monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

尾花/すすき

2009年09月05日 | 日本古典文学-和歌-秋

秋の野の尾花をわけてゆく人のわたれどぬれぬ波や立つらん(津守国冬)

まねくとて立ちもとまらぬ秋ゆゑにあはれ片寄る花すすきかな(拾遺和歌集)

ゆく人をまねくか野べの花すすきこよひもここに旅ねせよとや(金葉和歌集)

人はいさ我は春日のしのすすきした葉しげ くも思ひみだるる(伊勢集)

よそにてもありにしものを花すすきほのかに見てぞ人は恋しき(拾遺和歌集)

思ふとも誰かはしらん初尾花まだほにいでぬ下のこころを(新後拾遺和歌集)

穂に出でぬもの思ふらししのすすきまねくたもとの露しげくして(源氏物語)

コメント
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