monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

松虫

2009年09月13日 | 日本古典文学-和歌-秋

君しのぶ草にやつるるふるさとはまつ虫のねのかなしかりける(古今和歌集)

来むといひしほどもすぎにし秋の野にひとまつ虫のこゑのかなしさ(古今和歌六帖)

今来むとたれたのめけむ秋の夜をあかしかねつつまつ虫のなく(和漢朗詠集)

露しげき草のたもとをまくらにてきみまつむしのねをのみぞなく(新勅撰和歌集)

まつむしのなくともたれか来てとはむ深きよもぎのもとのすみかを(新後拾遺和歌集)

コメント
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