今日は虹を見ることが出来た。ラッキーだった。最初は少しぼんやりして見えていたが、次第に半円形の大きな虹になり、左側が海面から右側が地平線の向こうから見え、大きな半円を描いていた。こんなに大きな虹は最近珍しいと思った。これが、オーロラだったらもっと幻想的ですごいだろうなと思った。とにかく、自然現象のすばらしさにはいつも感心する。ほんとに芸術以上のものがある。自然を眺めているといつも心が安らぐ、自然はある種母親の懐のような気もしてくる。母なる大地という言葉もあるが、母なる自然の懐の深さかなとも思う。
虹が出来ているところでは、霧が出来ているのかなとも思う。そうして、いるうち、私の頭上にも雨がぽつりぽつり降ってきた。虹の出来ている向こうでも軽い雨が降っていたのかもしれない。そこに日光が当たってきっと虹が出来ていたのだろう。
「Over the Rainbow 」という歌を思い出し、思わず口ずさんでしまった。虹の橋を渡っていけたらすてきなことだと思う。もはやメルヘンの世界だ。最近の子供はこのような虹を見たことがあるだろうか。こんなことをいつしか考えて歩いているといつの間にか、跡形もなく虹は消えてしまった。はかない命だなと思わずにはいられなかった。自然は一瞬たりとも同じではない、だから、自然なのだ。
Somewhere over the rainbow
Way up high
There's a land that I heard of
Once in a lullaby
Somewhere over the rainbow
Skies are blue
And the dreams that you dare to dream
Really do come true
Some day I'll wish upon a star
And wake up where the clouds are far behind me
Where troubles melt like lemondrops
Away above the chimney tops
That's where you'll find me
Somewhere over the rainbow
Bluebirds fly
Birds fly over the rainbow
Why then, oh why can't I?
虹の向こうのどこか空高くに
子守歌で聞いた国がある
虹の向こうの空は青く
信じた夢はすべて現実のものとなる
いつか星に願う
目覚めると僕は雲を見下ろし
すべての悩みはレモンの雫となって
屋根の上へ溶け落ちていく
僕はそこへ行くんだ
虹の向こうのどこかに
青い鳥は飛ぶ
虹を超える鳥達
僕も飛んで行くよ