急に盛り上がってきたセカンドハウス生活andセカンドハウス探し。結局、月に一回程度しかない貴重な平日の半休は、これに熱中した。手元の付箋に、「セカンドハウス」「クラインガルテン」のほかに書いていたのは「公認心理師」「研究活動」。出勤しなくてはいけない時間の最後の10分ほどで、公認心理師についてもリサーチした。
公認心理師という国家資格が新設され、試験が始まったのが3年ほど前。あと2年ほど「移行期間」であり、暫定的に実務経験のある人が、講習を受けることで受験資格を得られる。おそらく私も、ぎりぎり「5年間の実務経験」を得られそうなのである。
そういう話は職場でこの1年ほど耳にしており、さほど深く考えることなく聞き流していた。公認心理師の資格は、まさに資格インフレ状態で、これまで大学院を出ないと受験資格がなかった(そして移行期間後は確かそうなる)のを前に、実務経験(それもそんなに厳格に「この施設での勤務でないと」というのはなく、福祉系の現場では広く認められる感じ)5年だけで受けられるというのだ。そしてちらほら、周囲でも受かっている。
あまりにもインフレで価値が下がっているように思えて真剣に考える気になれなかった。そもそも、心理学的なことは仕事で大いに必要な知識だが、どうも私にはあわない。関心が深まらない。もし仮に勉強しても、あまり残らないのではないかな、と予想された。
それが、一転して資格要件をよく確認してみる気になった。きっかけがセカンドハウス探しである。
「きっといつか、田舎で住みたい!と名古屋を飛び出す気がする。そのときに、精神福祉士・社会福祉士だけでなく、公認心理師の資格があれば、なにかと便利かもしれない」と思ったのだ。コロナ禍で、実務経験のある人が受けなくてはいけない講習会(現任者講習)が、オンラインになりそうだということも大きい。
とはいえ、バタバタで出来上がり、それゆえに実務経験がかっちりと定められていなかったり、現任者講習のスケジュールもはっきり示されていなかったり、毎年受験時期が違ったり(コロナ以前からそうみたい)、現任者講習を受託する団体も複数にわたり連携していない様相の公認心理師。客観的には将来の定着が不安であるが、まずは自分の利害を第一に検討してみることとする。今のところ、試験は9月ごろと示されている。7月ごろに講習がある?すると講習後すぐに試験?そんなスケジュールで理解できる内容なのだろうか。
PSWの勉強内容もすっかり忘れかけている自分の復習のために。いつか都会を飛び出す気がする自分のために。まずは情報収集。
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