震災9年9月11日
戦後の日本の制度は敗戦を機に一気に変わってしまった。小作人の解放、財閥の解体、人権思想の憲法と…。しかし、制度は変わったが、なかなか人の心までは変わらなかった。理念や制度と現実の心はまた、違うアプローチが必要だという事だ。人の心はなかなか変わらないものだ。過去をひきづる保身的なものだ。
さて、話は変わって、変化の激しいIT時代を生き抜くには、どうしたらいいのだろう。コンピュータが出現し、インターネットの時代になり、最近はAIの時代だという。1年がとても早く過ぎ去ってしまう。
ソフトバンクの孫さんは、手段をまず、選ばず、やりたい事をすぐ始め、その後に手段を考えると言う。歩く前に考えるのではなく、まさに歩き始めてから考えるのが、変化の時代の術なのだ。そして、間違えたと思えば、瞬時にその方向を変える。その速さが大切なのだ。論理で考えたら遅くなる。直観、.ひらめきを大切にするのだ。
一瞬にして全体像を捉え実行する力、それは点から線、面へと論理的に考えるのでなく、一瞬にして面にまで入る考えだ。そういうトータルな思考こそ、この時代には大切なのだ。論理では順に考えるので遅くなる。瞬時に面をとらえる力、それこそ、目まぐるしく変わる時代の生き方なのだ。一瞬にして俯瞰する考えといってもいい。それは論理を超えて芸術でもあるのだ。論理をいくら進めても芸術にならない。芸術とは直観や感性の世界なのだ。
思想はいつも時代と共にある。歩く前に考えて行動していたら遅くなるのだ。こうすればこうなり、ああすれば、こうなるの論理の祖手にある世界なのだ。論理の速さを競うなら、PCにかなわない。その上の直観、感性の世界だ。PCはまだまだ、その世界では人間の足元にも及ばない。ましてや、倫理観などそのかけらもまだ、持ち合わせていない。そのPCの論理力を使う直感や感性に優れ、倫理観がしっかりした能力に優れた人が活躍する時代でもある。
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