しらせはやこのはかくれのうもれみつしたになかれてたえぬこころを
(兼好法師集~日文研HPより)
夏草のしげみがしたのむもれ水かよふ心を知る人もなし
(拾藻鈔)
やまふかみしたゆくたにのうもれみつせくももらすもひとしれすのみ
(飛鳥井集~日文研HPより)
さみたれにゆけのかはらのうもれみつあらはれてこそなかれきにけれ
(歌枕名寄~日文研HPより)
くさふかみみえぬさはへのうもれみつありとやここにとふほたるかな
(草庵集~日文研HPより)
(たいしらす) 大江頼重
かすならて世にふる川のうもれ水行かたもなくぬるゝ袖哉
(続古今和歌集~国文学研究資料館HPより)
宝治百首歌奉りける時、山家水 前参議忠定
山ふかく世にすみかぬるむもれ水やるかたもなき我心かな
(続拾遺和歌集~国文学研究資料館HPより)