しながら物事に取り組んできました。分析力や俯瞰する視点は大切ですが、それだけでは止まってしまいます。動き出し、新しいものを作り上げるためには、行動が欠かせません。そして、その行動には、集中したエネルギーと加速度が必要です。
自分が進むべき方向を見極め、焦点を定め、あとは迷わず突き進む。このシンプルな考え方こそが、私にとっての指針です。